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靴防水スプレーかけ方|失敗しない吹き付け距離と乾燥時間の目安

玄関で缶を靴から5cmほどまで近づけて吹いたら、つま先に白い粉が浮き、乾いたあとも輪ジミが残った。

この失敗の多くは、距離と量で防げます。

靴用の防水スプレーは、多くの製品が20〜30cmほど離して吹くよう表示しており、近すぎると液が一点に溜まり、遠すぎると霧が届かずに膜が途切れます。

靴の撥水が続くかどうかは、汚れを落とした状態で薄く均一に吹き、乾ききるまで待てたかで決まります。

高い性能をうたうスプレーでも、泥の上から吹けば泥ごと固めるだけです。

本記事では、汚れ落としから2回に分けて吹く手順と、革靴・スエード・スニーカーそれぞれの乾かし方を解説します。

なんでも防水したい編集部

「なんでも防水したい」は、身の回りのアイテムを 水濡れトラブルから守るアイデアを発信するメディアです。 防水スマホケース、防水バッグ、防水ガジェット、防水スプレーまで、 シーン別・用途別の最適解を編集部が検証してお伝えします。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

靴に防水スプレーをかけたのに濡れるのはなぜか

靴用の防水スプレーがつくるのは、水をはじく撥水の膜です。

靴そのものを水が通らない構造に変えるわけではありません。

表面に細かい粒子や膜を広げ、水滴を丸く転がして素材に染み込ませないようにしているので、膜に切れ目があると、そこから水は普通に入ってきます。

切れ目ができる典型が、汚れやホコリの上から吹いたケースです。

スプレーの成分は素材ではなく汚れの層に付着し、歩いて汚れが落ちると一緒に剥がれていきます。

表面が湿ったまま吹いた場合も、成分が水分に押されて定着しません。

もうひとつは吹き付けのムラです。

缶を近づけて一気に吹くと、つま先だけ厚く、かかとや縫い目には届かないという偏りが起きます。

縫い目やソールとの境目は、水が最初に入り込む場所ですが、膜が最も薄くなりやすい場所でもあります。

雨で濡れる人のスプレーは、たいてい量が足りないのではなく、付いている場所が偏っています。距離を守って薄く2回に分けるのは、この偏りをなくすためです。

靴防水スプレーの選び方は成分・素材・容量で決める

かけ方を整える前に、手元のスプレーが靴の素材に合っているかを確かめてください。合っていない成分は、正しく吹いてもシミや変色の原因になります。

フッ素とシリコンのどちらの成分か

缶の裏面にある成分表示で、まずフッ素系かシリコン系かを見ます。

フッ素系は繊維の一本一本を包むように付くため、通気性を保ちやすく、水だけでなく油汚れもはじきます。

シリコン系は表面に膜を張るタイプで、撥水の強さは出やすい一方、通気性をふさぎやすく、革やスエードには使用不可と書かれている製品が多くあります。

靴の素材が対応表示に入っているか

同じ「靴用」でも、スムースレザー・スエード・ヌバック・布・合成皮革のどれに使えるかは製品ごとに違います。

エナメルや爬虫類革は対象外とされることが多いので、表示に無い素材には吹かないでください。

迷ったら、靴の目立たない内側で試してから全体に広げます。

容量と用途の幅

容量は、使う靴の数と吹く頻度で考えます。

靴1足を月に数回吹く程度なら小さめの缶で足りますが、家族の靴や傘、レインウェアにも使うなら、それらの素材にまとめて対応した大きめの缶を選ぶと一本で済みます。

素材ごとの効果の差は素材別に見る防水スプレーの効果の違いで解説しています。

フッ素系とシリコン系の防水スプレーの違い

靴に使う場面だけに絞って、2つのタイプを並べます。

タイプ撥水の仕組み向いている場面弱点
フッ素系繊維や革の表面を細かい粒子で包み、水と油をはじく革靴・スエード・スニーカーの日常的な手入れ膜が薄いぶん、摩擦の多い部分から落ちやすい
シリコン系表面に膜を張って水をはじくナイロンやゴム引きのレインブーツ、合成素材の靴通気性が落ちやすく、革・スエードはシミや硬化の原因になる

