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メッセンジャーバッグの防水はどれを選ぶ?縫い目で変わる強さ

雨の中を自転車で20分走って職場に着き、フラップを開けたらノートPCの角が湿っていた。

表の生地は乾いて見えるのに、中だけ濡れている状態です。

メッセンジャーバッグの防水は、生地の種類よりも縫い目と開口部の処理でほぼ決まります。

「防水素材」と書かれたバッグでも、縫い目に針穴が並んだままなら、水は糸を伝って内側へ入ります。

フラップをかぶせるだけの開口部も、横から吹き込む雨には無防備です。

本記事では、縫い目の処理を見分ける方法と、フラップの下の閉じ方で雨への強さがどう変わるかを解説します。

なんでも防水したい編集部

「なんでも防水したい」は、身の回りのアイテムを 水濡れトラブルから守るアイデアを発信するメディアです。 防水スマホケース、防水バッグ、防水ガジェット、防水スプレーまで、 シーン別・用途別の最適解を編集部が検証してお伝えします。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

防水メッセンジャーバッグでも中が濡れるのは縫い目のせい

生地をミシンで縫うと、縫い目には針穴が等間隔に開きます。

この穴は生地そのものの防水性とは関係がなく、どれだけ水を通さない生地でも、穴の部分だけは水の通り道になります。

さらに糸は水を吸って毛細管のように運ぶため、表面を流れる雨が縫い目に沿って少しずつ内側へ染みていきます。

メッセンジャーバッグは縫い目が多い形をしています。

本体の箱形を作る縫い合わせに加えて、フラップの付け根、ショルダーストラップの取り付け部、外ポケットの周囲にも縫製があり、どこも雨が直接当たる位置にあります。

とくにストラップの付け根は荷重がかかるため何重にも縫われていて、針穴の数も増えます。

そのため「防水生地を使用」という表記だけでは判断できません。

縫い目の内側をテープでふさいでいるか、そもそも縫わずに熱で貼り合わせているかを確かめて、はじめて雨への強さが見えてきます。

ここを確認しないまま選ぶと、表の生地は水をはじいているのに、底の角や付け根から湿ってくる結果になります。

メッセンジャーバッグの防水の選び方

見る場所はバッグの生地・縫い目・開口部の3か所で、そこに背負ったときの水の流れ方が加わります。どれか1つが欠けると、残りが優れていても雨の日に中身が濡れます。

バッグの素材が防水か撥水か

撥水は生地の表面で水をはじく加工で、水滴を転がして落とすことはできても、長く雨に当たったり押し付けられたりすると水は染みてきます。

防水は生地の裏にコーティングを施したり、樹脂の膜を貼ったりして、水そのものを通さない状態を指します。

ターポリン(ポリエステル生地を塩化ビニル樹脂で覆ったシート)や、TPU(熱可塑性ポリウレタン)を貼り合わせた生地が防水側の代表です。

撥水ナイロンは軽く柔らかいぶん、小雨までと考えておくのが実態に近いです。

縫い目の処理方法

防水のメッセンジャーバッグで確認したいのが、縫い目の裏をシームテープでふさいでいるか、溶着(ようちゃく)で仕上げているかです。

溶着とは、熱や高周波で生地どうしを溶かして接合する方法で、針穴そのものができません。

シームテープは縫った後に内側から防水テープを貼る方法で、穴はありますがテープがふさいでいます。

どちらの表記も無ければ、生地が防水でも縫い目からの浸水は防げないと考えてください。

開口部の閉じ方

メッセンジャーバッグの多くは、大きなフラップを本体にかぶせて面ファスナーやバックルで留める構造です。

フラップは上からの雨は防げても、左右のすき間から吹き込む雨は防げません。

ロールトップ(口を何回か巻いて留める方式)や、止水(しすい)ファスナー(樹脂で覆って水を通しにくくしたファスナー)がフラップの下にあれば、開口部からの浸水はかなり減ります。

背面とストラップの取り付け

斜めがけにすると、バッグは背中に密着し、体の動きで左右に揺れます。

背面のパッドが布張りだと、そこが雨を吸って内側へ湿気を送ることがあります。

ストラップの付け根が本体を貫通して縫われていないか、補強パッチの上から縫っているかも見ておきたい箇所です。

防水メッセンジャーバッグのタイプ別比較

同じメッセンジャーバッグでも、生地と縫製の組み合わせで雨への強さは段階的に変わります。デザインが似ていても中身の作りは別物なので、タイプで整理すると選びやすくなります。

タイプ防水の仕組み向いている場面弱点
撥水生地のフラップ型表面の撥水加工のみ晴れの日中心、にわか雨をしのぐ程度縫い目と生地の両方から長雨が染みる
防水生地+通常縫製生地裏のコーティング短時間の雨の移動縫い目の針穴から浸水する
防水生地+シームテープコーティング+縫い目の内側をテープで封止雨天の通勤・通学テープは経年や揉み洗いではがれることがある
溶着仕上げ+ロールトップ針穴のない接合と巻き込み式の口自転車での長時間移動、アウトドア生地が硬めで、口の開け閉めに手間がかかる

