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風呂用の防水ラジオはなぜ湯気だけで壊れやすい?選び方

IPX7と表記された防水ラジオを浴室の棚に置き続けていたら、数か月で電源が入らなくなりました。湯船に落としたわけでもないのに、内部の基板には水滴が付いていた、という壊れ方です。

風呂用の防水ラジオを傷めるのは、水しぶきより湯気と温度差です。

IPXの防水等級は水をかけたり沈めたりして確かめる規格で、高温の湯気がこもった浴室に毎日長時間置く条件は試験の内容に含まれていません。

そのため、等級の数字が大きくても、置き方と充電の扱いを誤れば内部に水分が溜まります。

本記事では、ラジオの内部に結露が起きる仕組みと、充電端子のふたを開けてよいタイミングを解説します。

なんでも防水したい編集部

「なんでも防水したい」は、身の回りのアイテムを 水濡れトラブルから守るアイデアを発信するメディアです。 防水スマホケース、防水バッグ、防水ガジェット、防水スプレーまで、 シーン別・用途別の最適解を編集部が検証してお伝えします。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

防水ラジオが風呂の湯気だけで壊れやすい理由

防水ラジオの本体は、ふたやパッキンで閉じていても、中は空気で満たされています。

入浴中は浴室の熱で本体が温まり、内部の空気がふくらみます。

風呂から上がって照明と換気扇が止まると本体は冷え、今度は内部の空気が縮みます。

縮むときに、本体はパッキンのわずかなすき間や端子のふたの合わせ目から外の空気を吸い込みます。

このとき吸い込むのは、湯気をたっぷり含んだ浴室の空気です。

内部に入った水蒸気は冷えた基板やケースの内側で水滴に戻り、外へは出ていきません。

1回の量はわずかでも、毎日の入浴で温まっては冷えるたびに少しずつ溜まっていきます。

液体の水を防ぐ構造と、気体の水蒸気を防ぐ構造は同じではありません。

水滴は表面張力でまとまっているため細いすき間を通りにくいのですが、水蒸気はそうした抵抗なく入り込みます。

また防水製品の取扱説明書には、お湯や石けん水をかけないよう注意書きがある例が多く見られます。

石けんや入浴剤が溶けた水は表面張力が下がり、真水より細いすき間に入りやすくなるためです。

「防水と書いてあるのに壊れた」は、多くの場合ここから起きています。湯船に落としても平気な等級であっても、湯気の出入りが毎日くり返される環境は別の負担として考えてください。

