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通勤リュック防水の選び方|雨天時に差が出るポイント3つ

駅まで徒歩10分、傘を差していたのに、リュックの前ポケットに入れた定期入れとイヤホンケースが湿っていた。

撥水加工の通勤リュックでも、水はファスナーと縫い目から入ります。

通勤リュックの防水性は生地より先に縫い目とファスナーの処理で決まり、そこに口の閉じ方が加わります。

見た目が同じ黒いビジネスリュックでも、撥水生地を縫い合わせただけのものと、縫い目の裏にテープを貼って止水ファスナーを使ったものがあります。雨の中を歩く時間が長いほど、この差は大きくなります。

本記事では、止水ファスナーとロールトップの違いと、ノートPCを入れる位置の決め方を解説します。

なんでも防水したい編集部

「なんでも防水したい」は、身の回りのアイテムを 水濡れトラブルから守るアイデアを発信するメディアです。 防水スマホケース、防水バッグ、防水ガジェット、防水スプレーまで、 シーン別・用途別の最適解を編集部が検証してお伝えします。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

防水の通勤リュックなのに中が濡れる理由

濡れる場所の多くは生地の面ではありません。

リュックは何枚もの生地を縫い合わせて作るため、縫い目には針の穴が並んでいます。

生地が水を通さなくても、この穴とファスナーの務歯(むし、左右から噛み合う歯の部分)の隙間から水が染み込みます。

製品説明の「防水」が、生地そのものの性能だけを指している場合もあります。

生地の裏にポリウレタンやTPUのコーティングがあっても、縫い目に処理がなければ本体全体としては水を防げません。

反対に、縫い目をシームテープでふさいだり、生地を熱で溶かし合わせるウェルダー加工で縫い目そのものを無くしたりしたリュックは、浸水の入り口が大きく減ります。

撥水と防水の混同も、濡れる原因の一つです。

撥水は生地の表面で水をはじくだけなので、雨に長く当たったり、加工が摩擦で落ちたりすると水は生地に染みていきます。

通勤で毎日背負うリュックは、背中や肩ベルトとこすれる部分から撥水加工が先に落ちていきます。

製品ページでは「防水」の語がどこまでを指しているのかを、生地・縫い目・ファスナーの3か所で確かめてください。

通勤リュックの防水性を見分ける3つのポイント

生地の素材が防水か撥水か

ナイロンやポリエステルに撥水加工をしただけの生地は、小雨なら水をはじきますが、浸水は防げません。

防水をうたうリュックの素材は、裏面にポリウレタンやTPUをコーティングした生地か、ポリエステルの基布を塩化ビニルで覆ったターポリンが中心です。

耐水圧の表記があれば、数値が大きいほど強い水圧に耐える生地だと判断できます。

IPの防水等級で表記している製品もあり、IPX4なら「あらゆる方向からの水しぶき」に耐える水準で、水没は対象外です。

生地の違いはZAT防水バッグと撥水バッグの生地の差で解説しています。

縫い目とファスナーの処理

縫い目はシームテープかウェルダー加工があるかを見ます。

ファスナーは、表面をコーティングして隙間をふさいだ止水ファスナーか、通常のファスナーの上に雨蓋(フラップ)をかぶせた構造なら、雨が直接当たりにくくなります。

メインの収納だけ止水ファスナーで、前ポケットは通常のファスナーという通勤リュックも珍しくありません。

財布や定期入れをどのポケットに入れるかまで考えて選んでください。

縫い目の扱いによる強さの違いは縫い目で変わるメッセンジャーバッグの防水でも解説しています。

開口部の形と荷物の出し入れ

口を何回か巻いてバックルで留めるロールトップは、開口部から水が入り込みにくい形です。

ただし開け閉めに手間がかかり、改札の手前でICカードを取り出すような場面には向きません。

ファスナー開口のリュックは出し入れが楽な代わりに、防水性がファスナーの性能に左右されます。

通勤中に荷物を出し入れする回数が多い人ほど、ファスナー開口でも止水処理のあるものを選ぶほうが現実的です。

防水リュックのタイプ別比較

タイプ防水の仕組み向いている場面弱点
ロールトップ型防水生地と溶着した縫い目、口を巻いて閉じる自転車通勤、長時間の雨出し入れに手間がかかる、生地が硬め
止水ファスナー型コーティング生地と止水ファスナー、縫い目のテープ処理徒歩・電車通勤、ビジネス用途外ポケットは処理が無いことがある
撥水生地+レインカバー表面の撥水とカバーで雨を遮る雨の日だけ守りを足したいときカバーの装着が必要、背面側は覆えない
撥水加工のみのリュック生地表面で水をはじく短い距離の小雨縫い目とファスナーから浸水する

