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バイクブーツ防水の選び方|走行中の浸水を防ぐ構造の違い

雨の中を30分走って休憩所でブーツを脱ぐと、甲は乾いているのに、つま先と靴下の足首だけが冷たく濡れていた。バイクで起きる浸水は、たいていこの2か所から始まります。

バイクブーツの防水性能は、内側に防水膜(メンブレン)が入っているかどうかと、履き口やファスナーから水が回り込まない構造かどうかで決まります。

走行中の雨は風圧で前から押し付けられ、レインウェアの裾を伝った水が上から流れ込みます。

そのため、歩くための防水靴と同じ基準で選ぶと足りません。

本記事では、走行風で水が押し込まれるつま先の部位と、レインパンツの裾をブーツの外に出す履き方を解説します。

なんでも防水したい編集部

「なんでも防水したい」は、身の回りのアイテムを 水濡れトラブルから守るアイデアを発信するメディアです。 防水スマホケース、防水バッグ、防水ガジェット、防水スプレーまで、 シーン別・用途別の最適解を編集部が検証してお伝えします。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

バイクブーツが防水表記なのに走行中に濡れる理由

「防水」と書いてあるブーツで濡れる原因の多くは、素材ではなく開口部にあります。防水表記はアッパーの生地や内側の膜が水を通さないことを示すもので、足を入れる履き口そのものは塞がっていません。

バイクに乗ると、この開口部に水が集まります。

ステップに足を置いた姿勢では、膝から下がやや前に傾き、レインパンツやジャケットの表面を流れた水が裾へ向かって下りてきます。

裾がブーツの中に入っていると、その水はそのまま履き口へ落ち、防水膜の内側を通って靴下に達します。

外側がどれだけ水を防いでいても、内側から入った水は止められません。

つま先は別の理由で濡れます。

前輪が跳ね上げた水と、走行風に押された雨が同じ面に当たり続けるためです。

歩いているときの雨は上から落ちてくるだけですが、走行中は水が圧をかけて押し込まれる状態が続きます。

縫い目の処理が甘い靴や、表面の撥水加工だけで防水膜を持たない靴は、まずここから染みてきます。

さらにシフトペダルを操作する左足の甲は、走るたびに金属のペダルとこすれます。表面の撥水加工はこすれた部分から落ちていくので、甲の一部だけ水を吸うようになります。

防水バイクブーツを選ぶときに見る4つの点

防水の仕組みがメンブレンか撥水加工か

最初に確かめるのは、水を止めているのが内側の防水膜なのか、表面の撥水加工なのかです。

撥水は水をはじくだけで、圧をかけて押し付けられる水や長時間の雨には耐えられません。

商品説明に「撥水」としか書かれていないなら、走行中の雨では濡れる前提で考えてください。

内側に防水膜を持つタイプなら、表面がこすれて撥水が落ちても、膜が残っている限り水は足まで届きません。

履き口の高さとファスナー裏のふさぎ

丈が高いほど、裾から落ちた水が足まで届きにくくなります。

くるぶしまでの短い丈は乗り降りや歩行がしやすい一方で、上からの水には弱いです。

横にファスナーがあるブーツは、ファスナーの裏に水を止める布(ガゼット)が付いているかを見てください。

ガゼットとは、開口部の裏側で蛇腹状に縫い付けられた布のことで、これが無いとファスナーの歯の隙間から水が入ります。

シフトペダルが当たる甲の補強

左足の甲に当て革や樹脂のパッドがあると、ペダルとのこすれが補強部分で止まり、本体の生地や撥水が傷みにくくなります。補強が無い靴は、甲だけが先に色あせ、そこから水を吸い始めます。

ソールとアッパーのつなぎ目

つま先側のソールとアッパーの境目は、跳ね上げた水が最も当たる場所です。境目まで防水膜が回り込んでいるか、縫い目が外に出ていないかを商品説明で確認してください。

バイクブーツ・ライディングシューズ・防水スニーカーのタイプ比較

バイクで履く靴は、丈と保護の度合いで大きく分かれます。どのタイプにも防水膜入りと撥水どまりの製品があるため、表の「防水の仕組み」は、そのタイプでよく見られる構成として読んでください。

タイプ防水の仕組み向いている場面弱点
ミドル〜ロング丈のバイクブーツ内側の防水膜+ファスナー裏のガゼット雨の中を長く走るツーリング降りて歩く距離が長いと重く、蒸れやすい
ライディングシューズ(くるぶし丈)防水膜入りと撥水どまりの両方がある通勤や街乗りで乗り降りが多い場合履き口が低く、裾からの水に弱い
一般の防水スニーカー防水膜入りか表面加工短時間の移動と歩行が中心の場合甲の補強やくるぶしの保護を前提にしていない
手持ちの靴+シューズカバーカバーの生地で外側を覆う雨の日だけ防水したい場合ソール裏やペダル部分の生地がこすれて破れやすい