撥水どまりのタイプと防水タイプの差は、生地の比較で解説しているZAT防水バッグと撥水バッグの生地の違いも参考になります。

シーン別に見るメッセンジャーバッグの防水の優先順位

雨の日も電車で通勤する

駅までの徒歩と、傘の外にはみ出す時間が雨に当たる場面です。

防水生地にシームテープを組み合わせたタイプなら足りるので、フラップの下に止水ファスナーがあるかを優先してください。

PCを入れるなら、内部にクッション性のある仕切りがあるかも同時に確かめておくと安心です。

自転車で移動する

走行中は雨が横や前から当たり、背中のバッグにも水が跳ね上がります。

この条件なら、溶着仕上げとロールトップを最優先にしてください。

メッセンジャーバッグはもともと自転車便の配達員が使う形として広まったもので、走行中に前へずれないよう、胸の前で留める補助ストラップが付いたものが扱いやすいです。

アウトドアや水辺で使う

雨だけでなく、地面に置いたときの泥水や、水しぶきも相手になります。

底面まで防水生地で作られているかを確認し、荷物はさらに小分けの袋に入れておくと浸水時の被害を抑えられます。

中身を仕分ける袋は防水スタッフバッグの生地と気密性の違いで解説しています。

雨の日はリュックとメッセンジャーバッグのどちらが濡れにくい?

背負い方の違いが、そのまま濡れ方の違いになります。

リュックは背中の中央に荷物が乗り、上部の開口部が真上を向くため、雨は開口部とショルダーベルトの付け根に集まります。

メッセンジャーバッグは斜めがけで体の側面から背中に回るため、フラップの片側が体の外側に出て、横殴りの雨を受けやすい形です。

一方で、メッセンジャーバッグは体の前へ回せば背負ったまま中身を取り出せます。

雨の中で何度も荷物を出し入れするなら、リュックを下ろして開けるより開口部が雨にさらされる時間は短く済みます。

荷物が重く量も多いならリュック、出し入れの回数が多いならメッセンジャーバッグと分けて考えるとよいでしょう。

リュック側の選び方は雨天に差が出る通勤リュック防水の選び方で、容量別の目安は防水リュックの容量と耐水圧の目安で解説しています。

もっと身軽にしたい場合は、ボディーバッグ防水の素材と縫製も比較の候補に入ります。

防水メッセンジャーバッグを買ってから後悔しやすい点

最初に表れるのは荷物の量とのずれです。

ロールトップは口を巻き込むぶん、荷物を詰めすぎると巻ける回数が減り、封が甘くなります。

普段の荷物を入れたうえで、口を規定の回数巻ける余裕があるかで容量を判断してください。

洗い方にも注意が必要です。

防水コーティングやシームテープは、洗濯機での揉み洗いや高温の乾燥ではがれることがあります。

汚れは表示に従って拭き取りや手洗いで落とし、日陰で乾かすのが基本です。

撥水加工のバッグは使ううちに水をはじかなくなるので、撥水スプレーで表面の加工を補えますが、縫い目の浸水まではふさげません。

デザインとブランドの表記にも気をつけたいところです。

ターポリンや溶着の生地は張りがあり、ビジネス向けの柔らかい見た目とは方向が違います。

また「防水」「ウォータープルーフ」の表記はブランドごとに基準が異なり、縫い目まで含めた表記なのかは仕様欄に書かれていないことがあります。

IPX表記があれば、IPX4は「あらゆる方向からの水しぶき」に耐える水準で、水没は対象外です。

よくある質問

撥水のメッセンジャーバッグに防水スプレーを吹けば防水になりますか?

なりません。

スプレーで補えるのは表面の撥水性で、縫い目の針穴やフラップのすき間からの浸水は防げません。

長雨に当たる使い方なら、生地と縫い目の処理から防水のタイプを選んでください。

防水のメッセンジャーバッグは水没しても中身は無事ですか?

水没に耐えるとメーカーが示していない限り、想定外と考えてください。ロールトップや溶着でも、水圧のかかる水中で封が保たれるかは製品の表記で確かめる必要があります。

PCを入れるなら、ほかに何を確認すればよいですか?

内部のPC用スリーブの寸法と、底面に防水生地が使われているかを確認してください。地面に置いたときの泥水は底から入るので、側面より底の作りを優先します。

軽い防水バッグを予備に持っておくなら何がよいですか?

畳んで小さくなる袋状のバッグが便利です。防水ナップサックの生地と縫い目で浸水のしかたの違いを解説しています。

まとめ

メッセンジャーバッグの防水は、バッグの素材が防水か撥水か、縫い目がシームテープか溶着で処理されているか、フラップの下に止水ファスナーやロールトップがあるかの3点で決まります。生地だけを見て選ぶと、縫い目や開口部から中身が濡れます。

電車通勤なら防水生地とシームテープ、自転車なら溶着とロールトップ、アウトドアなら底面まで防水の作りを優先してください。ぜひ本記事の縫い目と開口部の見分け方を参考に、雨の日でも荷物を濡らさないメッセンジャーバッグを選んでください。

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