屋外用の強力ソーラーライトはどれを選ぶ?防水性の違い
IPX4表記の屋外ソーラーライトを軒のない外壁に取り付けたら、梅雨が明けるころに点かなくなり、電池のフタを開けると端子に緑色の錆が出ていました。浸水はたいてい、本体のつなぎ目ではなく、開け閉めする部分から起きます。
強力な屋外ソーラーライト選びは、IP等級の2桁目が設置場所の雨の当たり方に合っているかと、ソーラーパネルが本体と一体か分離かでほぼ決まります。明るさの表記を見比べるのは、この2つがそろってからで間に合います。
本記事では、電池ボックスのフタの位置の見方と、IPX4とIP65を設置場所で使い分ける目安を解説します。

なんでも防水したい編集部
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※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。
防水表記のソーラーライトでも屋外で浸水するのはなぜか
浸水の入り口は、ほとんどが充電池を収めるフタです。ソーラーライトは昼に充電池へ電気をため、夜に点灯する仕組みなので、充電池を交換できるようフタとねじ、ゴムのパッキンで本体を閉じています。
IP等級は、メーカーが決めた条件で試験した状態の性能です。
フタを一度開けてパッキンが少しずれたり、ねじを締め直す力が均等でなかったりすると、その隙間は試験の前提から外れます。
表記がIPX4でもIP65でも、閉じ方が崩れれば水は入ります。
フタの向きも結果を分けます。
下向きについていれば雨は直接当たりませんが、上向きや横向きだと、雨粒がパッキンの縁に溜まり続けます。
壁付けタイプで本体の下面に小さな穴があるものは、内部にたまった水を逃がすための穴である場合が多く、ふさいでしまうと逆に水が抜けなくなります。
商品写真でフタがどこにあるかを確かめ、設置したときに下か裏側に来るものを選ぶと、同じIP等級でも浸水の起きにくさが変わります。
屋外で強力なソーラーライトを選ぶ4つの条件
IP等級は2桁目の数字を見る
「IP65」の6は粉じん、5は水に対する性能を表します。
雨への強さを知りたいなら、見るのは2桁目です。
屋根のない場所に付けるなら、あらゆる方向からの水しぶきに耐えるIPX4が最低ラインで、横殴りの雨や散水が当たる場所では噴流に耐えるIPX5以上を選んでください。
ソーラーパネルが本体と一体か、分離しているか
一体型はケーブルが無いぶん、水が入る経路が少なく済みます。
ただし、ライトを付けたい場所に日が当たらないと充電できません。
分離型はパネルだけを日なたに出せる反面、ケーブルの接続部が新たな浸水の入り口になるので、接続部の作りまで確かめる必要があります。
屋外の接続部に求めたいIP等級の目安は屋外配線のコネクタ防水の選び方で解説しています。
明るさはルーメン表記と点灯モードで比べる
「強力」とうたう製品ほど消費電力が大きく、常時点灯にすると充電池が朝までもちません。
人を感知したときだけ明るく光るセンサー点灯や、常時は弱く光って感知時に強くなるダブルモードがあるかで、使える時間が大きく変わります。
照射範囲を広げたいなら、ライトの向きを2方向に振れるダブルヘッドの製品も候補に入ります。
明るさの比べ方は屋外防水ソーラーライトで明るいものを選ぶ条件で解説しています。
取り付けは接地スパイクか壁付けか
地面に刺す接地スパイクのタイプは、根元が水たまりに浸かることがあります。IPX4は水没を対象にしていないので、雨のあとに水が溜まる低い場所には刺さないでください。
ソーラーライトの防水等級で分かること・分からないこと
IP等級の2桁目は、数字ごとに耐えられる水の当たり方が決まっています。数字が1つ違うだけで、想定している場面がまったく変わります。
| 表記 | 耐える水の当たり方 | 屋外での目安 |
|---|---|---|
| IPX4 | あらゆる方向からの水しぶき | 軒下・玄関まわり。水没は対象外 |
| IPX5 | あらゆる方向からの噴流 | 屋根のない外壁、散水が届く庭 |
| IPX6 | あらゆる方向からの強い噴流 | 風雨を正面から受ける場所 |
| IPX7 | 一定の水深・時間の一時的な水没 | 水たまりができやすい地面 |
| IP65 | 粉じんが入らない構造+噴流 | 砂ぼこりと雨の両方が当たる場所 |
この表で分かるのは、新品の状態でどこまで耐えるかです。
何年もつか、パッキンが紫外線でどの程度硬くなるかは、IP等級には書かれていません。
また「撥水加工」は水をはじくだけで、浸水を防ぐ性能ではないので、IP等級の代わりにはなりません。
「完全防水」という表記も、メーカーの説明としてIP等級と合わせて書かれているかを確かめてください。
設置場所で変わる屋外ソーラーライトの絞り込み方
玄関・軒下
雨が直接当たりにくい場所なので、IPX4で足ります。
一方で軒が日差しも遮るため、一体型だと充電量が不足しがちです。
玄関灯として強い光を求めるなら、パネルを軒の外に出せる分離型を優先してください。
軒のない外壁・駐車場
雨を正面から受けるので、IPX5以上が条件です。
駐車場は夜に人の出入りがあるときだけ照らせればよいことが多く、センサー点灯を備えた強力なタイプが向いています。
ダブルヘッドなら車の前後を1台で照らせます。
庭・花壇
接地スパイクで刺すタイプが中心になります。
散水ホースの水が当たるならIPX5以上、雨のあとに水が溜まる場所ならIPX7を目安にしてください。
土で汚れたパネルは充電量が落ちるので、手が届く高さに置けるものを選ぶと手入れが続きます。
物置まわり・通路
砂ぼこりと雨の両方が当たるため、1桁目も6のIP65が向いています。
コンセント式の屋外ライトとソーラーライトはどう違う?
