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イヤホンブルートゥース防水はどれを選ぶ?IPX等級の違い

IPX7と書かれたBluetoothイヤホンをランニング用に選んだのに、夏を越すころには片耳だけ音が途切れるようになりました。

IPXの数字は、決められた条件で真水をかけたり沈めたりする試験の結果です。

汗や湯気に毎日さらされる使い方までは約束していません。

防水のBluetoothイヤホンは、数字の大きさより先に「どんな水に、どれくらいの時間さらすか」で候補が絞れます。

雨の中を歩くだけならIPX4で足りる場面が多く、プールで泳ぐならIPX8の表示に加えて、本体だけで音楽を再生できるかまで確かめる必要があります。

水の中ではBluetoothの電波がほとんど届かないためです。

本記事では、汗とプールで分かれるIPXの数字の読み方と、充電端子まわりで壊しやすい使い方を解説します。

なんでも防水したい編集部

「なんでも防水したい」は、身の回りのアイテムを 水濡れトラブルから守るアイデアを発信するメディアです。 防水スマホケース、防水バッグ、防水ガジェット、防水スプレーまで、 シーン別・用途別の最適解を編集部が検証してお伝えします。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

防水イヤホンが「防水なのに濡れて壊れる」理由

防水イヤホンの故障の多くは、等級の試験と実際の水が別物であることから起きます。

IPコードの試験は新品の状態で、常温の真水を使い、かける向きや時間、水深を決めたうえで行われます。

表示されている等級は「その条件では内部に有害な浸水がなかった」という意味で、それ以外の条件には触れていません。

汗には塩分や皮脂が含まれ、乾いたあとも音の出る穴やマイクの穴、充電用の金属接点に残ります。

真水なら乾けば元に戻る場所でも、塩分が残り続けると接点が腐食して充電できなくなることがあります。

石けんやシャンプーを含んだお湯は真水より細かい隙間に入りやすく、湯気も同じく試験の対象外です。

もうひとつは経年変化です。

防水イヤホンの多くは、筐体(きょうたい:本体の外殻のこと)の継ぎ目をパッキンや接着で塞いで水を止めています。

落下の衝撃や温度変化を繰り返すうちに、この塞ぎ方は少しずつ緩み、新品時の防水等級の値を保てなくなります。

数字だけで判断したときに起きやすい失敗はIPX表示だけで防水イヤホンを選ぶ落とし穴で解説しています。

Bluetoothイヤホンの防水性能を見る4つの軸

IPXの数字が水しぶき・噴流・水没のどこまでか

IPXの数字は、大きいほど何でも耐えるという段階表ではありません。

IPX4からIPX6は「かかる水」、IPX7とIPX8は「沈める水」の試験で、性質が違います。

雨や汗が中心なら前者、水没の可能性があるなら後者を選びます。

防塵の数字が入っているか

「IPX7」のXは、防塵の試験をしていない、または表示していないという意味です。

「IP67」のように1桁目に数字が入っていれば、砂やほこりへの耐性も確かめられています。

ビーチやグラウンド、ポケットの糸くずが気になる使い方なら、防塵の数字があるモデルを優先してください。

装着の方式で落とすリスクが変わる

左右が独立した完全ワイヤレスは身軽ですが、走っている最中や水辺で外れると見つけにくくなります。耳かけ型やネックバンド型は左右がつながっているか耳に固定されるため、落としたまま失う心配が小さくなります。

再生の方式と連続再生時間

スマートフォンからBluetoothで受けるだけのモデルと、本体に音楽を保存して再生できるモデルがあります。連続再生時間が短いと充電の回数が増え、そのたびに濡れやすい充電端子を触ることになるので、汗をかく用途ほど1回の充電で使える時間も見ておくと安心です。

イヤホンのIPX等級でできること・できないこと

表記想定している水使える場面の例対象外
IPX4あらゆる方向からの水しぶき雨の中の歩行、軽い汗水没、強い水流
IPX5あらゆる方向からの噴流水強い雨、運動中の多い汗水没
IPX6あらゆる方向からの強い噴流水激しい雨、水しぶきの多い屋外作業水没
IPX7一時的な水没(水深1m・30分の試験)水たまりや洗面台に落とす事故への備え水中での継続使用、泳ぐ動作
IPX8メーカーが定めた、IPX7より厳しい条件での継続的な水没条件内での水泳メーカーの条件を超える水深や時間

IPX7とIPX8の差は、水没が「事故」か「前提」かにあります。IPX7は静かに沈めた状態を短時間確かめる試験なので、腕を回して水をかく水泳の動きまでは想定していません。

