ドラム式が防水パンに入らない時のかさ上げ手順と注意点
ドラム式洗濯機のかさ上げで失敗しやすいのは、台の高さよりも、4本の脚が防水パンの平らな底面に乗りきっているかどうかです。脚が縁や傾斜部にかかったまま載せると、脱水のたびに本体が揺れて、かさ上げ台が少しずつずれていきます。
かさ上げで解決できるのは、本体の底が防水パンの縁や排水トラップに当たって収まらない場合です。
脚と脚の間隔が防水パンの内寸より広いときは、高さを足しても入りません。
本記事では、脚の位置を測ってからかさ上げ台を置き、排水ホースを通して試運転するまでの流れを解説します。

なんでも防水したい編集部
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※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。
ドラム式洗濯機のかさ上げ前に準備するもの
手元に用意するのは、メジャー、水準器(すいじゅんき:泡の位置で水平を確かめる道具)、かさ上げ台、床を傷つけないための古いタオルや段ボールです。水準器は、本体に水平確認用の表示がある機種なら、そちらで代用できます。
ドラム式洗濯機は縦型より重く、1人で傾けたり持ち上げたりすると、本体を倒したり腰を痛めたりする危険があります。作業は必ず2人以上で行い、持ち上げられない重さなら無理をせず設置業者に依頼してください。
作業を始める前に、電源プラグを抜き、蛇口を閉めて給水ホースを外します。
濡れた手でプラグに触れないことも徹底してください。
ドラム内や排水ホースには水が残っているので、取扱説明書に記載された方法で残水を抜いてから動かします。
残水を抜かずに傾けると、床や防水パンの外に水がこぼれます。
かさ上げ台の耐荷重や対応する脚の形状は製品ごとに違うため、製品の表示に従ってください。
ドラム式洗濯機を防水パンにかさ上げする手順
1. 防水パンの内寸と脚の位置を測る
最初に、防水パンの平らな底面がどこからどこまでかを測ります。
縁の立ち上がりや傾斜部は含めず、脚を置ける範囲だけを内寸として見てください。
次に洗濯機の4本の脚の間隔を、前後と左右それぞれ脚の中心で測ります。
脚の間隔が内寸に収まっていなければ、かさ上げでは解決しないので、この時点で作業を止めて別の方法を考えます。
内寸の測り方は洗濯機が防水パンより大きいときの確認手順で解説しています。
2. かさ上げ台のタイプを決める
かさ上げ台には、置くだけのブロックタイプ、防振ゴム付きのタイプ、高さを調整できるタイプがあります。
ドラム式は脱水時の揺れが大きいので、脚の受け皿が深く、底面が滑りにくいものが向いています。
必要な高さは、本体の底と防水パンの縁や排水トラップとの隙間から決めます。
かさ上げそのものが必要かどうかの判断は防水パンのかさ上げが必要か確かめる手順で解説しています。
3. 排水口まわりを確認してから台を置く
かさ上げ台を置く前に、排水口のフタや排水トラップの部品が外れていないか、ゴミが詰まっていないかを見ておきます。
洗濯機を載せたあとは本体の下に手が入りにくく、掃除も点検もやりにくくなるためです。
確認が済んだら、かさ上げ台を4か所の脚の位置に合わせて、防水パンの平らな底面に置きます。
4. 2人で洗濯機を載せる
洗濯機は前後から2人で持ち、真上から下ろすように脚を受け皿に入れます。
床を引きずって移動させると、防水パンの縁にぶつけたり、かさ上げ台を押してずらしたりします。
下ろしたら4本すべての脚が受け皿の中央に収まっているか、しゃがんで横から目で確かめてください。
5. 水平を合わせて排水ホースをつなぐ
水準器を本体の上に置き、前後と左右の傾きを見ます。
傾いていれば洗濯機の調整脚で合わせますが、かさ上げ台の下に物を挟んで調整するのは避けてください。
挟んだ物が振動で抜けると、本体が急に傾きます。
排水ホースはかさ上げで生まれた隙間に通し、本体の下で折れたり潰れたりしていないかを確かめてから排水口に差し込みます。