くるぶし丈の靴の違いは、ライディングシューズの防水性で選ぶポイントで解説しています。カバーで補う方法は、シューズ防水カバーのサイズと素材の選び方で解説しています。

用途別に見るバイク用防水シューズの絞り込み

毎日の通勤で乗る

乗り降りが多く、職場で靴を脱ぐ機会もあるなら、着脱のしやすさを先に考えてください。

くるぶし丈で防水膜入りのライディングシューズを選び、レインパンツの裾を靴の外にかぶせる履き方を合わせると、丈の低さを補えます。

職場で履き替えない場合は、見た目と防水性を両立するビジネスシューズで解説している条件も参考になります。

雨の日も走り続けるツーリング

何時間も雨の中を走る可能性があるなら、ミドル丈以上で防水膜入り、ファスナー裏にガゼットがあるバイクブーツを優先してください。短い丈では、裾から入る水を長時間防ぎきれません。

目的地で長く歩く

観光地を歩き回るなら、重さと屈曲のしやすさを優先します。歩きやすいソールを持つくるぶし丈のタイプが候補になり、上からの水はレインパンツで受けてください。

アディダスやニューバランスの防水スニーカーでバイクに乗るとき

普段履いている防水スニーカーやシューズを、そのままバイクに流用する人もいます。アディダスやニューバランスのような運動靴ブランドの製品でも、確かめる点はバイクブーツと変わりません。

まず防水の表記が膜によるものか、表面加工かを見てください。

撥水どまりなら、走行中の雨では濡れる前提です。

次に左足の甲を見ます。

メッシュや薄い生地の甲は、シフトペダルとこすれて傷みやすく、補強もありません。

靴ひもが長く垂れていると、ペダルやステップに引っかかる恐れもあるので、結び目は短くまとめて靴の中に収めてください。

くるぶしの保護も別の問題です。

スニーカーは歩くための靴なので、転倒時の衝撃から足首を守る構造は前提にしていません。

短距離の移動に限って使い、雨の日はシューズカバーで外側を覆うほうが現実的です。

雨の日の街歩きを主に考えるなら、メンズ防水スニーカーの歩きやすさの違いで解説しています。

防水バイクブーツで買ってから後悔しやすい点

防水膜入りのブーツは、水を通さないぶん汗の湿気も逃げにくく、夏場は内側が蒸れます。

透湿をうたう膜でも、外気温が高いときや長時間履いたときは靴下が湿ります。

季節によって靴下の素材を変えると、蒸れの感じ方が変わります。

防水膜は、足首を曲げたときに折れじわができる部分から劣化していきます。

外側の見た目が傷んでいなくても、内側の膜が裂ければ水は入ります。

表面の撥水加工も、こすれや汚れで落ちるので、定期的に防水スプレーをかけ直してください。

スプレーは表面の撥水を戻すもので、裂けた防水膜は直せません。

サイズにも注意が必要です。

冬に厚手の靴下を履く前提なら、試し履きもその靴下で行ってください。

きつい状態で履き続けると、つま先の膜に負担がかかります。

一度濡れた内側は乾くまで時間がかかるため、新聞紙を詰めて陰干しし、直射日光やストーブの近くでの乾燥は避けてください。

生地と縫い目による浸水の差は、ブーツ防水の生地と縫い目の選び方で解説しています。

よくある質問

レインパンツの裾はブーツの中と外、どちらに入れますか?

外に出して、ブーツの履き口にかぶせてください。中に入れると、パンツの表面を流れた水がそのまま履き口へ落ちます。

撥水加工のブーツに防水スプレーをかければ防水になりますか?

なりません。

スプレーは表面の撥水を補うもので、生地の内側に防水膜を作るわけではありません。

圧をかけて押し付けられる走行中の雨は、時間がたつと染みてきます。

アディダスやニューバランスの防水スニーカーで代用できますか?

短い距離の移動なら使えます。ただし甲の補強やくるぶしの保護は前提にしていないので、長距離や雨の高速走行にはバイクブーツかライディングシューズを選んでください。

防水バイクブーツはメンズ用とレディース用で何が違いますか?

主に足型とサイズの幅が違い、防水の仕組みは同じ考え方で選べます。男性向けの選び方は、メンズ防水ブーツの素材と縫い目の違いで解説しています。

まとめ

バイクブーツの防水は、内側の防水膜の有無と、履き口・ファスナーから水が回り込まない構造で決まります。そのうえで、シフトペダルが当たる甲の補強と、つま先のソールとのつなぎ目を確認すれば、走行中に濡れる部位はかなり減らせます。

毎日の通勤なら、くるぶし丈で防水膜入りのライディングシューズに、裾を外へ出したレインパンツを合わせてください。

雨の中を長く走るなら、ミドル丈以上でガゼット付きのバイクブーツが向いています。

歩く時間が長い日は、軽さを優先して上からの水をレインウェアで受けます。

ぜひ本記事のつま先と履き口の確認点を参考に、走り方に合った防水バイクブーツを選んでください。

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