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防水防塵耐衝撃のスマートウォッチはどれを選ぶ?等級の違い

IP68と5ATMが並んで書かれた商品ページを開き、どちらが水に強い表示なのか分からないまま候補だけが増えていく。スマートウォッチを探していると、この状態で手が止まりがちです。

防水防塵耐衝撃のスマートウォッチは、IP等級の2桁、ATMの気圧表示、耐衝撃の試験根拠の3つを分けて読めば選べます。

IP68は粉塵と水没への耐性を、5ATMは水圧への耐性を示す表示なので、同じ「防水」でも測っているものが違います。

耐衝撃には統一された等級が無く、メーカーが何の試験をしたのかを書いているかどうかで、表示の重みが変わります。

本記事では、IP68と5ATMを両方持つタイプがどの場面まで使えるかと、水泳中にBluetoothイヤホンで音楽を再生しにくい理由を解説します。

なんでも防水したい編集部

「なんでも防水したい」は、身の回りのアイテムを 水濡れトラブルから守るアイデアを発信するメディアです。 防水スマホケース、防水バッグ、防水ガジェット、防水スプレーまで、 シーン別・用途別の最適解を編集部が検証してお伝えします。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

防水のスマートウォッチでも浸水するのはなぜか

IPX7と書いてある時計をつけてシャワーを浴び、しばらくして画面の内側が曇った。こうした浸水の多くは、表示の試験条件と実際の使い方がずれたところで起きます。

IP等級の防水試験は、真水・常温・静止した状態が前提です。

IPX7なら水深1mに30分沈めても有害な影響が無いこと、IPX8はメーカーが定めたIPX7より厳しい条件での連続的な水没に耐えることを示します。

ここに含まれていないのが、シャワーや蛇口の水圧、プールへの飛び込み、波、温水、石けんや入浴剤、海水です。

静かに沈めることには耐えても、勢いのある水流や熱でシール材がゆるむと、そこから水が入ります。

水中でボタンを押す操作も、試験の想定外になりやすい動作です。

ボタンやリューズは動く部品なので、押し込んだ瞬間に隙間の圧力が変わります。

さらに、防水等級の値は新品時のものです。

ケースをふさぐパッキンや接着層は、汗・紫外線・温度差で少しずつ劣化し、買ったときと同じ性能は続きません。

浸水を防ぐには、表示の数字を比べる前に「その数字がどんな条件で測られたか」を知っておく必要があります。等級表示そのものの読み方はスマートウォッチ防塵防水の等級表示の読み方で解説しています。

スマートウォッチの防水防塵耐衝撃を読む4つの軸

IP等級は1桁目が防塵、2桁目が防水

IP68の「6」は防塵、「8」は防水の段階です。

防塵の5は「機器の動作を妨げるほどの粉塵が入らない」、6は「粉塵が入らない」を意味し、砂浜や工事現場のように細かい粒子が舞う場所なら6を選んでください。

IPX8のように1桁目が「X」なら、防塵の試験をしていないという意味で、防塵性能がゼロという意味ではありません。

それでも判断材料が無いことに変わりはないので、粉塵の多い場所で使うなら数字が入った表示を選ぶほうが確実です。

ATM表示は水圧への強さ

5ATM・10ATMは、静止状態でどれだけの水圧に耐えるかを気圧で示した表示です。

IP等級が「沈めても平気か」を見るのに対し、ATMは「押しつけられる水の力に耐えるか」を見ています。

5ATMの製品でも、水泳は可、ダイビングや水上スキーのような高速の水流は対象外と案内するメーカーがあるため、水に入る用途では取扱説明書の対象範囲まで読んでください。

気圧表示の意味は5気圧防水がどこまで水濡れに耐えるかで解説しています。

耐衝撃は試験の中身まで書いてあるか

耐衝撃には、IP等級のような共通の段階がありません。

よく見かける「MIL-STD-810準拠」は米国防総省の試験規格で、落下・振動・温度変化など多くの試験項目から、メーカーが選んだものを自社や外部機関で実施したという意味です。

どの項目を試したかを公開している製品と、「準拠」とだけ書く製品とでは、同じ表記でも中身が違います。

充電端子とボタンの構造

充電の接点が背面に露出しているタイプは、濡れたまま充電器に載せると端子の腐食につながるので、拭いて乾かしてから充電してください。物理ボタンやリューズが多いほど、水と粉塵の入り口になりうる箇所も増えます。

防水防塵スマートウォッチのタイプ別比較

表示の組み合わせで分けると、スマートウォッチは次の4タイプに整理できます。

タイプ防水の仕組み向いている場面弱点
IP68のみ表示粉塵の侵入と静かな水没への耐性を示す雨天の通勤、手洗い、砂ぼこりのある屋外水圧の表示が無く、水泳の可否は説明書頼み
5ATMのみ表示静止状態での水圧への耐性を示すプールでの水泳、水辺のレジャー防塵の表示が無く、粉塵の多い現場では判断材料が無い
IP68と5ATMを併記粉塵・水没・水圧の3方向を表示ランニング、水泳を含む屋外スポーツ温水・高速の水流・海中での潜水は対象外のまま
10ATMと耐衝撃試験を併記高い水圧と、公開された衝撃試験登山、現場作業、マリンスポーツ製品によっては本体が厚く重くなる

