SHARE:

防水ledテープライトの選び方|IP等級と屋外使用の目安とは

IP65と書かれたLEDテープを軒下に貼ったのに、ひと冬越したら端から数灯だけ点かなくなっていた。こうした故障の多くは、テープ本体ではなく、切った端や配線のつなぎ目から水が入って起きます。

防水LEDテープライトは、IP等級の数字と、その防水が切り口・コネクター・電源まで続いているかの2点で選びます。

IP65は水しぶきやノズルからの噴流には耐えますが、水没は想定していません。

雨が直接当たり続ける場所や水がたまる場所なら、IP67やIP68の表記がある製品から探してください。

本記事では、IP65・IP67・IP68をそれぞれ屋外のどこまで使えるかの目安と、カットした端を塞ぐ処理を解説します。

なんでも防水したい編集部

「なんでも防水したい」は、身の回りのアイテムを 水濡れトラブルから守るアイデアを発信するメディアです。 防水スマホケース、防水バッグ、防水ガジェット、防水スプレーまで、 シーン別・用途別の最適解を編集部が検証してお伝えします。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

防水LEDテープライトが濡れて点かなくなる原因

点かなくなる場所は、たいてい端です。

LEDテープは、細長い基板にLEDを並べ、その上をシリコンや樹脂で覆って防水にしています。

覆われている区間は水を通しませんが、ハサミで切った断面には基板の銅箔がむき出しになり、ここから水が入り込みます。

製品の箱に書かれたIP等級は、出荷時の状態で測った値です。

長さに合わせて切った時点で、切り口は等級の対象から外れます。

付属のエンドキャップやシリコンで塞ぐ前提の製品が多いので、切るなら塞ぐ処理までが設置作業に含まれると考えてください。

もう一つの入口がつなぎ目です。

テープと電源ケーブルをつなぐコネクターや、DCジャックの差し込み口は、テープ本体より防水の作りが弱いことがあります。

雨水はケーブルを伝って低いほうへ流れるため、つなぎ目が下向きに垂れていると、そこに水が集まります。

電源アダプター本体も見落とされがちです。

テープがIP68でも、コンセントに挿すアダプターは屋内用という製品は珍しくありません。

テープの等級だけを見て屋外に回すと、濡れて止まるのは光る部分ではなく電源側になります。

防水LEDテープライトを選ぶ4つの基準

IP等級の2桁目で耐えられる水を確かめる

IP等級は2桁の数字で、1桁目が防塵、2桁目が防水を表します。

LEDテープで見るのは主に2桁目です。

4はあらゆる方向からの水しぶき、5はノズルからの噴流、6は強い噴流までが対象で、ここまでは水に沈める使い方を含みません。

7は一時的な水没に耐える等級で、規格上は水深1mに30分沈めた条件で試されます。

8はそれを超える継続的な水没が対象ですが、深さや時間の条件はメーカーが決めるため、製品ごとに説明書の記載を確認してください。

被覆の作り方を見る

同じ「防水」でも、基板の表面に樹脂を薄く塗ったもの、シリコンのチューブに通したもの、チューブの中までシリコンで埋めたものでは、水への強さも曲げやすさも違います。

表面を塗っただけのタイプは薄くて貼りやすい反面、水に浸かる場所には向きません。

中まで埋めたタイプは水に強いものの、太く重くなります。

切断位置と切ったあとの処理を確かめる

多くのLEDテープは、決まった間隔ごとに切断できる印があります。

その間隔より細かくは切れないので、貼りたい長さにぴったり合うかを先に測ってください。

防水タイプなら、切り口を塞ぐエンドキャップやシール材が付属するか、別に用意する必要があるかも商品説明で確認しておくと、設置当日に作業が止まりません。

電源アダプターとコントローラーの防水

リモコンの受光部やスイッチの付いたコントローラーは、テープとは別の部品です。

屋外に置くなら、この部分にも防水の記載があるかを見てください。

記載が無いなら、電源とコントローラーは屋内か、雨の当たらない箱の中に置く配線にします。

防水LEDテープのタイプ別比較

防水の仕組みで分けると、LEDテープはおおむね4タイプに分かれます。表記されるIP等級は製品によって異なるため、表の等級は目安として読み、購入時は個別の表記を確認してください。

