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ワイヤレスイヤフォン防水はどれを選ぶ?等級表示の読み方

IPX4と書かれたワイヤレスイヤホンを、ランニングの雨には使えたのでシャワー中にも着けたところ、片耳から音が出なくなった。

こうした故障は、等級の数字が「どんな形の水に耐えるか」を示していることを知らないまま使うと起きます。

ワイヤレスイヤホンの防水は、IPXの数字が想定する水の形と、充電ケースや充電端子まで防水の範囲に入っているかで、ほぼ決まります。

同じ「防水」でも、IPX4は水しぶき、IPX7は一時的な水没を想定した等級で、守れる場面がまったく違います。

また、イヤホン本体が防水でも、充電ケースは対象外というモデルが珍しくありません。

数字の大きさだけを比べても、使い方に合うかどうかは判断できません。

本記事では、IPX4・IPX5・IPX7・IPX8でそれぞれ使える場面の境目と、濡れたまま充電しないために確かめる箇所を解説します。

なんでも防水したい編集部

「なんでも防水したい」は、身の回りのアイテムを 水濡れトラブルから守るアイデアを発信するメディアです。 防水スマホケース、防水バッグ、防水ガジェット、防水スプレーまで、 シーン別・用途別の最適解を編集部が検証してお伝えします。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

防水ワイヤレスイヤホンが「防水なのに濡れて壊れる」のはなぜか

IPの防水等級は、決められた条件の試験に耐えたことを示すもので、あらゆる水に耐えるという意味ではありません。

試験は真水を使い、決められた水量や水深、時間で行われます。

汗や海水、入浴時のお湯、石けんやシャンプーが混じった水は、試験の条件に含まれていません。

汗には塩分が含まれており、乾いたあとに残った塩分が充電端子やマイク穴の周りにたまると、端子の接触不良や腐食の原因になります。

お湯は真水より温度が高く、本体の内外で温度差が生まれるため、すき間から湯気が入り込みやすくなります。

シャンプーなどに含まれる界面活性剤は水の表面張力を下げるので、真水なら弾かれる細かいすき間にも入り込みます。

さらに、等級は新品時に試験した値です。

装着と取り外しを繰り返したり、イヤーピースを付け替えたりするうちに、パッキンやメッシュは少しずつ傷みます。

購入から時間がたったワイヤレスイヤホンは、表示どおりの防水性を保っているとは限りません。

「防水なのに壊れた」の多くは、等級の数字そのものより、試験と実際の使い方のずれから起きています。等級の盲点はIPX表示だけで防水イヤホンを選ぶ危うさで解説しています。

ワイヤレスイヤホンの防水性能を見分ける4つの軸

IPXの数字が想定する水の形

最初に見るのは、IPXのあとに続く数字です。

IPX4は「あらゆる方向からの水しぶき」に耐える等級で、雨や汗のしずくまでが対象で、水没は想定していません。

IPX5は「あらゆる方向からの噴流水」、IPX6は「より強い噴流水」に耐えます。

IPX7は「水深1mに30分沈めても浸水しない」ことを示し、IPX8はIPX7より厳しい条件での水没に耐える等級です。

IPX8の具体的な水深や時間はメーカーが決めるため、製品の説明で確かめてください。

雨と汗に備えるだけならIPX4で足ります。一方で、手が滑ってイヤホンを水たまりや洗面台に落とすおそれがあるなら、IPX7以上を選んでおくと水没にも備えられます。

防塵の数字があるかどうか

IPの次の1文字目は防塵(ぼうじん)、つまり砂やほこりへの強さを表します。

「IPX4」のXは防塵の試験をしていないという意味で、防塵性が低いとは限らないものの、保証もされていません。

IP5Xは粉じんが入っても動作に支障が出ない程度、IP6Xは粉じんが内部に入らない等級です。

ビーチや砂ぼこりの多い現場で使うなら、IP55やIP67のように両方の数字が入ったモデルを選ぶと、砂が端子に入り込むリスクも抑えられます。

充電ケースと充電端子の防水

見落としやすいのが、充電ケースの防水です。

完全ワイヤレスイヤホンの多くは本体だけが防水の対象で、ケースは等級が示されていないか、本体より低い等級です。

濡れたイヤホンをそのままケースに戻すと、ケースの充電端子に水が触れてしまいます。

ケースの等級は製品によって異なるため、本体とは別に確かめてください。

Bluetoothの電波と連続再生時間

Bluetoothの電波は水中ではほとんど届きません。

IPX8のイヤホンでも、スマートフォンを陸上に置いたまま泳ぐと、水に潜った瞬間に音が途切れます。

水泳中に音楽を聴くなら、本体のメモリに曲を入れて単体で再生できるタイプが前提です。

あわせて、汗をかく運動や長時間の作業では連続再生時間も見て、使う時間より短いモデルを避けてください。

防水等級ごとのワイヤレスイヤホン比較表

等級ごとに、耐えられる水の形と、使える場面の境目を並べました。数字が大きいほど上位の場面に対応しますが、IPX7とIPX8は水没を想定した等級で、噴流水への耐性を示すものではない点に注意してください。