風呂用の防水ラジオを選ぶ4つの軸

浴室で使う防水ラジオは、等級の数字に加えて、湿気を内部に入れない作りかどうかで寿命に差が出ます。仕様表で確かめたいのは次の4点です。

水没まで想定した防水性能か

IPX4は「あらゆる方向からの水しぶき」に耐える等級で、水没は対象外です。

IPX5は噴流水まで、IPX7は一時的に水に沈めても浸水しない等級で、IPX8はIPX7より厳しい条件でメーカーが定めた水没に耐えるものを指します。

浴室では手を滑らせて湯船に落とすことがあるため、置き場所が湯船の近くならIPX7以上を選ぶと落下時の心配が減ります。

「IP67」のように前の数字が入っていれば、それは防塵の等級です。

「X」は防塵を試験していないという意味で、性能が低いという意味ではありません。

浴室で防塵が問われる場面は少ないので、後ろの数字を優先して見てください。

電源の取り方と端子のふた

乾電池式は電池ぶたを、充電式はUSB端子のキャップを開ける必要があり、どちらも開け閉めの部分が浸水の入り口になります。

充電式で端子にキャップがある製品は、ふたを閉め忘れると等級どおりの防水性能を保てません。

端子を持たず、置くだけで充電できる方式の製品なら、開け閉めの手間そのものがなくなります。

あわせて連続再生時間を見ておくと、充電や電池交換の回数が分かります。回数が少ないほど、ふたを開ける機会も減ります。

受信方式とBluetooth再生

窓のない浴室は壁に囲まれていて、AM・FMの電波が弱くなりやすい場所です。

受信感度は住まいの構造によって変わるので、届きにくいときに備えて、スマートフォンの音をBluetoothでワイヤレス再生できる兼用タイプを選ぶ方法があります。

ただし脱衣所に置いたスマートフォンとの間に扉や壁があると、接続が途切れることがあります。

スマートフォンも浴室に持ち込む場合の注意は、風呂でのスマホ防水ケースの使い方と曇り対策で解説しています。

浴室での置き方

吸盤・フック・スタンドのどれで固定するかで、本体に湯がかかる量が変わります。

床や浴槽のふちに直接置くと、シャワーの跳ね返りを受け続けます。

壁の高い位置に吊るせる形状なら、湯がかかる時間も落下の危険も減らせます。

防水ラジオのタイプ別比較

浴室で音を流す方法は、ラジオ単体だけではありません。電源と再生の仕組みで分けると、次の4タイプになります。

タイプ防水の仕組み向いている場面弱点
乾電池式の防水ラジオ電池ぶたのパッキンで封をする充電の手間をかけたくない場合電池交換のたびにふたを開ける
充電式の防水ラジオ端子のキャップやパッキンで封をする電池を買い足したくない場合キャップの閉め忘れで浸水しやすい
Bluetooth兼用の防水ラジオ充電式と同じく本体を密閉する電波が弱い浴室でスマホの音も流したい場合スマホとの距離や壁で接続が途切れる
防水スピーカー+スマホスピーカー本体を密閉し、スマホは浴室外に置くラジオアプリや音楽配信を中心に聴く場合ラジオ単体で聴けず、スマホの充電も必要

ラジオ放送をそのまま聴きたいなら上の2タイプ、スマホの音が中心なら下の2タイプが候補です。スピーカーで聴く場合の設置と音質の違いは、お風呂用防水スピーカーの選び方で解説しています。

入浴スタイル別の風呂用防水ラジオの絞り込み

毎日1時間近く湯船につかる

浴室にいる時間が長いほど、本体が温まる時間も延びます。

この使い方なら、IPX7以上で端子を開け閉めしない方式、または電池ぶたの少ない構造を優先してください。

連続再生時間が長いモデルを選ぶと、ふたを開ける回数も抑えられます。

家族で共用する

使う人が増えると、端子のキャップを閉め忘れる機会も増えます。

キャップの付いていない充電方式か、乾電池式でネジ留めのふたを持つタイプが向いています。

操作ボタンが大きく、濡れた手でも選局しやすい形かどうかも確かめておくとよいでしょう。

電波が入りにくい浴室で使う

マンションの内側にある浴室などで受信が不安定なら、Bluetooth兼用タイプか、防水スピーカーとスマホの組み合わせを選んでください。浴室で動画も見たい場合は、風呂で使う防水タブレットの条件や浴室テレビの設置条件もあわせて比べると判断しやすくなります。

風呂の防水ラジオで後悔しやすい扱い方

買ったあとに起きる不具合の多くは、選び方より置き方から生まれます。

いちばん多いのは、浴室に置きっぱなしにして毎日湯気にさらす使い方です。

入浴が終わったら脱衣所など湿気の少ない場所へ移すだけで、内部の空気が湯気を吸い込む回数を減らせます。

充電端子のキャップは、本体が冷えて表面の水滴を拭き取ってから開けてください。

温かいうちや濡れたまま開けると、端子の奥に水分が入ります。

充電も浴室の外で行います。

パッキンはゴムでできているため、使ううちに硬くなり、すき間ができやすくなります。

ひびや変形がないか、ときどき目で確かめておくと浸水の前に気づけます。

スピーカーの穴に水滴が溜まると音がこもるので、使い終わったら穴を下にして軽く振ると水が抜けます。

湯船に浮かべる使い方は、取扱説明書で認められている製品に限ってください。

よくある質問

IPX4の防水ラジオでも風呂で使えますか?

水しぶきがかかる程度なら使えますが、湯船に落とすと浸水するおそれがあります。IPX4は水没を対象にしていない等級なので、湯船の近くに置くならIPX7以上を選んでください。

防水ラジオにワイヤレスイヤホンをつないで入浴してもよいですか?

ラジオがBluetooth送信に対応しているかは製品によって異なり、多くはスピーカーで音を出す作りです。イヤホン側の防水性能も別に確かめる必要があり、IPX表示の読み方は防水イヤホンのIPX表示の盲点で解説しています。

湯気で内部が曇ったらどうすればよいですか?

電源を切り、湿気の少ない室内で本体を乾かしてください。

ドライヤーの熱風を当てるとパッキンや部品を傷めることがあるので避けます。

乾いたあとも動作がおかしい場合は、メーカーの窓口に問い合わせてください。

シャワーを直接かけて洗ってもよいですか?

お湯や石けん水をかけないよう注意書きがある製品が多いため、取扱説明書で洗い方を確かめてください。汚れは固く絞った布で拭き取るのが無難です。

まとめ

風呂用の防水ラジオは、等級の数字だけでなく、湯気を内部に入れない作りかどうかで長持ちするかが分かれます。水没に備えるならIPX7以上、端子の開け閉めが少ない電源方式、湯がかかりにくい固定方法の3点を仕様表で確かめてください。

長風呂ならIPX7以上で端子を開けない方式、家族で共用するならキャップのない充電方式、電波が弱い浴室ならBluetooth兼用タイプが選びやすい組み合わせです。使い終わったら浴室から出して乾かすことも忘れないでください。

ぜひ本記事の結露の仕組みと端子の扱い方を参考に、浴室の環境に合った防水ラジオを選んでください。

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