ブチルテープと防水テープの違いは?寿命はどれくらい持つ
ホームセンターの棚で「防水テープ」と「ブチルテープ」が別々の札で並んでいても、この2つは対立する商品ではありません。
防水テープは水の侵入を防ぐ目的のテープの総称で、ブチルテープはその中に含まれる1タイプです。
ブチルゴム系の厚い粘着層を持ち、凹凸のある面にも密着しやすいため、屋外の防水用途で選ばれています。
寿命の年数は製品ごとに異なり、「ブチルテープだから何年」と種類名だけで決まるものではありません。
年数を知りたいときは、手元の製品のパッケージやメーカーの記載で屋外使用の可否と耐候性の表記を確かめてください。
本記事では、ブチルテープと自己融着テープの密着の仕組みの差と、貼る面の凹凸に合わせた選び分けを解説します。

なんでも防水したい編集部
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※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。
ブチルテープと防水テープの違いは「総称」と「種類」の関係
防水テープという呼び名は、特定の素材を指していません。
水の侵入を防ぐ目的で作られたテープ全体を指す上位の呼び名で、その下にブチルテープ、自己融着テープ、シリコンテープなどが並んでいます。
売り場で「防水テープ」とだけ書かれた商品を手に取るときは、裏面の素材表記まで読まないと、どのタイプなのかが分かりません。
ブチルテープの特徴は粘着層にあります。
ブチルゴム系の粘着層が厚く作られているため、表面が平らでない場所でも粘着層が凹凸に沿って入り込み、すき間を埋める形で密着します。
屋外の防水用途で使われるのは、この厚みがあるからです。
一方で、防水テープに含まれるタイプすべてが粘着剤で貼り付くわけではありません。
自己融着テープはテープ同士が融着して一体化するもので、粘着剤ではなくテープ自身が密着します。
「防水テープ」と書かれた2つの商品を比べても、片方は面に貼るタイプ、もう片方は巻いて重ねるタイプ、ということが起こります。
ブチルテープが向く防水の用途、向かない用途
向いている場面
ブチルテープが力を発揮するのは、凹凸やすき間がある面をふさぎたいときです。
粘着層の厚みで段差に沿わせられるので、平らではない屋外の継ぎ目や、表面がざらついた場所の防水に使われています。
屋外向けの選び方は屋外用防水テープの耐候性と粘着力の比べ方で解説しています。
別のタイプを検討したい場面
管やコードのように、ぐるりと巻いて覆いたいものなら自己融着テープも候補に入ります。
重ねた部分同士が一体化する構造なので、貼る面への粘着に頼らずに巻いた形のまま密着させられます。
シリコンテープも自己融着するタイプが多いため、同じ巻き付ける用途で比べられます。
熱がこもる場所や遮熱が目的なら、アルミ箔の基材を持つアルミテープの用途に近くなります。
また住宅の気密・防湿が目的なら気密テープの領域で、防水テープと用途が重なる部分はあるものの、目的の書き方が違います。
ブチルテープを1本持っておけば全部に対応できる、というものではありません。
防水テープのタイプを表で比べる
同じ「防水」の棚にあっても、密着の仕組みと主な用途はタイプごとに分かれます。
| タイプ | 密着の仕組み・特徴 | 想定される用途 |
|---|---|---|
| ブチルテープ | ブチルゴム系の厚い粘着層で面に貼る | 凹凸のある面を含む屋外の防水 |
| 自己融着テープ | 粘着剤ではなく、テープ同士が融着して一体化する | 巻き付けて覆う用途 |
| シリコンテープ | シリコン製で、自己融着するタイプが多い | 自己融着テープと同じく巻き付ける用途 |
| 気密テープ | 住宅の気密・防湿を目的とする | 住宅の気密・防湿。防水と重なる部分がある |
| アルミテープ | アルミ箔の基材を持つ | 耐熱・遮熱 |
表のうち、防水を主目的にしているのはブチルテープ、自己融着テープ、シリコンテープの3タイプです。
気密テープとアルミテープは本来の目的が別にあるので、水を止めたいなら防水用途の記載があるかをパッケージで確かめてください。
見た目の透明感や厚みで選びたい場合は防水透明テープの厚みと粘着の違いで解説しています。
ブチルテープの寿命はどれくらい持つ?
ブチルテープの耐用年数を、種類名だけで一律に言うことはできません。
同じブチルテープでも製品によって屋外使用の想定や耐候性の表記が異なり、年数を示しているかどうかもメーカー次第です。
年数を知りたいときは、買う前にパッケージの「屋外使用」「耐候性」の記載を見て、書かれていない製品は屋外での長期使用を前提にしないほうが安全です。
貼ったあとの状態も、持ちを左右します。
粘着で貼るタイプは、貼った面との間にすき間ができればそこから水が入るため、端が浮いていないか、はがれかけていないかを時々見てください。
浮きを見つけたら、上から重ね貼りでごまかさず、貼り直すかどうかを判断したほうが確実です。
自己融着テープはテープ自身が一体化する仕組みなので、粘着で貼るブチルテープとは劣化の現れ方が違うと考えて、それぞれの製品の説明に従ってください。どのタイプでも、新品時の状態がそのまま続くわけではありません。
防水テープの表記で間違えやすい点
「防水」と「撥水」は別の言葉です。
撥水は水をはじくだけで、浸水は防げません。
テープに限らず、表面加工の説明に撥水とあるなら、すき間をふさいで水の侵入を止める防水テープとは役割が異なります。
「防水テープ」の表記が、どのタイプかを示していない点にも注意が要ります。
総称として使われているため、ブチルテープなのか自己融着テープなのかは素材欄を読んで初めて分かり、貼るつもりで買ったものが巻き付けるタイプだった、という取り違えが起こります。
気密テープのように防水と用途が重なる製品もあるので、商品名ではなく「用途」の欄で判断してください。
貼る対象が人の肌なら、屋外用の防水テープとは選び方がまったく変わります。肌に使う場合は皮膚用防水テープのかぶれにくい素材の見分け方で解説しています。
よくある質問
ブチルテープと防水テープ、どちらを買えばいいですか?
凹凸のある屋外の面をふさぐなら、防水テープの中からブチルテープを選んでください。
防水テープは総称なので、「どちらか」ではなく「防水テープのどのタイプか」で選びます。
巻き付けて覆う用途なら自己融着テープやシリコンテープも候補です。
ブチルテープは何年くらい持ちますか?
製品ごとに異なり、種類名だけでは決まりません。パッケージやメーカーの記載で屋外使用の可否と耐候性の表記を確かめ、貼ったあとは端の浮きを定期的に見てください。
身近な店でも防水テープは手に入りますか?
取扱いは店舗によって異なります。売り場の探し方と並んでいる種類の目安はダイソーの防水テープ売り場と種類で解説しています。
まとめ
防水テープは水の侵入を防ぐテープの総称で、ブチルテープはその中の1タイプです。ブチルゴム系の厚い粘着層で凹凸面に密着させるのがブチルテープ、テープ同士が融着して一体化するのが自己融着テープで、貼るのか巻くのかで選ぶタイプが分かれます。
寿命の年数は製品の記載で確かめるしかなく、貼ったあとの浮きを放置しないことも持ちを左右します。ぜひ本記事のタイプ別の比較を参考に、ふさぎたい場所の形に合う防水テープを選んでください。



