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マグネット式の防水時計はなぜ磁力で劣化しやすい?選び方

5気圧防水と書かれたスマートウォッチなのに、裏ぶたのマグネット充電端子のまわりだけが緑色にくすんでいた。

この傷みは、磁力が防水性能を弱めたせいではありません。

端子に残った汗や海水の塩分と、磁石に吸い寄せられた砂鉄が、むき出しの金属を少しずつ腐食させています。

マグネット式の防水時計は、充電口のふたが無いぶん水の入り口が少なく、構造は防水に向いています。

ただし端子が常に外に出ているので、水に強いことと濡れたまま放っておいてよいことは別の話です。

選ぶときは、防水表記が気圧かIPか、端子が平らか突き出ているか、充電の前に端子を拭きやすいかを見てください。

本記事では、水泳や汗のあとに充電端子を真水で流す手入れと、プールで使うなら確かめたい防水表記を解説します。

なんでも防水したい編集部

「なんでも防水したい」は、身の回りのアイテムを 水濡れトラブルから守るアイデアを発信するメディアです。 防水スマホケース、防水バッグ、防水ガジェット、防水スプレーまで、 シーン別・用途別の最適解を編集部が検証してお伝えします。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

マグネット式の防水時計で傷みが出やすいのは充電端子

マグネット充電の時計は、本体裏の金属端子に充電器のピンを磁石で吸い付けて電気を流します。

ケーブルを差し込む穴が無いため、時計本体の密閉はしやすく、そのぶん防水の設計は単純になります。

一方で端子そのものは本体の外側に露出しており、水・汗・皮脂に毎日さらされます。

傷みが進むのは、濡れた端子に電気が流れたときです。

汗や海水には塩分が含まれ、水分が残ったまま充電すると、端子の表面で腐食が進みやすくなります。

濡れた状態での充電を避けるよう取扱説明書で案内しているメーカーもあり、拭いてから充電するだけで傷み方は大きく変わります。

もう一つの原因は砂です。

砂浜の砂には磁石に付く砂鉄が混じっていることがあり、充電端子のまわりの磁石部分に集まります。

そのまま充電器を当てると、ピンと端子のあいだに粒が挟まって接触が悪くなり、表面に傷も付きます。

「防水なのに充電できなくなった」という不具合は、本体への浸水よりも、こうした端子の汚れと腐食から始まることが多いのです。

磁力は防水時計の防水性能を下げるのか

下げません。時計の防水は、裏ぶたやガラス、りゅうずのすき間をふさぐパッキン(ゴム製の密閉部品)が担っており、磁石の力でゴムが変形することはないからです。

パッキンを傷めるのは、年月による硬化、お湯や入浴時の温度変化、日焼け止めや石けんなどの薬剤、ぶつけたときの衝撃です。マグネット式かどうかに関係なく、防水時計は使い続けるうちに密閉が弱まるため、長く使うならメーカーの点検で防水を確かめ直す前提で考えてください。

磁力が影響するのは、防水ではなく時計の中身のほうです。

機械式時計は強い磁気を受けると部品が磁気を帯び(磁気帯び)、時刻が大きく進んだり遅れたりします。

クオーツ時計も磁石のそばでは一時的に止まったりずれたりすることがあり、スマートウォッチなら方位を測るコンパス機能が狂いやすくなります。

スマートフォンやタブレットのカバー、バッグの留め具にも磁石は使われているので、機械式時計にマグネット式のバンドを合わせるときは、JISの耐磁表記があるかを確かめてから選ぶと安心です。