タイプ防水の仕組み(想定する水)向いている場面弱点
IPX4あらゆる方向からの水しぶき小雨の通勤、軽い運動の汗水没・シャワーは対象外
IPX5〜IPX6あらゆる方向からの噴流水強い雨、汗の多いランニング水没は対象外
IPX7水深1mに30分の一時的な水没水回りでの落下に備えたい場面長時間の水中使用は対象外
IPX8IPX7より厳しい条件の水没(条件はメーカーが規定)水中での使用を想定する場面水中ではBluetoothがつながらない
メモリ内蔵の水泳用タイプ水没を想定した等級+本体単体での再生プールでの水泳曲を事前に本体へ入れる手間がある

表の等級はあくまで真水での試験条件です。海水やお湯で使う場合は、等級とは別にメーカーが使用可能な水の種類を示しているかを確かめてください。

用途別に選ぶ防水ワイヤレスイヤホン

通勤・通学

雨の日の移動と、汗ばむ季節に備えるならIPX4以上で十分です。通勤で重視したいのは防水の高さより、駅のホームで落としたときに見つけやすい形や、片耳だけ取り出して使えるかといった操作のしやすさです。

ランニング・ジム

汗の量が多い運動では、IPX5以上を優先してください。

汗は真水より端子を傷めやすいので、使用後に乾いた布で拭き取れる形かどうかも見ておくと手入れが楽です。

走っても落ちにくいイヤーフックや、耳の形に合うイヤーピースが付属するかも確かめてください。

お風呂・キッチン

水回りで落とす前提なら、IPX7以上を選んでください。

ただし、等級は真水の試験なので、入浴中の使用はメーカーが認めているモデルに限ります。

浴室で映像も楽しみたい場合は、浴室テレビの防水を過信しないための設置条件で解説しています。

プール・水泳

水中ではBluetoothが届かないため、IPX8に加えて本体単体で再生できるモデルが必要です。スマートフォンをプールサイドに置くなら、本体の水濡れ対策は耐水性能で見るスマホ防水ケースの選び方で解説しています。

防水イヤホンで買ってから後悔しやすい点

いちばん多いのは、濡れたまま充電ケースに戻してしまう失敗です。

イヤホン本体が防水でも、充電端子に水が残った状態で通電すると、端子が腐食するおそれがあります。

使用後は乾いた布で水気を拭き取り、充電端子がしっかり乾いてからケースに戻してください。

次に後悔が出やすいのが、時間がたってからの防水性の低下です。

パッキンやメッシュは使ううちに傷み、新品時の等級を保てなくなります。

イヤーピースを交換するときに無理に引っ張ると、すき間が広がる原因にもなります。

数年使ったイヤホンを水回りで使うときは、新品のころより慎重に扱ってください。

連続再生時間の短さも、あとから気づきやすい点です。

ジムでの長いトレーニングや、半日にわたる屋外作業では、途中で充電が切れて充電ケースに戻すことになり、そのたびに濡れた手でケースに触れます。

使う時間に余裕を持たせた連続再生時間のモデルを選ぶと、濡れた状態での充電操作を減らせます。

「完全防水」と書かれたモデルを選ぶ場合も、その表記が何に耐える意味なのかは製品の説明で確かめてください。水没させても壊れる理由は完全防水イヤホンが水没で壊れる仕組みで解説しています。

よくある質問

IPX4のワイヤレスイヤホンでシャワーを浴びても大丈夫ですか?

おすすめできません。

IPX4は水しぶきに耐える等級で、シャワーのように水が強く当たり続ける状況や、お湯と湯気は試験の対象外です。

シャワー中に使うなら、メーカーが入浴での使用を認めているモデルを選んでください。

IPX7なら水泳に使えますか?

使えません。

IPX7は水深1mに30分の一時的な水没に耐える等級で、泳ぐときの水圧や長時間の水中使用は想定していません。

また水中ではBluetoothが届かないため、水泳には本体単体で再生できるIPX8のモデルが向いています。

防塵の表記がないイヤホンは砂に弱いのですか?

弱いとは限りませんが、砂への強さは保証されていません。

IPX4のXは防塵の試験をしていないことを示すだけです。

砂浜や砂ぼこりの多い場所で使うなら、IP55やIP67のように防塵の数字も入ったモデルを選んでください。

汗で濡れたイヤホンはどう手入れすればいいですか?

使用後に乾いた布で全体を拭き、とくに充電端子とマイク穴の周りの水気を取り除いてください。端子が乾く前に充電ケースへ戻すと、腐食の原因になります。

まとめ

防水ワイヤレスイヤホンは、IPXの数字が想定する水の形、防塵の数字の有無、充電ケースと端子の防水、Bluetoothと連続再生時間の4つで選び分けられます。等級は真水での試験結果で、汗やお湯、海水には別の確認が必要です。

通勤ならIPX4以上、ランニングやジムならIPX5以上、お風呂やキッチンならIPX7以上で入浴可能と示されたモデル、水泳ならIPX8で本体単体で再生できるタイプが目安です。等級と使用シーンの対応は等級と使用シーンで見るワイヤレスイヤホンの防水でも解説しています。

ぜひ本記事の等級ごとの境目を参考に、使う場面の水に合ったワイヤレスイヤホンを選んでください。

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