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防水イヤホンと防滴イヤホンの違いは?Bluetooth選びの軸

IPX4と書かれたBluetoothイヤホンを付けたまま、シャワーを浴びようとしている。

その使い方は、多くの場合想定外です。

防水と防滴の違いは呼び名ではなく、IPXの後ろの数字で決まります。

IPX4までは水しぶきへの備えで、水に沈めても耐えられるのはIPX7以上です。

パッケージの「防水」「防滴」という言葉は、規格で決められた呼び名ではありません。

同じIPX4の製品でも、あるメーカーは「防滴」、別のメーカーは「生活防水」と書くことがあります。

比べるときは言葉ではなく、数字と試験の条件を見てください。

本記事では、汗・雨・浴室・プールの4つの場面で、それぞれ何番以上のIPXが必要かを解説します。

なんでも防水したい編集部

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※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

防水イヤホンと防滴イヤホンの違いはIPX等級で決まる

IPXの数字は、日本ではJIS C 0920、国際的にはIEC 60529という規格で定められた防水の等級です。

数字が大きいほど、厳しい水の条件に耐えることを示します。

イヤホンでよく見かけるのはIPX4からIPX8までの範囲で、「防滴」と呼ばれやすいのは下のほうの数字です。

等級規格が想定する水水没への耐性
IPX4あらゆる方向からの水しぶき対象外
IPX5あらゆる方向からの噴流(ノズルから当たる水)対象外
IPX6あらゆる方向からの強い噴流対象外
IPX7一時的に水中へ沈める(水深1mに30分間)一時的な水没に耐える
IPX8メーカーが定めた、IPX7より厳しい条件での継続的な水没条件は製品ごとに異なる

IPX4・IPX5・IPX6はどれも「かかる水」への等級で、どれだけ数字が大きくても沈めることは前提にしていません。

IPX7で初めて水没が試験に入ります。

もう一つ見落としやすいのが、IP67やIP68のように「X」の位置に数字が入った表記です。

これは前の数字が防塵(ぼうじん)、つまり砂やほこりの入りにくさを表していて、6が最も高い等級です。

Xのままなら、防塵の試験はしていないか、表示していないことを意味します。

等級表示そのものの読み違えについては、IPX表示だけで防水イヤホンを選ぶときの盲点で解説しています。

防水イヤホンが「防水なのに壊れた」と言われる理由

IPX7のイヤホンを付けて泳いだら、音が出なくなった。

こうした話は珍しくありません。

原因はたいてい、規格の試験条件と実際に使う場面がずれていることにあります。

IPの試験は、常温の真水で、イヤホンを静かに置いた状態で行います。

プールの塩素を含んだ水、海水、汗の塩分、入浴時のお湯や湯気、シャンプーなどは試験の条件に入っていません。

また泳いでいるときは手で水をかくたびに水圧が変わり、静かに沈めた状態とは別の力がかかります。

IPX7の「水深1mに30分間」は、この条件で耐えたという記録であって、泳いでも壊れないという保証ではありません。

新品のときの数値である点にも注意してください。

筐体(きょうたい)、つまり外側のケースのすき間をふさぐパッキンや接着は、使っているうちに劣化します。

落としたときの小さなひびからも水は入ります。

防水の等級は「この条件までは耐えた」という線であり、その線を日常的に超える使い方をすれば、数字が大きくても故障は起こります。

水没させても壊れる仕組みは、完全防水と表記されたイヤホンが水没で壊れる理由で詳しく解説しています。

Bluetooth防水イヤホンを選ぶ5つの軸

IPXの数字と、かかる水の種類

最初に決めるのは、どんな水に当たるかです。

汗や小雨ならIPX4で足り、ジムで汗を拭かずに使い続ける、強い雨の中を歩くといった場面ではIPX5以上が安心です。

水に沈める可能性があるならIPX7以上を選んでください。

必要以上の等級を選んで困ることはありませんが、足りない等級は取り返しがつきません。

防塵の数字があるかどうか

アウトドアや海辺で使うなら、IPX7よりIP67やIP68のように防塵の数字が入った表記を選んでください。砂粒が音の出る穴やボタンのすき間に入ると、音がこもったり操作しにくくなったりします。

充電ケースと充電端子の防水

イヤホン本体は防水でも、充電ケースには防水の表示がない製品があります。ケースの扱いは製品によって異なるので、仕様表で「本体」と「ケース」の等級を分けて確認してください。

水中でのBluetoothの電波

Bluetoothの電波は水の中ではほとんど届きません。

IPX8のイヤホンでも、プールサイドに置いたスマートフォンからの再生は、頭が水に入った時点で途切れます。

泳ぎながら聴きたいなら、本体に音楽を保存して再生できるタイプを選んでください。

連続再生時間と装着の安定性

ランニングや登山では、連続再生時間と耳からの外れにくさも大切です。再生時間はイヤホン単体とケース込みで別々に表示されることが多いので、1回で何時間使うかに合わせて単体の時間を見てください。