ソーラーライトはコンセントも配線も不要で、置くか取り付けるだけで使えます。屋外の防水を考える範囲も、本体と、分離型ならケーブルの接続部だけです。
コンセント式の屋外照明では、屋外コンセントや差し込み口の防水カバー、配線の接続部、接地(アース)の扱いまで含めて雨対策を考える必要があります。
新たに配線する場合は電気工事士の資格が要るので、自分で手を入れられる範囲は限られます。
そのぶん明るさや点灯時間は日照に左右されず、毎晩同じ明るさで長時間照らしたい場所では電源式が向いています。
既存の屋外コンセントを使う場合は、差し込み口を雨から守る防水カバーを選ぶところから始めてください。
雨風に強い屋外配線防水カバーの設置方法で解説しています。
点灯を手元で切り替えたいときの屋外防水スイッチのIP等級の違いも合わせて確認すると、電源式とソーラー式のどちらが合うか判断しやすくなります。
屋外ソーラーライトで設置後に後悔しやすい点
いちばん多いのは、夏は明るかったのに冬に暗くなるケースです。
日照時間が短くなるうえ太陽の高さも下がるため、夏に日なただった場所が冬は建物の影に入ります。
設置場所は、冬の日中に日が当たるかで決めてください。
ソーラーパネルの汚れも見落とされやすく、砂ぼこりや鳥のふん、落ち葉が載ると充電量が目に見えて落ちます。パネルの向きを傾けられる製品は、雨で汚れが流れやすい角度にしておくと拭く回数が減ります。
充電池は消耗品なので、いずれ交換が必要になります。
交換のたびにフタを開けることになるため、パッキンを元の溝にきちんと戻し、ねじを対角の順に締めてください。
ここで隙間が残ると、それまでのIP等級が意味を持たなくなります。
本体の樹脂やレンズカバーは、紫外線で黄ばんだり硬くなったりします。光が弱くなったと感じたら、充電池だけでなくレンズカバーの曇りも確かめてください。
よくある質問
強力なソーラーライトは雨の日でも点灯しますか?
充電池に電気が残っていれば点灯します。
ただし雨や曇りの日は充電量が少なく、強い光で長く点けると翌日以降に暗くなることがあります。
センサー点灯にしておくと、天気が崩れた日も点灯できる時間が延びます。
IPX4のソーラーライトを地面に刺して使っても大丈夫ですか?
水たまりができない場所なら使えます。IPX4は水しぶきまでが対象で水没は対象外なので、雨のあとに根元が浸かる低い場所には刺さないでください。
分離型のケーブルが短いときは延長してもよいですか?
メーカーが延長ケーブルを用意している場合は、それを使ってください。自分で接続部を増やすと、その部分のIP等級が本体と同じになるとは限らず、浸水の入り口が増えます。
防水スプレーで防水性を上げられますか?
上げられません。
防水スプレーの多くは表面に撥水の膜を作るもので、パッキンの隙間から入る水は防げません。
フタの閉じ方を見直すほうが確実です。
まとめ
屋外で強力なソーラーライトを選ぶときは、IP等級の2桁目、ソーラーパネルが一体か分離か、点灯モード、取り付け方法の4つを見てください。とくに電池ボックスのフタが設置後に下か裏側に来るかで、同じIP等級でも浸水の起きにくさが変わります。
軒下の玄関ならIPX4で分離型、軒のない外壁や駐車場ならIPX5以上でセンサー点灯、水たまりができる庭ならIPX7、砂ぼこりの多い通路ならIP65が目安です。毎晩同じ明るさで長く照らしたい場所では、防水カバー付きの屋外コンセントを使う電源式も選択肢に入ります。
ぜひ本記事のIP等級の表と設置場所別の目安を参考に、冬の日当たりまで確かめてから屋外ソーラーライトを選んでください。



