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防水カメラケースの選び方|素材と密閉構造で変わる強さ

IPX8と表記された防水カメラケースに入れたのに、浜で開けるとカメラの底に水滴が溜まっていることがあります。

浸水の入口は、ほとんどの場合ケースの素材ではなく口の閉じ目です。

防水カメラケースの強さは2つの組み合わせで決まります。

1つは素材で、柔らかい樹脂の袋か、ポリカーボネートなどの硬い筐体かです。

もう1つは密閉構造で、ジッパーを折り返して閉じるのか、Oリング(オーリング)と呼ばれる輪状のゴム部品を押しつぶして閉じるのかです。

素材と密閉構造が分かれば、防水等級の数字が同じでも浸水しやすさに差が出る理由が分かります。本記事では、Oリングに砂を噛ませない閉じ方と、ケースに入れたまま再生ボタンを押せるかどうかの見分け方を解説します。

なんでも防水したい編集部

「なんでも防水したい」は、身の回りのアイテムを 水濡れトラブルから守るアイデアを発信するメディアです。 防水スマホケース、防水バッグ、防水ガジェット、防水スプレーまで、 シーン別・用途別の最適解を編集部が検証してお伝えします。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

防水カメラケースが浸水するのは閉じ目に異物が残るから

浸水の大半は、閉じ目に何かが挟まったまま封をしたときに起きます。袋の生地やハウジングの壁が破れるケースは多くありません。

ソフトタイプの防水カメラケースは、ジッパーや面ファスナーで口を閉じ、その上から何回か折り返して留める構造が一般的です。

濡れた手で砂の付いた口を閉じると、ジッパーの溝に粒が残り、そこが水の通り道になります。

カメラの角で袋が突っ張り、折り返しの回数が足りなくなるのもよくある失敗です。

ハードタイプのハウジングは、溝にはめたOリングを蓋で押しつぶして水を止めます。髪の毛1本、乾いた塩の結晶、古くなって硬化したグリスでもOリングと溝のあいだにすき間ができるため、硬い筐体でも閉じ目が汚れていれば水は入ります。

水中では深くなるほど水圧が大きくなり、柔らかい袋はカメラに押し付けられ、閉じ目にも力がかかります。硬い筐体は形を保てるので、水深の深い場面でハードタイプが選ばれるのはこのためです。

実際に入れる前に、カメラの代わりにティッシュを入れて水に沈め、濡れていないかを見ておくと、閉じ方の癖まで確認できます。

防水カメラケースを選ぶ5つの軸

密閉構造は折り返し式かOリング式か

折り返し式は構造が単純で、閉じる手順を守れば扱える反面、口の閉じ具合を目で確かめにくいです。

Oリング式は蓋をラッチ(留め金)で固定するので閉じたかどうかが分かりやすいですが、Oリングの清掃と点検が欠かせません。

手入れの時間を取れるかどうかで、向く構造が変わります。

素材は水圧で形を保てるか

軟質の樹脂は軽く、たためて荷物になりにくい素材です。

ただし水圧で押されるとボタンが勝手に押されたり、レンズ窓がたわんだりします。

ポリカーボネートやアルミの筐体は重くかさばるものの、形が変わらないため窓とレンズの位置関係がずれません。

防水性能と防塵の表記

カメラケースの防水性能は、IPX等級で書かれる製品と、耐えられる水深で書かれる製品に分かれます。

水に潜るなら水深表記のある製品を、雨や水しぶきへの備えならIPX等級の製品を見比べてください。

砂浜や未舗装路で使うなら、防塵の等級が書かれているかも確認しておきます。

シャッターと再生ボタンが外から押せるか

専用ハウジングは、外側のボタンが内側のカメラのボタンを機械的に押す設計です。

シャッターだけでなく、撮った写真を見返す再生ボタンやダイヤルまで操作できるかは製品ごとに違います。

ソフトタイプは生地越しに押すため、小さなボタンほど押しにくくなります。

対応機種とレンズの出っ張り

専用ハウジングは特定の機種に合わせて作られており、カメラを買い替えると使えなくなります。汎用のソフトタイプは対応寸法の範囲で使えますが、ズームでレンズが前に伸びる機種はレンズ窓の筒に収まるかを確かめてください。

防水カメラケースのタイプ別比較

タイプ防水の仕組み向いている場面弱点
ソフトタイプ(ポーチ型)ジッパーや面ファスナーで閉じ、口を折り返して留める海水浴・プール・雨の中での撮影水圧で変形しやすく、細かいボタンを押しにくい
専用ハウジング硬い筐体の蓋でOリングを押しつぶして密閉するダイビング・シュノーケルなど水中での撮影機種専用で、Oリングの手入れが必要
保管・運搬用ハードケース蓋の周囲のゴムパッキンをラッチで締めるカヌーや登山での持ち運び、雨天の移動入れたままでは撮影できない
スマホ用防水ポーチ袋の口をロック付きの留め具で閉じるスマホカメラで撮る旅行やプール水中ではタッチ操作が反応しにくい

撮影しながら水に入るのか、カメラを濡らさずに運ぶだけなのかで、候補は表の上2行と下2行に分かれます。運ぶだけなら、撮影用の窓やボタンが無い保管用ケースのほうが閉じ目が少なく、浸水の入口も減ります。