タイプ防水の仕組み向いている場面弱点
非防水被覆なし(基板がむき出し)リビングの間接照明、棚の裏など乾いた屋内水滴や湯気が当たる場所では使えない
表面コーティング基板の表面に樹脂を薄く塗る。IP65前後の表記が多いキッチンの吊り戸棚下、洗面所、軒下水没には対応しない。切り口と裏面は無防備になりやすい
シリコンチューブテープをシリコンの筒に通す。IP67前後の表記が多いベランダの手すり、雨が当たる外壁沿い筒の中にすき間があり、端から入った湿気が中にこもることがある
シリコン充填筒の中まで樹脂やシリコンで埋める。IP68の表記が多い水がたまる地面際、池まわり、メーカーが水中使用を認める用途太く重い。曲げにくく、粘着だけでは固定しにくい

防水性を上げるほど、テープは厚く硬くなります。狭いすき間や細かい曲線に沿わせたいなら、水がかかる量を見直して、必要以上に上のタイプを選ばないほうが貼りやすく仕上がります。

用途別に見るLEDテープライトの防水等級の目安

キッチン・洗面所など屋内の水回り

かかる水は、はねた水滴と湯気です。

表面コーティングのIP65前後で足ります。

シンクの真上など水が直接かかる位置は避け、少し奥に引っ込んだ棚の下に貼ると、切り口に水が届きにくくなります。

軒下・屋根付きのベランダ

雨は吹き込むものの、浴び続けはしない場所です。

IP65でも使えますが、横殴りの雨が当たる向きならIP67のチューブタイプを選んでください。

電源は屋内に置き、配線だけを外へ出すと、濡れる部品を減らせます。

雨ざらしの庭・外壁・地面際

雨を直接受け、地面際では水たまりに浸かることもあります。IP67以上、水がたまる位置ならIP68を優先し、コネクターにも防水の記載がある製品を選んでください。

水槽・池など水中

IP68の表記があっても、水中で使えるかは別に確かめる必要があります。水深と連続使用の条件はメーカーが決めているため、説明書に水中使用の可否と条件が書かれている製品だけを候補にしてください。

屋外のLEDテープライトで後悔しやすい点

まず剥がれです。

裏面の両面テープは、屋外の温度差や雨で粘着が弱まり、チューブや充填タイプは重さもあるため垂れ下がりやすくなります。

屋外では粘着だけに頼らず、専用のクリップや固定金具を併用すると落ちにくくなります。

配線をはわせて仮止めするテープの選び方は、用途別に厚みと粘着を比べた防水透明テープの記事で解説しています。

次に切り口とつなぎ目の処理です。

付属のエンドキャップを付けたあと、すき間をシリコンで埋めておくと水の入口が減ります。

配線の継ぎ目まわりを覆う補助材については、耐水性と施工性で比べた防水シーリングテープの選び方で解説しています。

ただし、テープで電気の接続部そのものを防水にしようとせず、防水コネクターを使う配線が基本です。

最後に日差しです。

直射日光を長く浴びると、被覆のシリコンや樹脂が黄ばみ、光の色が変わって見えることがあります。

屋外用としてUVへの耐性を記載している製品を選ぶか、軒の陰になる位置に貼ってください。

よくある質問

防水LEDテープライトは切っても防水のままですか

切り口は防水になりません。

切った端をエンドキャップやシリコンで塞いで、初めて水を防げる状態に戻ります。

屋外で使うなら、塞いだ端を下向きにしないよう配置してください。

IP65のLEDテープは雨の日に屋外で使えますか

軒下のように雨が吹き込む程度なら使えます。雨を直接受け続ける場所や、水がたまる場所はIP65の想定外なので、IP67以上を選んでください。

IP68なら水中に入れても大丈夫ですか

IP68は水没の深さと時間をメーカーが決める等級です。説明書に水中使用の可否と条件が書かれていなければ、水中には入れないでください。

USB給電のLEDテープを屋外で使えますか

USBの差し込み口は防水の作りになっていないものがほとんどです。テープ側が防水でも、差し込み口とモバイルバッテリーやアダプターは雨の当たらない場所に置いてください。

まとめ

防水LEDテープライトは、IP等級の2桁目で耐えられる水を確かめ、その防水が切り口・コネクター・電源まで続いているかで選びます。等級は出荷時の値なので、切った端を塞ぐ処理と電源の置き場所までを含めて考えてください。

屋内の水回りならIP65前後の表面コーティング、軒下やベランダはIP65かIP67のチューブタイプ、雨ざらしの庭や地面際はIP67以上で、水がたまる位置ならIP68を選びます。水中での使用は、メーカーが条件を明記している製品に限ってください。

ぜひ本記事のIP等級の目安と切り口の処理を参考に、貼る場所の濡れ方に合った防水LEDテープライトを選んでください。

あなたへのおすすめ