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防水防塵耐衝撃スマホの寿命はどれくらい?等級との関係

IP68と仕様表に書かれたスマホを数年使ったあと、雨の日に画面の内側が曇った。

防水の数字は変わらないのに、本体のほうが先に変わっていたことになります。

防水防塵耐衝撃スマホの寿命は等級の数字では決まらず、等級を支えるパッキンや接着部がどれだけ傷まずに残っているかで決まります。

IPの防水等級は出荷時に満たした値であり、何年使っても同じ性能が続くという約束ではありません。

そのうえで、本体を長く使えるかどうかはバッテリーの消耗と、メーカーがソフトウェア更新を続ける期間にも左右されます。

防水が最初に限界を迎えるとは限らないので、3つのうちどれが先に来そうかを買う前に見ておくと失敗が減ります。

本記事では、IP68の2つの数字が示す範囲と、落とした後に防水性能を疑うべき場面を解説します。

なんでも防水したい編集部

「なんでも防水したい」は、身の回りのアイテムを 水濡れトラブルから守るアイデアを発信するメディアです。 防水スマホケース、防水バッグ、防水ガジェット、防水スプレーまで、 シーン別・用途別の最適解を編集部が検証してお伝えします。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

防水防塵スマホが「防水なのに濡れて壊れる」理由

防水スマホの筐体は、部品の継ぎ目をゴムのパッキンや接着剤でふさいで水を止めています。

水を止めているのは素材そのものではなく、この「継ぎ目のふさぎ方」です。

継ぎ目は本体の外周、背面パネル、ボタン、スピーカー穴、充電端子のまわりに集中していて、どこか1か所でも隙間ができれば水はそこから入ります。

パッキンはゴムなので、時間とともに硬くなり、押し返す力が弱まっていきます。

落下の衝撃で筐体がわずかにゆがむと、継ぎ目の密着が一部だけ甘くなることもあり、外から見ても割れや傷が無いので気づけません。

耐衝撃をうたうモデルでも、守っているのは「落としても動作が止まらないこと」であって、落とした後も防水が保たれることまで同じ試験で確かめているとは限りません。

もう1つは修理です。

画面やバッテリーを交換するために筐体を開けると、接着部をいったんはがすことになり、閉じ直したあとの防水性能は修理の方法によって変わります。

メーカーや正規の修理窓口が交換後の防水について何と案内しているかは、依頼する前に確認してください。

腕時計でも同じ劣化が起きるので、防水防塵腕時計のパッキン劣化の目安を腕時計のパッキンが傷む時期の記事で解説しています。

防水防塵耐衝撃スマホを長く使うための選び方

寿命を考えて選ぶなら、等級の高さよりも「どの場面まで想定した試験か」と「劣化しやすい部分がどれだけ少ないか」を見てください。

IP等級の2桁目で水への耐え方を見る

IPの2桁目が防水を表します。

IPX4はあらゆる方向からの水しぶき、IPX5は噴流水に耐える区分で、どちらも水没は対象外です。

IPX7は一時的な水没に耐える区分で、IEC規格では水深1mに30分沈めても有害な浸水が無いことを求めています。

IPX8はそれより厳しい条件での継続的な水没を指しますが、水深と時間はメーカーが決めるので、同じIPX8でも中身は製品ごとに違います。

仕様表の注記で条件を確かめてください。

1桁目の防塵は砂や粉の多い場所で差が出る

1桁目は粉塵への強さで、IP5Xは動作に支障が出る量の粉塵は入らない区分、IP6Xは粉塵が内部に入らない区分です。

砂浜や工事現場では、細かい砂がスピーカー穴やボタンの隙間に入り込み、パッキンを傷める原因にもなるので、屋外で使う時間が長い人ほどIP6Xを選ぶ意味が大きくなります。

粉塵の等級の読み方は防水防塵カメラのIP等級の解説でも扱っています。

耐衝撃は試験の条件まで読む

耐衝撃をうたうスマホの多くは、米国国防総省の試験規格MIL-STD-810を参考にしたと表記しています。

ただしこの規格は試験の方法を定めたもので、どの項目を何回試したかはメーカーが選ぶため、「MIL規格準拠」の一言だけでは比べられません。

落下の高さ、落とす面、回数がメーカー公表の資料に書かれているかを確認してください。

充電端子の構造は毎日の劣化に直結する

端子をゴムのキャップでふさぐタイプは、開け閉めのたびにキャップの付け根が傷み、閉め忘れればそのまま浸水の入口になります。

キャップの無いタイプでも、濡れた端子に充電ケーブルを挿すとショートや腐食の原因になります。

置くだけで充電できるワイヤレス充電に対応した機種なら、端子に触れる回数自体を減らせます。

IP等級と耐衝撃性能で分けたスマホのタイプ比較

防水防塵耐衝撃スマホは、等級と想定している使い方で大きく3タイプに分かれます。

タイプ防水の仕組み向いている場面弱点
生活防水タイプ(IPX4〜IPX5程度)継ぎ目をふさぎ、しぶきや噴流水を防ぐ雨の中での通話、手洗い時の水はね水没は対象外。お風呂や水辺での使用は想定していない
水没対応タイプ(IP67・IP68)継ぎ目をパッキンと接着で密閉し、一時的〜継続的な水没に耐える水たまりへの落下、キッチンでの使用、屋外レジャー耐衝撃は別の話。落下後は密閉が保たれているか分からない
タフネスタイプ(IP68級+MIL-STD-810参考の試験)密閉に加えて、厚い外装や角の保護で衝撃を逃がす工事現場、釣り、登山など落下と粉塵が日常の場面本体が重く厚い。試験項目はメーカーごとに異なる