防水カメラケースのIPX表示と防塵表示の読み方

IPX4は、あらゆる方向からの水しぶきに耐える等級で、水没は対象外です。

IPX7は水深1mに30分沈めても内部に水が入らない条件で、一時的な水没を想定しています。

IPX8は継続的な水没に耐える等級ですが、水深や時間の条件はメーカーが決めるため、同じIPX8でも中身は製品ごとに違います。

防塵はIPのうち最初の数字で表され、IP5Xは粉じんが多少入っても動作に支障がない防塵型、IP6Xは粉じんが内部に入らない耐塵型です。「IP68」と書かれていれば防塵6・防水8、「IPX7」のようにXが入っていれば防塵の試験は表記の対象外という意味になります。

IPの読み方はカメラケースもイヤホンも共通です。

等級の数字だけで選んだときに見落としやすい条件は、防水イヤホンのIPX表示の盲点で解説しています。

メーカーが「完全防水」と書いていても水没で壊れる理由は完全防水イヤホンが水没で壊れる仕組みで解説していますが、カメラケースでも同じ考え方が当てはまります。

スマホを防水ケースに入れて撮るときのBluetoothとワイヤレス操作

空気中なら、Bluetoothの電波は樹脂の袋やハウジングを通り抜けるので、ワイヤレスのリモコンシャッターはケース越しでも使えます。袋の上から画面を押さずに撮れるため、閉じ目に余計な力をかけずに済みます。

水中では事情が変わります。

Bluetoothが使う電波は水に吸収されやすく、ケースごと沈めるとリモコンやワイヤレスイヤホンの接続はほとんど届かなくなります。

撮った写真を水中で再生して確かめたいときも、スマホの画面は水が付くとタッチが反応しにくくなるため、音量ボタンでシャッターを切れるかを先に確かめておくと迷いません。

スマホのカメラを水辺で使う前提なら、防水スマホカバーの密閉構造と操作性の違いで解説しているポイントも参考になります。

用途別に絞る防水カメラケース

海水浴やプールで撮る

水面近くで撮るなら、ソフトタイプで十分です。

水に沈める時間が短いので、軽さとたためる点を優先してください。

浮力のあるストラップを付けておくと、手を離したときに沈みません。

ダイビングやシュノーケルで潜る

水深を下げる使い方は、水深表記のある専用ハウジングに絞ります。水圧で窓がたわまず、再生ボタンまで外から押せる製品なら、潜ったまま撮影結果を確かめられます。

雨の登山やカヌーで運ぶ

移動中にカメラを守るのが目的なら、保管・運搬用ハードケースが向いています。ラッチ付きで閉じ忘れが分かりやすく、転倒や落下の衝撃からも本体を守れます。

旅行先でスマホを使う

スマホ用防水ポーチは、首から下げたまま撮れる点が便利です。製品ごとの防水性能の差はスマホ防水ケースを耐水性能で選ぶ方法で解説しています。

防水カメラケースを買ってから後悔しやすい点

最も多いのはレンズ窓の曇りです。

暑い車内や日なたでケースに入れたカメラを冷たい水に入れると、内側の空気に含まれた水分が窓に結露し、写真が白くかすみます。

ケースに入れる作業は涼しい場所で済ませ、乾燥剤を入れられる製品なら一緒に入れてください。

海で使ったあとは、閉じ目に塩が残らないよう、蓋を閉じたまま真水で洗ってから開けます。開けてから洗うと、塩水が中に流れ込みます。

Oリングは消耗品で、ひびや平たいつぶれ癖が出たら交換が必要です。

交換用の部品が手に入るかどうかは製品によって異なるため、専用ハウジングを選ぶ時点で確認しておくと、長く使えるかどうかの見通しが立ちます。

カメラを買い替える予定が近いなら、専用ハウジングより汎用のソフトタイプのほうが無駄になりません。

よくある質問

防水カメラに防水ケースは必要ですか

本体の防水性能を超える水深に潜るときや、砂や衝撃から守りたいときは必要です。本体だけで使う場合も、電池蓋のパッキンに異物が挟まっていないかを毎回確かめてください。

撥水の袋で代わりになりますか

なりません。

撥水は表面で水をはじくだけで、閉じ目や生地からの浸水は防げません。

水に沈める可能性があるなら、防水と表記された製品を選んでください。

Oリングのグリスは塗ったほうがいいですか

メーカーが指定している場合は、指定のグリスを薄く塗ります。塗りすぎると砂やほこりが付きやすくなり、かえって閉じ目にすき間を作ります。

水中で撮った写真をその場で再生できますか

再生ボタンを外から押せる専用ハウジングなら確認できます。ソフトタイプやスマホ用ポーチでは、ボタンが押しにくかったり画面が反応しにくかったりするため、陸に上がってから見返すほうが確実です。

まとめ

防水カメラケースは、柔らかい袋か硬い筐体かという素材と、折り返し式かOリング式かという密閉構造の組み合わせで強さが変わります。そのうえで防水と防塵の表記、外から押せるボタンの範囲、対応機種の3点を確かめれば、候補はかなり絞れます。

水面近くで撮るならソフトタイプ、潜るなら水深表記のある専用ハウジング、運ぶだけなら保管・運搬用ハードケース、スマホで撮るならロック付きの防水ポーチが合います。ぜひ本記事の閉じ目の確かめ方を参考に、撮る場面に合った防水カメラケースを選んでください。

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