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エアコン室外機用の防水皿はどれがいい?素材と耐荷重の違い

暖房をつけた翌朝、ベランダの室外機の下に水たまりができていて、手すりの外まで水が伝っていました。室外機用の防水皿は、素材を比べる前に「室外機の脚を皿に乗せるのか」「皿に落ちた水をどこへ逃がすのか」の2点で、選ぶべきものがほぼ決まります。

室外機から水が出るのは、主に暖房運転のときです。

外の空気から熱をくみ上げる途中で本体の熱交換器に霜が付き、霜取り運転で溶けた水が底面の排水穴から落ちます。

冷房中心の夏より、暖房を長く使う冬のほうが床は濡れやすくなります。

皿の縁を高くしても、水の行き先が無ければいずれ縁を越えてあふれます。本記事では、室外機の脚が皿に乗るかどうかで変わる耐荷重の確かめ方と、溜まった水をベランダの排水口まで逃がす置き方を解説します。

なんでも防水したい編集部

「なんでも防水したい」は、身の回りのアイテムを 水濡れトラブルから守るアイデアを発信するメディアです。 防水スマホケース、防水バッグ、防水ガジェット、防水スプレーまで、 シーン別・用途別の最適解を編集部が検証してお伝えします。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

室外機の防水皿を置いたのに床が濡れる理由

濡れる原因のほとんどは、皿に出口が無いことです。

防水皿の役割は水を受け止めることであって、水を消すことではありません。

受けた水を外へ流す排水口が無い皿や、排水口に栓をしたままの皿は、容量を超えた時点で外周から一度に水を流し出します。

霜取り運転は一晩のうちに何度も繰り返されるため、1回ごとの水は少なくても、朝までには皿の中に水がたまっていきます。溜めるだけの皿で間に合うのは、暖房をほとんど使わない場合に限られます。

冬はもう一つ、凍結が重なります。

夜のあいだに皿の水が凍ると、次の霜取りで出た水は氷の上を流れるしかなく、皿の深さが実質的に浅くなります。

排水口がある皿でも、口の周りが凍れば同じことが起きるので、寒い地域では排水口からホースで水を引き出し、皿の中に水を残さない置き方が前提になります。

皿と室外機の位置がずれている場合も床は濡れます。

底面の排水穴が皿の範囲から外れていれば、皿をどれだけ大きくしても水は皿の外に落ちます。

排水穴の位置は機種によって異なるため、皿を選ぶ前に室外機の底を確かめてください。

室外機用の防水皿で見る4つの点

耐荷重は「脚を乗せるかどうか」で必要かが変わる

室外機を皿の上に直接置くなら、皿の耐荷重表記と室外機の質量を必ず見比べてください。室外機の質量は、取扱説明書や仕様表、本体の銘板(めいばん:型番や仕様が書かれた金属またはシールの表示)に記載されています。

室外機の重さは4本の脚に集中してかかるので、皿の平らな面全体で支えるわけではありません。

耐荷重の表記が全体に均等にかかる前提なのか、脚のような点でかかる前提なのかは製品によって異なり、その条件まで書かれているかも確かめたい点です。

一方で、室外機を台に載せて皿をその下に置くだけなら、皿に重さはかからないので、耐荷重はほとんど関係がありません。

素材は樹脂か金属か

樹脂製の防水皿は軽く、さびの心配がありません。

ただし屋外では紫外線を受け続けるため、年数がたつと硬くなったり割れたりすることがあり、交換を前提に考えたほうがよい素材です。

金属製は脚を乗せたときにたわみにくく、重い室外機と組み合わせやすい反面、表面処理や素材によってはさびが出ます。

さびにくさは「ステンレス」などの素材表記と、表面処理の説明を見て判断してください。

防水皿の排水口の有無と位置

排水口が付いていて、ホースをつなげる形になっているかどうかで、使える場面が大きく変わります。

排水口が皿の角にあるのか中央にあるのかでも、ベランダの排水口までホースを引き回す距離が変わります。

ホースの太さに合う接続口かどうかは製品ごとに確認が必要です。

サイズは外寸より脚と排水穴の位置で決まる

防水皿の外寸が室外機より大きくても、脚の位置が皿の縁にかかってしまえば安定しません。室外機の脚の間隔と、底面の排水穴の位置の2つを測り、両方が皿の平らな部分に収まるかどうかで選んでください。

防水皿のタイプ別比較

市販されている室外機用の受け皿は、大きく3タイプに分けられます。個別の製品の仕様は異なるため、表は各タイプに共通する傾向として見てください。

タイプ防水の仕組み向いている場面弱点
樹脂成形の受け皿一体成形の縁で水を受け、継ぎ目が無い台の下に置く、または軽めの室外機を乗せる紫外線で劣化しやすく、脚の重さでたわむことがある
金属板の受け皿板を折り曲げた縁で水を受ける。角の継ぎ目の処理は製品による室外機の脚を直接乗せたい場合素材によってはさびが出る。金属同士が触れると振動音が出ることがある
室外機台と一体のタイプ台の下段に付いた皿で水を受ける室外機を床から浮かせたい場合台ごと据え付けるため、置き直しに手間がかかる