生活防水タイプから水没対応タイプへの差は「沈めても平気か」、水没対応タイプからタフネスタイプへの差は「落としても防水を保ちやすい作りか」です。どちらの差が自分の生活に関係するかで、選ぶタイプは決まります。

用途別に見る防水防塵スマホの優先順位

通勤・通学で雨に濡れる程度なら

傘を差しながらの操作や、駅のホームで雨粒がかかる程度ならIPX5以上で足ります。そのうえで、毎日の充電で端子が傷まないよう、ワイヤレス充電に対応しているかを優先してください。

キャンプや釣りなど水辺で使うなら

水に落とす前提で、IP68と防塵のIP6Xを両方満たすものを選びます。

IPX8の水深と時間の条件が自分の使う水辺に合っているかも見てください。

ただし海水は等級の試験条件に含まれていないので、使った後は真水で流すなど、取扱説明書の手入れ方法に従う必要があります。

工事現場や倉庫など落下と粉塵が多いなら

このときはタフネスタイプが候補になり、MIL-STD-810の項目のうち落下・振動・粉塵の試験が含まれているかを確認します。手袋をしたまま操作できるかも、現場での使いやすさを左右します。

子どもや高齢の家族に持たせるなら

落とす回数が多く、端子キャップの閉め忘れも起きやすいので、キャップの無い構造か、ワイヤレス充電に対応したものを選ぶと浸水の入口を1つ減らせます。

防水スマホとワイヤレスイヤホンを組み合わせるときの性能

雨の中やランニング中にスマホを防水にしても、Bluetoothでつなぐワイヤレスイヤホンが防水でなければ、壊れるのはイヤホンのほうです。イヤホンの防水等級もスマホと同じIPで表され、汗や雨しぶきならIPX4、水洗いまで考えるならIPX5以上、水泳など水没させる使い方ならIPX8を目安にしてください。

スマホをポケットやバッグの奥にしまったまま再生を操作するなら、イヤホン側で音量や曲送りを操作できるかも確認しておくと、濡れた手でスマホを取り出す回数が減ります。

屋外で長く使う日は、イヤホンの連続再生時間と充電ケースの充電回数がスマホの使い方に足りるかも見ておきましょう。

防水イヤホンを等級表示だけで選ぶ危うさは防水イヤホンのIPX表示の盲点の記事で、水没に対応するモデルの条件は完全防水をうたうIPX8イヤホンの解説で解説しています。

手首で通知を受けたいなら、防水防塵耐衝撃スマートウォッチの等級の違いも参考になります。

防水防塵スマホを買ってから後悔しやすい点

お風呂で使って曇りが出たという例は少なくありません。

IPの試験は常温の真水で行われるため、温水や湯気、石けんやシャンプーが混ざった水は等級の範囲外です。

温度差でパッキンが伸び縮みし、湯気が隙間から入り込むこともあるので、お風呂での使用はメーカーが対応と明記している機種だけにしてください。

濡れたまま充電するのも避けたい使い方です。

端子に水が残った状態でケーブルを挿すと、端子の腐食につながり、充電できなくなる原因になります。

表面の水を拭き取り、取扱説明書が案内する方法で乾かしてから充電してください。

落とした後の扱いも見落とされがちです。

画面が割れていなくても、筐体のゆがみで密閉が甘くなっている可能性があり、その状態で水辺に持ち出すと浸水につながります。

強くぶつけた後は、水に近づける前にメーカーの点検窓口に相談すると安心です。

最後に、バッテリーは使うほど容量が減り、ソフトウェア更新の提供期間もメーカーが決めます。防水がまだ保たれていても、この2つが先に限界を迎えれば買い替えの時期になるので、購入前にメーカーが公表している更新期間とバッテリー交換の受付方法を確認してください。

よくある質問

IP68のスマホは何年くらい防水が続きますか?

年数での保証はありません。

IPの防水等級は出荷時の値で、パッキンの劣化や落下、修理による開封で性能は下がります。

何年持つかは使い方と製品によって異なります。

防水スマホならお風呂で使っても大丈夫ですか?

メーカーがお風呂での使用に対応と明記している場合だけ使ってください。IPの試験は常温の真水で行われ、温水や湯気、石けん水は含まれていません。

MIL規格準拠と書いてあれば落としても壊れませんか?

壊れないとは言えません。

MIL-STD-810は試験方法の規格で、どの項目を何回試したかはメーカーごとに違います。

落下の高さや回数はメーカー公表の資料で確認してください。

防塵のIP6XとIP5Xはどう違いますか?

IP6Xは粉塵が内部に入らない区分、IP5Xは動作に支障が出る量の粉塵は入らない区分です。砂浜や現場で使うならIP6Xを選んでください。

まとめ

防水防塵耐衝撃スマホの寿命は、等級の数字ではなく、等級を支えるパッキンと接着部がどれだけ保たれるかで決まり、バッテリーとソフトウェア更新の期間も同じくらい関係します。選ぶときは、IPの2桁目で水への耐え方、1桁目で粉塵への強さ、耐衝撃試験の条件、充電端子の構造を確かめてください。

雨の通勤ならIPX5以上でワイヤレス充電対応、水辺のレジャーならIP68とIP6X、現場仕事なら試験項目を公表しているタフネスタイプ、家族に持たせるならキャップの無い構造が目安です。ぜひ本記事の等級の読み方を参考に、使う場面に合った防水防塵スマホを選んでください。

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