革靴やスエードを一本で手入れしたいならフッ素系を選んでください。

シリコン系は、もともと通気をあまり気にしない合成素材の靴やレイングッズで力を発揮します。

スニーカーは素材がメッシュか革かで向き不向きが分かれるため、スニーカー向け防水スプレーの素材別の選び方で解説しています。

靴防水スプレーのかけ方の手順

手順そのものは単純で、汚れを落とし、乾かし、離して吹き、また乾かすだけです。省くと失敗につながるのは、最初と最後の乾燥のほうです。

汚れを落として靴を乾かす

ブラシで表面のホコリと砂を払い、泥が付いていれば固く絞った布で拭き取ります。

紐は外しておくと、紐の下の甲革にもスプレーが届きます。

水拭きをしたら、表面の湿り気が抜けるまで待ってから吹いてください。

20〜30cm離して薄く2回に分けて吹く

屋外か風通しのよい場所で、缶をよく振ってから、表示の距離を保って靴全体へ霧を当てます。

一度で濡れるほどかけず、表面がうっすら湿る程度で止め、少し置いてからもう一度重ねると、1回目で届かなかった場所が埋まります。

縫い目、ソールとの境目、つま先の折れじわは水の入口になるので、角度を変えて当ててください。

乾燥時間は表示を守り、できれば一晩置く

表面が乾くまでの時間は製品の表示に従います。

撥水の膜が落ち着くまで待つことを考えると、出かける前日の夜に吹いて一晩置くのが確実です。

ドライヤーやストーブで急いで乾かすと、革が硬くなったり接着部が傷んだりするので避けてください。

革靴・スエード・スニーカーで変わるかけ方のコツ

素材によって、吹く前の下準備と、吹いたあとの仕上げが違います。

革靴はクリームの後に吹く

スムースレザーの革靴は、汚れ落としと保湿クリームで手入れをしてから、最後に防水スプレーを吹きます。

スプレーを先にすると、クリームの油分が革に入りにくくなるためです。

クリームが表面に残ったままだとムラになるので、乾いた布で余分を拭き取ってから吹いてください。

スエードは吹いたあとに毛並みを整える

スエードやヌバックは、起毛の奥まで霧を届けるため、ブラシで毛を起こしてから吹きます。

乾いたあとにもう一度ブラッシングすると、寝た毛が戻り、色の濃淡も目立ちにくくなります。

濃色のスエードは吹いた直後に色が濃く見えますが、乾けば戻ることがほとんどです。

スニーカーは素材の切り替えに合わせる

キャンバスやメッシュは液を吸い込みやすく、一度に多くかけるとシミになります。

革とメッシュが組み合わさったスニーカーは、両方に使える表示のスプレーを選び、メッシュ部分は特に薄く当ててください。

白いソールに液が付いたら、乾く前に拭き取ると跡が残りません。

靴に防水スプレーを使うときの注意点

失敗として最も多く見られるのがシミです。

近すぎる距離で吹くと、液が一点に溜まって輪ジミになり、とくに淡い色の革やスエードで目立ちます。

初めて使うスプレーは、かかとの内側など目立たない場所で試し、乾いてから色の変化を確かめてください。

吹く場所にも注意がいります。

室内で吹くと霧を吸い込みやすく、床が滑りやすくなることもあります。

屋外の風下に立たない位置で吹き、周りにある衣類や車に霧がかからないようにしてください。

衣類に使う場合の素材別の注意は服に使う防水スプレーの選び方で解説しています。

撥水は永続しません。

歩くたびに屈曲部や地面に近い部分から膜が削れ、水をはじかなくなってきたら塗り直しの合図です。

どれくらいの間隔で吹き直すかは素材と履く頻度で変わるので、靴防水スプレーの使用頻度の目安で解説しています。

よくある質問

新品の靴にも防水スプレーは必要ですか

必要です。

新品でも撥水加工が施されていない靴は多く、汚れが付く前に吹いておくと、最初の雨から泥ジミを防ぎやすくなります。

新品は汚れ落としが要らないので、そのまま吹いて乾かしてください。

防水スプレーをかければ雨の日も浸水しませんか

浸水は防げません。

スプレーがつくるのは撥水の膜なので、水たまりに踏み込んだり長時間雨に打たれたりすると、縫い目や履き口から水が入ります。

浸水まで防ぎたい場合は、防水の構造をもつ靴を選んでください。

一度に多めにかけたほうが長持ちしますか

長持ちしません。

厚くかけた分は定着せずに表面に残り、シミや白残りの原因になります。

薄く2回に分け、しっかり乾かすほうが膜は均一になります。

靴用の防水スプレーを傘にも使えますか

対応素材にナイロンやポリエステルが含まれていれば使えます。傘の生地ごとの向き不向きは傘防水スプレーの選び方で解説しています。

まとめ

靴の防水スプレーは、汚れを落として乾かした靴に、表示の距離を保って薄く2回吹き、一晩置いて膜を落ち着かせることで撥水が続きます。成分は、革靴やスエードならフッ素系、合成素材のレインブーツならシリコン系が素材に合わせやすい選択です。

革靴はクリームの後に、スエードは毛を起こしてから吹き、スニーカーはメッシュ部分を薄く当ててください。ぜひ本記事の手順を参考に、次の雨の前夜に一度、距離と乾燥時間を守って吹いてみてください。

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