ドラム式洗濯機に防水パンは必要か|判断基準と設置手順
ドラム式洗濯機の防水パンで失敗しやすいのは、外寸ではなく内寸と排水口の位置です。洗面所の床に樹脂製の受け皿があり、その隅に排水口のふたが見えていても、ドラム式の脚が縁の内側に収まるのか、排水口が本体の真下に隠れてしまうのかは、見ただけでは分かりません。
防水パンが必要かどうかは、住まいの契約、床と排水口の状態、洗濯機の据付説明書に書かれた条件の3か所で判断できます。
ドラム式は縦型より奥行きがあり重いので、縦型と同じ感覚で置くと脚が受け皿の段差に乗ることがあります。
本記事では、防水パンの内寸と排水口の位置を測り、置けるかどうかを決める手順を解説します。

なんでも防水したい編集部
「なんでも防水したい」は、身の回りのアイテムを 水濡れトラブルから守るアイデアを発信するメディアです。 防水スマホケース、防水バッグ、防水ガジェット、防水スプレーまで、 シーン別・用途別の最適解を編集部が検証してお伝えします。
※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。
ドラム式洗濯機と防水パンを確かめる前の準備
用意するのは、金属製の巻き尺、懐中電灯、スマートフォンのカメラ、洗濯機の取扱説明書と据付説明書です。
説明書が手元に無ければ、メーカーのサイトで型番から探してください。
据付説明書には、本体を置くのに必要な防水パンの内寸や、排水口の位置の条件が載っていることがあります。
載っていない場合は、メーカーの相談窓口に問い合わせて確認してください。
洗濯機をすでに置いている場合は、本体を動かさずに測れる範囲から始めます。
ドラム式は重量があり、1人で引き出すと転倒や床の傷、けがにつながるおそれがあります。
どうしても動かすときは、電源プラグを抜いて水栓を閉め、取扱説明書の手順に従って残り水を抜き、必ず2人以上で作業してください。
防水パンの排水口のふたやトラップ(排水口の中で臭いを止める部品)を外して奥まで分解するのは、この段階では避けてください。部品の向きを戻し損ねると、臭いの逆流や水漏れの原因になります。
防水パンが必要か判断し、ドラム式を置けるか確かめる手順
住まいの契約と管理規約を確認する
最初に見るのは、洗濯機の本体ではなく書類です。
賃貸住宅や集合住宅では、防水パンの設置が契約や管理規約で決められていることがあります。
下の階へ水が漏れたときの責任にも関わるので、決まりがある住まいでは、防水パンを使う前提で残りの手順に進んでください。
床と排水口の状態を見る
次に、懐中電灯で床と排水口を照らして写真に残します。
防水パンが無い床なら、床に直接排水口があるのか、壁から排水管が出ているのかで条件が変わります。
防水パンなしで置くときの確かめ方は防水パンなしでも洗濯機を置けるかの確認手順で解説しています。
防水パンの内寸を測る
防水パンがある場合は、縁の外側ではなく、縁の内側の平らな面を縦と横で測ります。
外寸で比べると、縁の立ち上がりの分だけ広く見積もってしまうからです。
測った数字は、据付説明書にある防水パンの条件と並べて見比べてください。
洗濯機の脚の位置と排水口の位置を重ねる
本体の幅が内寸に収まっていても、脚の位置が段差に重なれば安定しません。
据付説明書の外形図で脚の位置を確かめ、内寸と排水口の位置を描いた紙に重ねてみると、排水口が本体の真下に入るかどうかまで分かります。
排水口が真下に隠れると、ごみ受けの掃除ができなくなります。
置けない場合は依頼先を決める
内寸が足りない、排水口が脚と重なる、といった結果が出たら、自分で防水パンを交換する前に、管理会社や住宅設備の業者、洗濯機の販売店に相談してください。防水パンの交換は排水管の接続を伴うため、業者に依頼する作業です。
ドラム式洗濯機で防水パンの設置に失敗するパターン
よくあるのは、運転中に本体ががたつく症状です。