どのタイプでも、排水口があるかどうかで冬の使い勝手は変わります。表のどの行を選ぶにしても、排水口とホースの接続方法は別に確かめてください。

設置場所で変わる防水皿の優先点

集合住宅のベランダに置くなら排水の経路を優先

集合住宅では、室外機の水が手すりの外や隣の住戸側へ流れると、下の階や隣家に迷惑がかかります。

この場合は皿の素材より、排水口付きの皿を選び、ホースでベランダの排水口まで水を導けるかを優先してください。

ホースが避難経路や隔て板の前をふさがないかも、置く前に確認しておく必要があります。

寒冷地では皿に水を残さない形を選ぶ

夜間に氷点下になる地域では、溜める皿は凍結であふれやすくなります。

排水口が皿のいちばん低い位置にあり、水がすぐ抜ける形のものを選んでください。

ホースの中で水が凍ることもあるため、ホースはたるませず、下り勾配が途切れないように引き回します。

地面のコンクリートに置くなら耐荷重を優先

戸建ての犬走りのように、もともと濡れても困らない場所なら、排水よりも安定を優先できます。室外機を皿に直接乗せる場合は耐荷重に余裕のある金属製を、台の下に敷くだけなら樹脂製でも問題ありません。

室外機の下に防水皿を設置する手順と業者に依頼する目安

室外機は冷媒配管で室内機とつながっているので、持ち上げたり位置をずらしたりすると配管に力がかかります。

脚を皿に乗せるために本体を動かす必要があるなら、自分で作業せず、エアコンの取付業者や販売店に依頼してください。

皿を台の下に差し込むだけで済む場合でも、次の順で確かめてから置くと失敗が減ります。

  • 銘板や取扱説明書で室外機の質量を確認する
  • 室外機の脚の間隔と、底面の排水穴の位置を測る
  • 皿の排水口からベランダの排水口までの距離と、ホースを通す位置を決める
  • 皿が室外機の吸込口や吹出口の前をふさがないことを確かめる
  • 皿を置いたあと、ホースが下り勾配になっているかを見る

吸込口は本体の背面や側面にあることが多く、皿の縁やホースで風の通り道を狭めると、運転の効率が落ちる原因になります。置いたら一度暖房を運転し、霜取りのあとに皿から水が抜けていくかを目で確かめておくと安心です。

防水皿を置いてから後悔しやすい点

いちばん多いのは、排水口の詰まりです。

屋外の皿には落ち葉や砂、ほこりがたまり、それが排水口をふさぐと、出口のある皿でも溜めるだけの皿と同じようにあふれます。

季節の変わり目、とくに暖房を使い始める前に、皿の中の掃除と排水口の通りを確かめてください。

樹脂製の皿は、劣化に気付きにくい点にも注意が必要です。

表面が白っぽくなったり、縁を押したときに細かいひびが見えたりしたら、水漏れが起きる前に交換を考える時期です。

金属製の皿は、角や排水口の周りからさびが出ていないかを見てください。

音の問題もあります。

金属製の皿に脚を直接乗せると、運転中の振動が皿に伝わり、音が大きくなることがあります。

防振ゴムを脚と皿の間に挟めるかどうかは、皿の形と脚の形によって異なるため、室外機に元から付いている防振ゴムを外さずに置けるかを事前に見ておくと安心です。

よくある質問

室外機に防水皿は必ず必要ですか

必須ではありません。

室外機の水が地面や排水口に流れていて、誰にも影響が無い場所なら、皿を置かなくても問題ありません。

ベランダの下の階や隣の住戸に水が流れる場合や、床に水たまりが残る場合に必要になります。

室外機を自分で持ち上げて皿に乗せてもよいですか

避けてください。

室外機は冷媒配管で室内機とつながっており、持ち上げると配管に負担がかかります。

脚を皿に乗せる設置は、エアコンの取付業者や販売店に依頼してください。

冷房のときも防水皿に水は出ますか

室外機本体からの水は、主に暖房運転中の霜取りで出ます。夏に室外機の近くが濡れている場合は、室内機から延びている排水ホースの出口が近くにあることが多いので、まずホースの先端の位置を確かめてください。

防水皿の掃除はどのくらいの頻度で必要ですか

設置場所の落ち葉や砂の量で変わりますが、少なくとも暖房を使い始める前には一度、皿の中と排水口を掃除してください。木の近くや風で砂が吹き込む場所では、それより短い間隔で見ておく必要があります。

まとめ

室外機用の防水皿は、室外機の脚を乗せるなら耐荷重と素材、台の下に敷くだけなら排水口とサイズを先に見ると、候補が絞れます。どちらの場合も、皿に落ちた水をどこへ逃がすかが決まっていなければ、冬の霜取りの水で縁を越えてあふれます。

集合住宅のベランダなら排水口付きの皿とホースで排水口まで導く形を、寒冷地なら水を残さず抜ける形を、地面のコンクリートに置くなら耐荷重に余裕のある金属製を選んでください。ぜひ本記事の4つの確認点を参考に、室外機の銘板と脚の位置を確かめてから防水皿を選んでください。

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