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スマートウォッチ防塵防水はどれを選ぶ?等級表示の読み方

仕様欄に「IP68」と「5ATM」が並んで書かれていて、どちらを基準にプールへ入ればいいのか分からない。

スマートウォッチの防塵防水は、IPコードと気圧(ATM)表記が、それぞれどんな水を想定した数字なのかを読み分けられれば、ほぼ迷わなくなります。

IPコードは粉塵と水の侵入を段階で示し、気圧表記は水圧にどこまで耐えるかを示すもので、試験の考え方そのものが違います。

手洗いの水しぶきに耐えることと、プールで腕を回し続けることは、同じ「防水」でもまったく別の条件です。どちらの表記が付いているかで、着けたまま過ごせる場面ははっきり分かれます。

本記事では、IP6XとIPX8が指す条件の違いと、5ATM表記で泳げる範囲・泳げない範囲を解説します。

なんでも防水したい編集部

「なんでも防水したい」は、身の回りのアイテムを 水濡れトラブルから守るアイデアを発信するメディアです。 防水スマホケース、防水バッグ、防水ガジェット、防水スプレーまで、 シーン別・用途別の最適解を編集部が検証してお伝えします。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

スマートウォッチの防水表記どおりに使っても濡れて壊れる理由

IPX8と書いてあっても、熱いシャワーを毎日浴び続ければ、その使い方は試験の想定から外れています。

防水の試験は、基本的に常温の真水に静かに沈めた状態で一定時間行われます。

生活の中の水は、温度も動きも成分もそれとは違います。

スマートウォッチの防水は、画面の縁・ボタン・スピーカーやマイクの穴の周りを、パッキンや接着で塞ぐ構造で成り立っています。

温水を浴びると内部の空気が膨らみ、冷えると縮むので、そのたびに封の部分へ力がかかります。

石けんやシャンプーは水が細い隙間に入り込みやすくなる成分を含み、海水や汗の塩分は乾くと結晶になって隙間に残ります。

泳ぐ動作では腕が水を押すため、静かに沈めたときより大きな圧力が瞬間的にかかります。

表記の数字が低かったのではなく、表記が想定していない水に当てていたというのが、浸水のよくある実態です。数字を見たら、それが「どんな水で、どれくらいの時間」の結果なのかまで確かめてください。

防塵防水スマートウォッチを見分ける4つの軸

IPコードの1桁目で防塵の強さを見る

IPコードの1桁目は固形物への強さで、スマートウォッチで目にするのはおもに5と6です。

IP5Xは防塵形と呼ばれ、粉塵(ふんじん)が多少入っても動作に支障が出ない水準を指します。

IP6Xは耐塵形で、粉塵の侵入そのものを認めない水準です。

砂浜や乾いた登山道の土埃の中で着けるなら、6のほうが安心して使えます。

1桁目が「X」の場合は、防塵の試験をしていないという意味で、防塵性能がゼロという意味ではありません。

ただし、どこまで耐えるかの根拠も示されていないことになります。

粉塵の等級の読み方は、防水防塵カメラのIP等級が示す粉塵への強さで解説しています。

2桁目と気圧表記で沈められるかを見る

水への強さは、IPコードの2桁目か、気圧表記のどちらかで示されます。

IPX7は水深1mに30分沈めても有害な影響がない水準で、IPX8はそれより厳しい条件での継続的な水没に耐える水準です。

IPX8の水深と時間はメーカーが決めるので、仕様欄の注記に書かれた数字を見てください。

5ATMは50m相当の静水圧(せいすいあつ、水が静止した状態でかかる圧力)に耐える表記ですが、50mまで潜れるという意味ではありません。

水泳には使えても、ダイビングや水上スキーは対象外とするメーカーが多い表記です。

気圧表記の読み方は5気圧防水がどこまで水濡れに耐えるかで、さらに上の水準は10気圧防水の腕時計の耐えられる範囲で解説しています。

水温と水流への注記を見る

取扱説明書の注意書きには、温水・サウナ・高速の水流・石けんの扱いが書かれていることがあり、ここは等級の数字よりも実際の使い方を左右します。注記で禁止されている使い方をすると、等級の範囲内でも保証の対象外になる場合があります。

充電端子と開口部の構造を見る

本体の裏にある充電端子や、スピーカー・マイク・センサーの穴は、水が残りやすい場所です。

一部のモデルには、スピーカーから振動で水を押し出す機能があります。

濡れたまま充電すると端子の腐食につながるため、水に入ったあとは乾かしてから充電してください。

スマートウォッチの防水表記をタイプ別に比較する

同じ「防水」でも、表記の付き方によって想定している場面が違います。製品によって条件は異なるので、表は表記ごとの一般的な意味として読んでください。

タイプ防水の仕組み向いている場面弱点
IP67耐塵形+水深1m・30分の一時的な水没に耐える水準雨の通勤、手洗い、砂埃の多い屋外長時間の水没や水泳は想定外
IP68耐塵形+IPX7より厳しい継続的な水没に耐える水準水辺のアウトドア、砂と水の両方がある場面水深・時間はメーカーごとに異なり、水流は想定外
5ATM50m相当の静水圧に耐える水準プールでの水泳、浅瀬での水遊び防塵の基準は示さず、潜水や高速の水流は対象外
10ATM100m相当の静水圧に耐える水準水泳を頻繁に行う使い方防塵の基準は別で、潜水用の規格とは異なる
IP68と5ATMの併記粉塵の試験と水圧の試験を両方受けている砂浜と海・プールを行き来する使い方温水・石けん・海水の扱いは別途注記を確認する必要がある