IP68と5ATMの併記タイプは、日常から水泳までを1本でまかないたい場合の基準になります。ただし併記していても、試験は真水・常温での結果なので、温泉や海での扱いは別に確認してください。

用途別に見る耐衝撃と防水の優先順位

通勤や家事が中心なら、IP67かIP68で足ります。

雨や手洗いの水しぶきは、IP等級の範囲で十分に想定されている濡れ方です。

耐衝撃はドアや机の角に当てる程度なら、画面の保護フィルムやケースで補えます。

ランニングやジムでは汗が主な水分になり、汗の塩分はパッキンの劣化を早めるため、IP68に加えて使用後に真水で軽くすすげる製品を選んでください。水泳をするなら、IP等級だけで判断せず5ATM以上の表示があることを条件にします。

登山や建設現場のように岩や鉄骨にぶつける場面では、防塵の6と、試験項目を公開した耐衝撃表示の両方を優先してください。手袋をしたまま操作する場面が多いなら、タッチ画面よりボタン操作の比重が高い設計のほうが扱いやすくなります。

スマートウォッチとワイヤレスイヤホンで音楽を再生するとき

スマートウォッチに保存した音楽をBluetoothのワイヤレスイヤホンで聴きながら泳ごうとすると、水に入った途端に音が途切れます。Bluetoothが使う2.4GHz帯の電波は水にほとんど吸収されてしまい、腕と耳のあいだに水が入ると届かないためで、時計やイヤホンの防水性能とは関係がありません。

水中で音楽を聴くなら、イヤホン本体に音源を保存して再生するタイプを選び、スマートウォッチとは切り離して考えてください。

その場合、イヤホン側の防水等級も別に確認が必要です。

イヤホンの等級の見方は防水イヤホンのIPX表示の盲点で、水没を前提にした製品はIPX8の完全防水イヤホンがどこまで耐えるかで解説しています。

陸上のランニングなら、雨の中でも腕と耳のあいだに水の層ができないため、接続は保たれます。汗や雨に備えてIPX4以上のイヤホンを選べば、水しぶきへの耐性は確保できます。

防水防塵スマートウォッチで買ってから後悔しやすい点

防水等級は年数とともに下がります。

パッキンが硬くなったり接着がはがれたりしても見た目には分かりにくく、ある日突然内部が曇って気づくことがあります。

腕時計のパッキン劣化の目安は防水防塵腕時計の寿命とパッキン劣化で、端末全体の寿命との関係は防水防塵耐衝撃スマホの寿命と等級の関係で解説しています。

温水も見落とされやすい条件です。

入浴やサウナでは熱でシール材が膨張と収縮をくり返し、石けん成分が隙間に入りやすくなるので、外してから入ってください。

海で使ったあとは、塩分が乾いて結晶になる前に真水ですすぎます。

耐衝撃の表示があっても、画面ガラスの割れまで防げるとは限りません。バンドも見落とせない部分で、革バンドは水に弱いため、水泳やランニングに使うならシリコンやナイロンに付け替えてください。

よくある質問

IP68なら泳いでも大丈夫ですか

IP68だけでは水泳の可否は決まりません。IP等級は静かな水没の試験で、泳ぐ動作による水圧は含まれていないため、5ATM以上の表示か、取扱説明書に水泳可と書かれていることを確かめてください。

5ATMと10ATMはどちらを選べばいいですか

プールでの水泳が中心なら5ATMで足ります。

シュノーケリングや波のある海で使うなら10ATMを選んでください。

どちらもスキューバダイビングを対象とした表示ではありません。

気圧ごとの違いは10気圧防水の腕時計の気圧表示で解説しています。

シャワーや入浴のときもつけたままでいいですか

外してください。温水と石けんはIP等級・ATM表示どちらの試験条件にも含まれておらず、パッキンの劣化を早めます。

MIL規格準拠なら落としても壊れませんか

壊れないとは言えません。

MIL-STD-810準拠は、メーカーが選んだ試験項目で一定の条件をクリアしたという意味で、すべての落下や衝撃に耐える保証ではありません。

粉塵の侵入についても同じ考え方で、防塵の段階は防水防塵カメラのIP等級で解説しています。

まとめ

防水防塵耐衝撃のスマートウォッチは、IP等級の防塵と防水の2桁、水圧を示すATM表示、試験項目まで公開された耐衝撃表示を分けて読むと選べます。どの表示も真水・常温・新品時の条件で測られているため、温水や海水、年数がたった製品では余裕を見ておく必要があります。

通勤や家事ならIP68、水泳をするならIP68と5ATMの併記、登山や現場作業なら防塵6と耐衝撃試験の公開を条件にしてください。

水中で音楽を聴きたい場合は、時計ではなくイヤホン側の仕組みで選びます。

ぜひ本記事の等級の読み方を参考に、自分が水やほこりに触れる場面に合った1本を選んでください。

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