シューズ防水カバーの選び方|サイズと素材で変わる防水力
26.5cmのスニーカーに防水カバーをかぶせて駅まで歩いたら、靴下のくるぶしのあたりだけが湿っていた。シューズ防水カバーで濡れるかどうかは、生地が水を通さない素材かどうかと、履き口が足首に隙間なく沿うかどうかの2点でほぼ決まります。
表面が水をはじいていても、上から流れ込む雨や、歩くたびに口が開いて入る水しぶきは止められません。表記サイズだけで選ぶとつま先が余ってたるみ、反対に小さすぎるとかかとが収まらずに履き口が引っ張られて浮きます。
本記事では、履き口の閉じ方の違いと、靴の外寸から防水カバーのサイズを合わせる手順を解説します。

なんでも防水したい編集部
「なんでも防水したい」は、身の回りのアイテムを 水濡れトラブルから守るアイデアを発信するメディアです。 防水スマホケース、防水バッグ、防水ガジェット、防水スプレーまで、 シーン別・用途別の最適解を編集部が検証してお伝えします。
※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。
防水カバーをかぶせたのに靴が濡れる理由
浸水の入り口は、たいてい生地そのものではなく履き口です。
シューズ用の防水カバーは、靴全体を袋のように包み、足首側の開口部だけを残す形をしています。
歩くと足首が曲がるたびにこの開口部が前後に動き、締め付けが弱いと一瞬だけ隙間が開きます。
雨の日はズボンの裾を伝って水が下へ流れてくるので、その隙間に水が吸い込まれるように入っていきます。
くるぶしの周りだけが濡れるのは、この経路をたどった水です。
水たまりの跳ね返りも同じ場所を狙ってきます。
くるぶし丈のカバーで水たまりを踏むと、跳ねた水は履き口より高い位置まで上がるので、生地が防水でも上から入ります。
丈が足りていないと、素材をどれだけ選んでも防げません。
開口部の次に疑いたいのが縫い目と靴底です。
縫製で作られたカバーは針穴が残り、縫い目に止水の処理がされていなければそこから染みてきます。
また靴底の部分はアスファルトとこすれ続けるため、使い込むうちに薄くなって穴が開くことがあります。とはいえ新品のうちに濡れるなら、まず履き口の密着と丈を見直してください。
シューズ防水カバーの選び方
見る項目は5つあり、どれも濡れ方に直結しています。
素材は「防水」か「撥水」か
シリコンやゴム、PVC(塩化ビニル)のように素材自体が水を通さないものは防水です。
一方、ナイロンやポリエステルの生地に撥水加工をしただけのものは、水をはじくだけで、押し付けられた水や長時間の雨は生地を通り抜けます。
商品説明に「撥水」とあれば撥水どまりと読み、雨の中を長く歩く用途には防水素材を選んでください。
丈は水が跳ねる高さで選ぶ
くるぶし丈は脱ぎ履きが軽く、小雨の短い移動に向いています。水たまりを避けられない道や、自転車で前輪の跳ね上げを受ける使い方なら、ふくらはぎまで覆うロング丈のほうが履き口に水が届きにくくなります。
履き口の閉じ方
伸縮素材で締めるタイプは、足首に沿う反面、ゆるむと戻りません。
ファスナーや面ファスナーで閉じるタイプは着脱しやすく、さらにドローコードで上端を絞れるものなら、ズボンの裾ごと締めて上からの水を減らせます。
ファスナー部分は縫い目と同じく水が入りやすいので、上に覆いの布が付いているかも確認しておくといいでしょう。
靴底の滑り止めと厚み
濡れた駅の床やタイルの上では、靴本来のソールではなくカバーの底で歩くことになります。底面に凹凸のある滑り止めが付いているか、底材に厚みがあるかで、滑りやすさも穴の開きやすさも変わります。
サイズは靴の外寸で合わせる
カバーのサイズ表は足の長さではなく、かぶせる靴の外寸を基準に見てください。ソールの張り出しやつま先の厚みまで含めて測ると、表記サイズとのずれがはっきりします。
防水シューズカバーのタイプ別比較
市販のカバーは、素材と丈の組み合わせでおおむね4タイプに分かれます。
| タイプ | 防水の仕組み | 向いている場面 | 弱点 |
|---|---|---|---|
| シリコン・ゴムの伸縮タイプ | 素材自体が水を通さず、伸びて靴に密着する | 通勤の短い移動、小雨 | 丈が短いものが多く、水たまりの跳ね返りが入りやすい |
| PVC素材のロングタイプ | 防水生地を縫い合わせ、ファスナーや面ファスナーで閉じる | 水たまりの多い道、自転車、屋外作業 | 縫い目やファスナーの処理が甘いと染みる。かさばる |
| 撥水ナイロンのロングタイプ | 生地表面の撥水加工で水をはじく | 泥はね・汚れよけ、短時間の雨 | 撥水どまりで、長雨や水没は防げない |
| ポリエチレンの使い捨てタイプ | 薄いフィルムで靴を包む | 旅行先の急な雨、一時的な外出 | 破れやすく、底がすぐ傷む |
表を見るとわかるとおり、密着性と覆える高さはなかなか両立しません。
伸縮タイプは足首に沿うぶん丈が短く、ロングタイプは高くまで覆えるぶん閉じ口の処理に左右されます。
どちらの弱点なら許せるかを、歩く道の状態から決めてください。