Bluetooth防水イヤホンのタイプ別比較

タイプ防水の仕組み向いている場面弱点
完全ワイヤレス(IPX4前後)筐体のすき間をふさぎ、水しぶきの侵入を防ぐ通勤、小雨、軽い運動水没は対象外。充電ケースが防水でない製品がある
完全ワイヤレス(IPX7以上・IP67など)水没試験に耐える密閉構造汗の多い運動、アウトドア水中ではBluetoothの電波が届かない
ネックバンド・左右一体型本体を首元に置き、耳に入る部分を小さくするランニング、落としたくない場面首元の本体やボタン部分の防水表示を別に確認する必要がある
本体メモリ内蔵の水泳対応タイプ音楽を本体に保存し、水中でも単体で再生する水泳曲を事前に転送する手間がかかる

ワイヤレスで迷ったときは完全ワイヤレスから見るのが基本ですが、落として失くすのが心配な人には左右がつながったタイプのほうが向いています。完全ワイヤレス同士の比較は、ワイヤレスイヤホンの防水等級と使用シーンの違いで解説しています。

場面別に選ぶBluetooth防水イヤホン

通勤・通学で雨に当たる

傘を差していても横からの雨はかかるので、IPX4以上を選んでください。濡れたイヤホンはケースに戻す前に拭く必要があり、ケースの防水表示がない製品ではこの手順が欠かせません。

ランニング・ジムで汗をかく

汗は耳のまわりに長くとどまるので、IPX5以上を優先してください。耳掛けやネックバンドのように外れにくい形を選ぶと、走っている途中で付け直す回数も減ります。

浴室で使う

お湯・湯気・石けんはどれもIP試験の条件外です。

IPX7以上でも、メーカーが入浴での使用を認めているかを取扱説明書で確かめてください。

浴室で映像を見たい場合は、浴室テレビの防水を過信しないための設置条件も参考になります。

プールで泳ぐ

水泳に対応すると明記された、本体メモリ内蔵のタイプに絞ってください。Bluetooth接続だけの製品は、等級が高くても水中では音が途切れます。

防水イヤホンを買ってから後悔しやすい点

濡れたまま充電端子に差し込む使い方が、最も多い故障のきっかけです。

端子のまわりに水分が残った状態で充電すると、端子が腐食することがあります。

運動のあとは本体とケースの接点を乾いた布で拭き、乾いてから充電してください。

イヤーピースの汚れも見落とされがちです。

汗や皮脂がたまると音がこもり、取り外せるイヤーピースは定期的に洗う必要があります。

ただし本体ごと水洗いしてよいかは製品によって異なるので、取扱説明書で確認してください。

パッキンや接着の劣化は外から見ても分かりません。

数年使って落としたり踏んだりしたイヤホンを、新品と同じ等級だと考えて水の多い場面で使うのは避けたほうが安全です。

スマートフォン本体を水から守る方法は、耐水性能で見るスマホ防水ケースの選び方で解説しています。

よくある質問

防滴イヤホンでシャワーを浴びても大丈夫ですか?

おすすめしません。

防滴と表示される製品の多くはIPX4前後で、シャワーの水流やお湯は想定外です。

浴室で使うなら、入浴での使用をメーカーが認めている製品を選んでください。

IPX7とIPX8はどちらを選べばよいですか?

水没の可能性があるならどちらでも対応できますが、IPX8は条件がメーカーごとに違います。水深や時間が仕様表に書かれているかを確認し、書かれていなければ比べようがないものとして扱ってください。

防水イヤホンは水洗いできますか?

製品によって異なります。等級が高くても、洗剤や流水での洗浄を想定していないことがあるので、取扱説明書の手入れの項目に従ってください。

IPX表示がないBluetoothイヤホンは濡らしても平気ですか?

平気ではありません。

表示がないものは防水の試験をしていないか、結果を示していない製品なので、汗や雨にも当てないほうが安全です。

表示の読み方はワイヤレスイヤフォンの防水の等級表示の読み方で解説しています。

まとめ

Bluetooth防水イヤホンは、IPXの数字、防塵の有無、充電ケースの防水、水中での電波、連続再生時間の5つで絞り込めます。防水と防滴の違いは呼び名ではなく、水しぶきまでか、水没までかという数字の違いです。

通勤ならIPX4以上、運動ならIPX5以上、海辺ならIP67以上、浴室はメーカーが入浴を認めた製品、水泳は本体メモリ内蔵のタイプを選んでください。ぜひ本記事の場面別の目安を参考に、使う場所の水に合った一台を選んでください。

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