表の上の2タイプが、本体の構造で水を防ぐリュックです。

レインカバーは本体を後から守る道具なので、背中に当たる面と肩ベルトの付け根は覆われず、背中側から雨が回り込むと防げません。

撥水加工のみのリュックは、防水リュックの代わりにはならないと考えてください。

通勤シーン別に優先する防水リュックの特徴

徒歩と電車の通勤

傘を差して歩くと、雨が当たるのは主にリュックの底と側面です。止水ファスナー型か、撥水生地にレインカバーを組み合わせる形で十分なことが多く、濡れたまま床に置く場面も考えると底面の生地が防水かどうかを優先してください。

自転車通勤

傘を使えないため、雨は上からも前からも当たり、タイヤが跳ね上げた水がリュックの下部にかかります。

ロールトップ型か、ウェルダー加工で縫い目を無くしたタイプを優先してください。

ファスナーの開口部が上を向いている形は、走行中に雨が溜まりやすい位置にあります。

ノートPCを持ち歩く通勤

PCを入れる仕切りは背面側にあることが多く、背中の汗や背面パネルから入った湿気の影響を受けます。

底からも離れた位置に収まるかを確かめ、心配なら防水の袋で二重にしておくと安心です。

中身を小分けにする袋の選び方は生地と気密性で選ぶ防水スタッフバッグで解説しています。

デザインやブランドで通勤リュックを選ぶときの注意点

外ポケットが多いデザインは、そのぶんファスナーと縫い目が増えます。

スーツに合わせやすいすっきりしたビジネス向けのリュックは、外ポケットを減らして止水ファスナーを使う作りが多く、防水の面でも理にかなっています。

反対に、アウトドア寄りのデザインでポケットが多い製品は、ポケットごとの処理を確かめないと浸水口を見落とします。

同じブランドの中でも、防水を前面に出したラインと、撥水生地を使った普段使いのラインが並んでいることがあります。

ブランド名だけで判断せず、製品ごとに生地・縫い目・ファスナーの表記を読んでください。

荷物の量に対して容量が大きすぎると、中で荷物が動いてファスナーに負荷がかかります。

容量と耐水圧の目安は防水リュックの容量と耐水圧の選び方で解説しています。

防水リュックを買ってから後悔しやすい点

コーティング生地のリュックは、洗濯機で洗えない製品が多くあります。洗い方は製品の洗濯表示に従い、汚れは濡らした布で拭き取るのが基本です。

ポリウレタンのコーティングは、湿気と熱で少しずつ劣化し、内側のベタつきや剥がれとして表れます。

濡れたまま閉じて保管すると劣化が進むため、帰宅後は口を開けて陰干ししてください。

撥水加工は摩擦で落ちていくので、表面が水をはじかなくなったら撥水スプレーで補います。

通気性の面では、水を通さない生地ほど湿気も逃げにくく、背中が蒸れたり、温度差で内側に結露が出たりします。

ターポリンのような硬い素材は自立しやすい反面、畳んでしまうことはできません。

持ち運びの軽さを優先するなら、生地と縫い目で選ぶ防水ナップサックのような軽い選択肢も比べてみてください。

よくある質問

撥水リュックにレインカバーを付ければ防水リュックと同じですか

同じにはなりません。

レインカバーは背中側と肩ベルトの付け根を覆えないため、背中を伝った雨や横からの雨は本体に当たります。

徒歩の通勤で短時間なら十分なこともありますが、自転車通勤では防水構造のリュックを選んでください。

防水スプレーで普通の通勤リュックを防水にできますか

できません。

防水スプレーで戻せるのは生地表面の撥水性で、縫い目の針穴やファスナーの隙間はふさがりません。

雨をはじく力を補う手入れとして使ってください。

IPX表記のある通勤リュックなら水たまりに落としても平気ですか

表記の等級によります。

IPX4は「あらゆる方向からの水しぶき」に耐える水準で、水没は対象外です。

水に沈めてよいかは、製品に記載された等級の範囲で判断してください。

まとめ

通勤リュックの防水は、生地が防水か撥水か、縫い目とファスナーに処理があるか、口がどう閉じるかで決まります。「防水」の表記がどこまでを指しているかを、この3か所で確かめるのが失敗を減らす近道です。

徒歩と電車の通勤なら止水ファスナー型、自転車通勤ならロールトップ型かウェルダー加工のタイプ、ノートPCを持つなら背面と底から離れて収まる作りを優先してください。ぜひ本記事の見分け方を参考に、雨の日でも中の荷物が濡れない通勤リュックを選んでください。

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