IPX8は水深や時間をメーカーが決めるため、同じIPX8でも製品ごとに中身が違います。

取扱説明書に書かれた水深と時間、海水やプールの塩素水を対象にしているかを確かめてから選んでください。

表示の読み分けはワイヤレスイヤフォンの防水等級表示の読み方で解説しています。

防水ワイヤレスイヤホンのタイプ別比較

タイプ防水の仕組み向いている場面弱点
完全ワイヤレス小さな筐体を密閉し、充電は収納ケースの接点で行う通勤、ジム、雨の日の外出外れると紛失しやすく、ケースは防水対象外の製品がある
ネックバンド型左右の本体とケーブル部の継ぎ目を密閉するランニング、長時間の屋外首まわりに汗がたまりやすい
耳かけ型耳に掛けるフック部も含めて本体を密閉する激しい運動、走りながらの使用メガネや帽子と干渉しやすい
本体メモリ内蔵の水泳向け本体を密閉し、保存した音楽を単体で再生するプールでの水泳スマートフォンの曲を直接流せない

同じ等級でも、タイプによって水が入りやすい場所は変わります。

完全ワイヤレスは本体が小さく継ぎ目も少ない一方で、充電接点が耳に入る面のすぐ近くにあり、汗が残りやすくなります。

左右がつながったタイプはケーブルの根元が曲げ伸ばしされるので、その部分の傷みに気をつけてください。

用途別に防水イヤホンを絞り込む

通勤・雨の日

雨と傘からはみ出た水しぶき程度なら、IPX4以上の完全ワイヤレスで足ります。駅のホームや道路の水たまりに落とす心配があるなら、IPX7まで上げておくと事故にも備えられます。

ランニング・ジム

汗の量が多いので、IPX5以上で、落ちにくい耳かけ型かネックバンド型を優先してください。使い終わったら乾いた布で拭き、充電接点が乾いてから充電する習慣までをセットで考えます。

水泳

IPX8で、本体メモリから再生できるタイプに絞ります。

Bluetooth接続しか持たないモデルは、防水等級が足りていても水中では音が途切れます。

使い方別の詳しい選び分けは使用シーン別のワイヤレスイヤホン防水の選び方で解説しています。

入浴・シャワー

お湯・石けん・湯気はどれも等級の試験に含まれていません。取扱説明書で入浴中の使用を認めているかを先に確認し、記載がなければ浴室での使用は避けてください。

防水Bluetoothイヤホンで買ってから後悔しやすい点

濡れたまま充電ケースに戻すと、端子に残った水分や汗で接点が傷みます。本体に防水等級があっても、ケースは防水の対象外になっている製品があるため、ケースを濡れた手で開け閉めする使い方も同じく避けてください。

イヤーピースの汚れも、時間がたつと差が出ます。汗と皮脂を吸ったイヤーピースは装着が緩くなり、運動中に外れやすくなるので、交換用が手に入るモデルかどうかも確かめておくとよいでしょう。

「完全防水」をうたう製品でも、パッキンの劣化や落下の衝撃で浸水することはあります。

その仕組みは完全防水イヤホンが水没で壊れる理由で解説しています。

また、水辺ではイヤホンより先に音源のスマートフォンが濡れることも多く、耐水性能で選ぶスマホ防水ケースと組み合わせて考えると安心です。

よくある質問

IPX7とIPX8はどちらを選べばよいですか?

泳がないならIPX7で、落として沈める事故には備えられます。泳ぐならIPX8を選び、メーカーが示す水深と時間を確認してください。

防水イヤホンは水で洗えますか?

取扱説明書で水洗いを認めている製品だけ洗えます。IPX5以上でも洗浄を想定していない製品があり、強い水流や洗剤は避けてください。

汗で防水イヤホンが壊れることはありますか?

あります。汗の塩分は乾いても接点に残り、腐食の原因になります。使用後に拭いて乾かすことで傷みを遅らせられます。

プールでスマートフォンの音楽を流せますか?

水中ではBluetoothの電波がほとんど届かないため、途切れます。泳ぎながら聴くなら、本体に音楽を保存できるタイプを選んでください。

まとめ

防水のBluetoothイヤホンは、IPXの数字が「かかる水」と「沈める水」のどちらを試したものかを見て、防塵の数字、装着の方式、再生の方式を重ねて選びます。等級は新品時に真水で確かめた値なので、汗やお湯にさらす使い方では余裕を持たせてください。

雨の通勤ならIPX4以上の完全ワイヤレス、ランニングならIPX5以上の外れにくい型、水泳ならIPX8で本体メモリ内蔵、入浴は取扱説明書の記載を確認してからと覚えておけば迷いません。ぜひ本記事の等級表と用途別の絞り込みを参考に、自分が濡らす水に合った一台を選んでください。

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