6. 給水ホースをつないで試運転する
給水ホースをつないで蛇口を開け、まずは少量の水で短いコースを回します。
運転中は排水口とホースの接続部を見て、水がにじんでいないかを確かめてください。
脱水まで終わったら、かさ上げ台の位置がずれていないか、本体が台から浮いていないかも確認します。
かさ上げ後に起きやすい失敗と原因
脱水のときに大きく揺れる・音がする
脚が受け皿の端に寄っているか、本体が水平になっていないことが多い症状です。
電源と給水を止めてから脚の位置を受け皿の中央に戻し、調整脚で水平を取り直してください。
それでも揺れるなら、かさ上げ台の底面が防水パンの傾斜部にかかっていないかを見直します。
排水が遅い・排水口から水があふれる
本体の下で排水ホースが折れているか、排水口に差し込みきれていない状態です。
かさ上げで隙間ができても、ホースが余って本体と底面の間で潰れることがあります。
ホースの通り道を変え、まっすぐに近い形で排水口に入るように整えてください。
給水ホースが届かない・蛇口に当たる
本体が高くなった分、上部と蛇口の距離が縮みます。作業前に床から蛇口までの高さを測っておけば避けられますが、載せたあとに当たった場合は、蛇口側の変更が必要になるため設置業者に相談してください。
ドラム式のかさ上げ台を点検する頻度と防水パンの掃除
かさ上げ台は、脱水の振動で少しずつ位置が変わることがあります。
決まった点検の間隔はありませんが、揺れや音がいつもと違うと感じたら、その都度、脚が受け皿の中央にあるかを見てください。
大掃除や模様替えのときに合わせて確かめるのも一つの方法です。
かさ上げをすると本体の下に隙間ができ、手やブラシが入りやすくなります。
ホコリや糸くずが排水口のまわりにたまると、水があふれる原因になるので、防水パンの底と排水トラップは定期的に掃除してください。
汚れとカビを防ぐ進め方は洗濯機の防水パンを掃除する手順で解説しています。
かさ上げで防水パンに入らない時の判断
脚の間隔が防水パンの内寸より広い場合や、本体が防水パンから大きくはみ出す場合は、かさ上げでは対応できません。
縁にまたがせて置くと、脚が平らな面に乗らず、振動でかさ上げ台ごと外れる危険があります。はみ出し方による考え方はドラム式洗濯機が防水パンからはみ出るときの対処で解説しています。
防水パンの交換や排水口の位置変更は、配管に関わる作業なので設置業者や管理会社への依頼が前提です。
賃貸住宅では、勝手に交換せず先に管理会社へ連絡してください。
かさ上げ以外の方法も含めた全体の選択肢はドラム式洗濯機が防水パンに入らないときの対処手順で解説しています。
よくある質問
かさ上げ台は1人で設置できますか
台を置くだけなら1人でもできますが、ドラム式洗濯機を持ち上げて載せる工程は2人以上で行ってください。重さで本体を倒したり、脚が受け皿から外れたまま下ろしたりする危険があります。
かさ上げ台を防水パンの縁に載せてもいいですか
載せないでください。
縁や傾斜部は脚を支える形になっていないため、脱水の振動で台がずれます。
脚が平らな底面に収まらないなら、かさ上げ以外の方法を検討します。
防水パンを外して床に直接置いても大丈夫ですか
水漏れしたときに床へ直接水が流れるため、確認すべき条件があります。判断の進め方はドラム式洗濯機に防水パンが必要かの判断基準で解説しています。
まとめ
ドラム式洗濯機のかさ上げは、防水パンの平らな底面と4本の脚の間隔を測るところから始まります。脚が底面に収まるなら、残水を抜いて電源と給水を外し、2人で載せてから水平と排水ホースを整え、試運転で水漏れがないことを確かめれば作業は完了です。
脚の間隔が内寸を超えているときは、無理にかさ上げせず交換や設置の依頼に切り替えてください。ぜひ本記事の手順を参考に、脚の位置と排水ホースの通り道を確かめながら、揺れや水漏れのない状態で洗濯機を使ってください。