マグネット充電の防水時計を選ぶ4つの軸

防水表記は「気圧」か「IP」かで読み方が違う

腕時計の防水は「5気圧防水」「10気圧防水」のように気圧で示されることが多く、数字はどれだけの水圧に耐えるかを表します。

一般的に、日常生活用の表記は雨や手洗いの水しぶき向け、5気圧以上は水泳程度までを想定した表記として扱われています。

スマートウォッチでは「IP68」のようなIP等級も使われ、前の数字6が粉じんの侵入を防ぐ防塵性能、後ろの8がメーカーの定めた条件での水没に耐えることを示します。

どちらの表記でも、温水・サウナ・水流の強いウォータースポーツを対象外とする製品が多いため、使い道に合うかは取扱説明書の使用条件で確かめてください。

充電端子が平らか、くぼみに埋まっているか

端子が本体の面とそろって平らなものは、汗や砂を拭き取りやすく、手入れの手間が少なくて済みます。

くぼみの奥に端子があるものは、充電器の位置が決まりやすい反面、溝に汚れがたまりやすくなります。

水辺で使う回数が多い人ほど、指や布で端子の表面まで届くかを写真で確かめておくと、あとの手入れが楽になります。

防塵性能と砂への強さ

海や河原で使うなら、防水と同じくらい防塵の数字を見てください。

IP6Xは粉じんが内部に入らない水準を示しますが、端子の表面に付いた砂鉄までは防げません。

防塵表記が高いかどうかと、使用後に真水で流してよいかの2点を合わせて確かめておくと、砂による接触不良を避けやすくなります。

Bluetoothでワイヤレスイヤホンとつないで音楽を再生できるか

本体に音楽を保存してBluetoothで再生できるモデルなら、スマートフォンを持たずにランニングやジムに出られます。

ただし電波は水の中ではほとんど届かないため、泳ぎながらワイヤレスイヤホンで聴く使い方には向きません。

イヤホン側の防水性能も別に確かめる必要があり、その見方はワイヤレスイヤホンの防水等級と使用シーンの違いで解説しています。

マグネット式の防水時計のタイプ比較

タイプ防水の仕組み向いている場面弱点
マグネット接点充電のスマートウォッチ充電口のふたを無くし、露出した端子のまわりを本体ごと密閉するプール、ジム、毎日の汗をかく運動端子が汗・塩分で腐食しやすく、砂鉄が付きやすい
磁石で位置合わせする非接触充電のスマートウォッチ金属端子を外に出さず、本体の裏面を一体で密閉する汗をかく日常使い、端子の手入れを減らしたい人充電器が専用品になりやすく、置き位置がずれると充電できない
マグネット式バンドのクオーツ時計本体はパッキンで密閉し、バンドの留め具だけが磁石通勤や外出時の雨・手洗い強い磁石のそばでは時刻が一時的にずれることがある
マグネット式バンドの機械式時計本体はパッキンで密閉し、バンドの留め具だけが磁石耐磁表記のあるモデルでの日常使い耐磁性能が低いと磁気帯びで精度が落ちる

水に入る回数が多いほど、上の2タイプのどちらかになります。端子の手入れを減らしたいなら非接触充電、充電器の手軽さを取るなら接点充電と考えると絞り込めます。

用途別に見るマグネット充電の防水時計

プールで泳ぐ

水泳対応と明記されているか、5気圧以上の表記があるものを優先してください。

プールの水には塩素が含まれるため、泳いだあとは本体と充電端子を真水で流し、乾いた布で水気を取ってから充電します。

この一手間を省くと、防水性能が足りていても端子のほうから傷みます。

海・川・キャンプ

防塵性能の高さと、端子が平らで拭きやすいことを優先します。

砂浜では時計を砂の上に直接置かず、帰ってから端子に砂鉄が付いていないかを見てください。

海水は塩分が濃いので、プール以上に真水で流す作業が欠かせません。

通勤やジム

雨と汗が中心なら、日常生活用防水でも足ります。

それより気にかけたいのは毎日の汗で、帰宅後に端子を拭いてから充電する習慣をつけるほうが長持ちにつながります。

スマートフォンと同じポケットやバッグに入れる人は、マグネット式バンドの留め具が画面やカードに触れない位置にしまってください。

防水時計を買ってから後悔しやすい点

まず見落とされやすいのが、充電時間と連続使用時間です。

連続使用時間が短いモデルほど充電の回数が増え、そのたびに端子が濡れた状態と乾いた状態を行き来します。

運動のあとすぐ充電する使い方なら、拭く工程を毎回はさむ前提で、充電1回あたりの使用時間をカタログで確かめておくと後悔が減ります。

次に専用の充電器です。

マグネット式の充電器は機種ごとに形や磁石の位置が違うことが多く、なくしたり断線したりすると手元のケーブルで代用できません。

外出先で充電したい人は、予備を用意できるかも買う前に確かめてください。

最後はパッキンの寿命です。

防水時計の密閉は年月とともに弱まり、新品のときの防水表記がずっと続くわけではありません。

メーカーによって点検やパッキン交換の受け付け方が異なるため、長く水辺で使うつもりなら、購入前に修理窓口の案内を見ておくと安心です。

防水表示の数字だけで判断する危うさは、IPX表示の盲点を扱った防水イヤホンの記事で解説しています。

よくある質問

マグネット充電の防水時計は、濡れたまま充電器に付けてもよいですか

避けてください。

端子に水分や塩分が残ったまま電気を流すと腐食が進みやすくなります。

乾いた布で端子の水気を取ってから充電器に付けてください。

防水時計をつけたままお風呂やサウナに入れますか

多くの製品では対象外です。

気圧やIPの防水表記は常温の水を前提にしており、お湯や急な温度変化はパッキンを傷めます。

入浴前には外してください。

マグネット式のバンドは時計を壊しますか

防水性能は下がりませんが、機械式時計は磁気帯びで時刻がずれることがあります。機械式に合わせるなら耐磁表記のあるモデルを選び、クオーツやスマートウォッチなら強い磁石に長時間近づけないようにしてください。

防水時計とワイヤレスイヤホンを水中で一緒に使えますか

Bluetoothの電波は水中ではほぼ届かないため、泳ぎながら音楽を再生する使い方には向きません。イヤホン自体が水没に耐えるかも別の話で、完全防水イヤホンが水没で壊れる理由で解説しています。

まとめ

マグネット式の防水時計が傷むのは、磁力が防水を弱めるからではなく、むき出しの充電端子に汗や塩分、砂鉄が残るからです。

磁力の影響を受けるのは時計の中身のほうで、機械式時計の磁気帯びやスマートウォッチのコンパスに表れます。

選ぶときは、防水表記の種類、端子の形、防塵性能、Bluetoothでの再生機能の4つを確かめてください。

プールで泳ぐなら水泳対応の表記と泳いだあとの真水洗い、海やキャンプなら防塵性能と拭きやすい平らな端子、通勤やジムなら日常生活用防水と帰宅後に端子を拭く習慣を優先すると失敗が減ります。ぜひ本記事の端子の手入れと防水表記の読み方を参考に、使い方に合ったマグネット充電の時計を選んでください。

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