併記されている製品は、粉塵と水圧の両方に根拠があるぶん判断がしやすくなります。落下への強さまで含めて比べたいときは、防水防塵耐衝撃スマートウォッチの等級の違いで解説しています。

用途から絞るスマートウォッチの防塵防水

通勤や家事で着けたままにしたい

雨や手洗いの水しぶきが中心なら、IP67以上か5ATMがあれば足ります。食器洗いのように洗剤が付く場面では、終わったあとに真水で軽く流して拭いてください。

ランニングで汗をかく

汗の塩分は乾くと隙間に残るため、防塵防水の数字よりも、走ったあとに真水ですすげるかが大事です。すすぎを前提にできる等級として、IP68か5ATM以上を選んでください。

プールで泳ぐ

泳ぐなら、IPコードではなく5ATM以上の気圧表記がある製品を優先します。

IPX8は継続的な水没を示しますが、腕を動かしたときの水圧まで保証するものではありません。

メーカーが水泳での使用を明記しているかも合わせて確認してください。

海や砂浜、山で使う

砂と水が同時にあるなら、IP68と5ATMの併記が条件です。海水については、使用後に真水ですすぐよう求めるメーカーが多いので、注記に従ってください。

ワイヤレスイヤホンと組み合わせるときの防水とBluetooth

スマートウォッチで音楽を再生し、Bluetoothでワイヤレスイヤホンに飛ばす使い方では、腕時計側の防水だけ見ても足りません。

Bluetoothの電波は水中ではほとんど届かないため、泳いでいる間は時計とイヤホンの接続が途切れます。

水泳中に音楽を聴くなら、イヤホン本体に曲を保存して単体で再生できるタイプが前提になります。

ランニングで使う場合も、イヤホンには汗と雨に耐える等級が別に必要です。

時計がIP68でも、イヤホンが水しぶき程度の等級しかなければ、汗で先にイヤホンが傷みます。

イヤホンの等級は、防水イヤホンのIPX表示で見落としやすい点で解説しています。

水没を前提にするなら、完全防水をうたうIPX8イヤホンの耐えられる範囲も合わせて確認してください。

充電の回数にも差が出ます。時計とイヤホンの両方で連続再生すると、どちらか先に電池が切れたほうで使える時間が決まるので、両方の連続使用時間を仕様で見比べておくといいでしょう。

購入後にスマートウォッチの防水性能が落ちる場面

防水の等級は、新品の状態で測った値です。

画面の縁やボタンを塞ぐパッキンは、汗・皮脂・温度変化で少しずつ硬くなるので、同じ等級でも数年後には耐えられる水の量が減っていきます。

劣化の目安は防水防塵腕時計のパッキン劣化の目安で解説しています。

落下も見落とされやすい場面です。

画面に細いひびが入ったり、ケースがわずかに歪んだりすると、外から見て問題がなくても封に隙間ができることがあります。

強くぶつけたあとは、水に入れる使い方を控えてください。

ボタンを水中で押す操作も、製品によっては禁止されています。

また修理で一度開けた本体は、元の防水等級に戻らない場合があるため、修理後の防水の扱いは修理窓口に確認してください。

スマホの防水が使い続けるうちにどう変わるかは、防水防塵耐衝撃スマホの寿命と等級の関係で解説しています。

よくある質問

IP68とIPX8は何が違いますか?

水への強さを示す2桁目はどちらも8で同じです。

違いは1桁目で、IP68は耐塵形の防塵試験を受けており、IPX8は防塵の試験をしていません。

砂や埃の多い場所で使うならIP68を選んでください。

5ATMのスマートウォッチを着けたままシャワーやお風呂に入れますか?

避けてください。

5ATMは常温の水で耐える水圧を示す表記で、温水や石けん、湯気の温度変化は想定に含まれていないことが多いです。

メーカーが入浴での使用を認めているかは、取扱説明書の注記で確かめられます。

防水のスマートウォッチは海で使えますか?

使える製品はありますが、試験は真水で行われています。

海で使ったあとは真水ですすぎ、乾かしてから充電してください。

海水での使用を禁じているメーカーもあるため、注記を先に確認しておくと安心です。

防水のスマートウォッチを水中でワイヤレスイヤホンとつなげますか?

つながりません。Bluetoothの電波は水中ではほとんど届かないので、水中で音楽を聴くなら、曲を本体に保存して単体で再生できるイヤホンが必要です。

まとめ

スマートウォッチの防塵防水は、IPコードで粉塵と水没への強さを、気圧表記で水圧への強さを読み分けると選びやすくなります。そのうえで、温水・石けん・海水の注記と、充電端子の扱いまで確かめておけば、表記どおりに使ったのに壊れるという事態はかなり避けられます。

通勤や家事ならIP67以上か5ATM、ランニングならすすぎを前提にIP68か5ATM以上、水泳なら5ATM以上と水泳可の明記、海や山ならIP68と5ATMの併記を目安にしてください。イヤホンと組み合わせるなら、イヤホン側の等級も別に確認が必要です。

ぜひ本記事の等級の読み分けを参考に、ご自身が着けたまま過ごしたい場面に合うスマートウォッチを選んでください。

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