脚が防水パンの縁や段差に乗っていることが原因で、内寸ではなく外寸で比べたときに起きます。
置き直すだけでは解決しないので、内寸を測り直したうえで、合う防水パンへの交換や置き方の変更を業者に相談してください。
本体が受け皿より大きい場合の考え方は洗濯機が防水パンより大きいときの手順で解説しています。
排水口がふさがれて掃除できない、という失敗もあります。
本体の真下に排水口が来ると、ごみ受けに手が届かず、詰まりや臭いに気づくのが遅れます。
この場合は、脚を受け皿の高さから浮かせて排水口に手が届くようにする方法があり、ドラム式のかさ上げの手順と注意点で解説しています。
本体の一部が縁の外へ出てしまう場合も、そのまま使うと漏れた水が受け皿の外へ落ちます。はみ出し方による対処はドラム式の防水パンがはみ出るときの対処で解説しています。
防水パンの役割と、掃除・点検の頻度
防水パンは、給水ホースや排水ホースの接続部から漏れた水、本体の下にたまった水を受けて、排水口へ流すための受け皿です。
床を水から守るのが役割で、大量の水があふれるような故障まで受けきれるものではありません。
漏れを見つけたら、受け皿があっても運転を止めて水栓を閉めてください。
役割を果たすには、排水口が詰まっていないことが前提です。
髪の毛や糸くず、ほこりがごみ受けにたまると、受けた水が流れずに縁からあふれます。
掃除の頻度は家庭の洗濯量で変わるため、洗濯機と防水パンの取扱説明書の表示に従ってください。
目安が無ければ、排水口から臭いがしたときや水の流れが遅いと感じたときを掃除のきっかけにします。
点検では、受け皿の表面にひびが無いか、隅に水がたまっていないかも見てください。汚れやカビを落とす手順は防水パンのお手入れと掃除の手順で解説しています。
防水パンのタイプとドラム式との相性
防水パンには、床に近い平らなタイプと、本体を置く面や脚の位置を高くしたかさ上げタイプがあります。
平らなタイプは本体の下に手が入りにくく、ドラム式では排水口の掃除がしにくくなる場合があります。
かさ上げタイプは本体の下にすき間ができるので、排水口に手が届きやすくなります。
排水口の位置も、受け皿の中央にあるものと隅にあるものがあります。
ドラム式は奥行きがあるため、中央の排水口が本体の真下に入りやすい点に注意してください。
どのタイプが合うかは、据付説明書の条件と排水管の位置で決まります。
すでに置いた受け皿にドラム式が収まらない場合は、ドラム式が防水パンに入らないときの対処手順で解説しています。
よくある質問
ドラム式洗濯機は防水パンなしで使えますか?
契約や管理規約に定めが無く、床の排水口や排水管の位置が据付説明書の条件に合っていれば、防水パンなしで置ける場合があります。
ただし漏れた水を受ける物が無いので、接続部からの水漏れに気づくのが遅れます。
設置前の確かめ方は防水パンなしで洗濯機を設置するときの確認手順で解説しています。
防水パンの交換は自分でできますか?
排水管の接続を伴うため、管理会社や住宅設備の業者に依頼してください。自分で行うのは、内寸や排水口の位置を測り、相談のための写真を用意するところまでです。
防水パンの内寸は外寸から計算してもいいですか?
縁の立ち上がりの厚みは製品によって異なるので、計算ではなく内側の平らな面を直接測ってください。外寸から推定すると、脚が段差に乗る原因になります。
まとめ
ドラム式洗濯機に防水パンが必要かは、住まいの契約、床と排水口の状態、据付説明書の条件で判断できます。
置くと決めたら、縁の内側の内寸を測り、脚の位置と排水口の位置を重ねて、がたつきや掃除のしにくさが出ないかを確かめてください。
合わない場合の交換は業者に依頼します。
ぜひ本記事の手順を参考に、巻き尺と据付説明書を手元に用意して、防水パンの内寸と排水口の位置を測るところから始めてください。