アディダスやニューバランスのスニーカーに防水カバーをかぶせるとき
アディダスやニューバランスのランニング系スニーカーは、通気のためにアッパーがメッシュになっているモデルが多く、雨が直接当たると短時間で中まで染みます。こうしたスニーカーに防水カバーを重ねる使い方は理にかなっていますが、サイズ選びで一手間かかります。
メーカーが違えば、同じ表記サイズの靴でも外寸は一致しません。
かかとの張り出しが大きいモデルや厚底のモデルはソールの周りが太く、カバーの底に収めるとつま先側が詰まります。
かぶせたい靴を床に置き、つま先からかかとまでの長さと、ソールのいちばん広い部分の幅を測ってから、カバーのサイズ表と照らし合わせてください。
厚底なら、底から履き口までの高さも余裕があるものを選ぶと、上端が足首より下に落ちません。
毎回カバーをかぶせるのが手間なら、靴そのものを防水仕様にする選択肢もあります。
アディダスの防水モデルについてはadidasの防水スニーカーをモデル別に比べた記事で解説しています。
ほかのブランドとの違いはマンダム防水スニーカーと他ブランドの比較で、白い靴を汚れごと守りたい場合は白スニーカーの防水対策で解説しています。
通勤・子ども・アウトドアで変わる防水カバーの選び方
通勤で革靴やローファーを守るとき
駅まで歩いて社内で脱ぐ使い方なら、着脱の速さを優先し、伸縮タイプか面ファスナーで開くタイプを選んでください。
脱いだあとに鞄へしまうので、折りたためる薄さも条件に入ります。
カバーなしで済ませたい場合は見た目を崩さないビジネス防水シューズや、素材と仕立てで選ぶ防水ローファーで解説しています。
自転車や長い徒歩移動のとき
前輪が跳ね上げる水は低い位置から斜めに当たるため、ロング丈で上端を絞れるPVCタイプが向いています。ペダルを踏む足裏は摩耗が早いので、底材に厚みのあるものを選ぶと穴が開くまでの期間が延びます。
子どもに履かせるとき
自分で着け外しできるかを最初に確かめてください。ファスナーより面ファスナーのほうが扱いやすく、走り回ることを考えると底の滑り止めは欠かせません。
旅行先の急な雨
荷物を増やしたくないなら使い捨てタイプで足ります。
ただし一日歩けば底が傷むので、長く歩く予定なら繰り返し使えるタイプを1組持っていくほうが確実です。
雨のラウンドが前提なら雨天でも差が出るゴルフ防水シューズで解説しています。
防水カバーを買ってから後悔しやすい点
いちばん多いのはサイズの読み違いです。
足のサイズで選んでしまい、靴の外寸に合わず、たるんだ生地を引きずったり、無理に伸ばした履き口から水が入ったりします。
購入前に靴の外寸を測っておけば避けられます。
次に多いのが乾かし方の失敗です。
濡れたカバーを丸めたまま鞄に入れておくと、内側に残った水分でにおいやカビが出やすくなります。
使ったあとは裏返して陰干しし、直射日光や暖房器具の近くは避けてください。
シリコンやPVCは熱や紫外線で硬くなり、硬くなった部分から裂けていきます。
見落とされやすいのが底の摩耗です。
外から見て破れていなくても、底が薄くなっていれば濡れた路面の水が染みてきます。
ときどき底を光に透かしたり、指で押して薄い場所がないか確かめたりすると、雨の日に突然濡れる事態を防げます。
毎日のように雨の中を歩くなら、カバーに頼り続けるより縫い目まで止水したブーツのほうが扱いは楽になります。
よくある質問
防水カバーをかぶせれば水たまりに入っても大丈夫ですか
履き口より深い水には入れません。カバーの上端を越えた水はそのまま中へ流れ込むので、水たまりを歩く前提ならロング丈を選び、上端を絞って使ってください。
撥水タイプのシューズカバーは雨の日に使えますか
短時間の小雨や泥はねよけなら使えます。撥水は水をはじくだけで浸水は防げないため、長く雨の中を歩く日は防水素材のカバーを選んでください。
スリッポンのように履き口が広い靴にも使えますか
使えますが、靴自体の履き口が広いぶんカバーの開口部も広く必要になり、足首への密着が甘くなりがちです。
ファスナーやドローコードで締められるタイプを選んでください。
靴側で浸水を防ぐ方法は脱ぎ履きと防水を両立するスリッポンで解説しています。
防水カバーは洗えますか
洗濯できるかどうかは製品によって異なります。表示がない場合は水で泥を流し、裏返して陰干しするにとどめてください。
まとめ
シューズ防水カバーは、素材が防水か撥水か、履き口が足首に密着するか、丈が水の跳ねる高さに足りているかで濡れ方が分かれます。そのうえで、靴底の滑り止めと、かぶせる靴の外寸に合うサイズを確かめてください。
通勤なら着脱の速い伸縮タイプ、自転車や水たまりの多い道なら上端を絞れるPVCのロング丈、子どもなら面ファスナーと滑り止め付き、旅行先の急な雨なら使い捨てタイプが向いています。
ぜひ本記事の選び方を参考に、手持ちの靴の外寸を測ってから、雨の日の道に合った防水カバーを選んでください。

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