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5気圧防水はどのくらい耐える?水深換算と日常使いの目安

5気圧防水は、JIS B 7021:2013で「日常生活用強化防水」に分類される腕時計の防水性能で、水仕事やスポーツ中の汗・水しぶきまでを想定した等級です。腕時計の仕様表に「5気圧防水」とだけあり、何m潜れるのか、手を洗うたびに外すのかはどこにも書かれていません。

この気圧の数字は、時計を動かさずに水圧をかけて確かめた試験の値です。

潜れる深さを示す数字ではないため、水深に換算した値をそのまま行動の目安にすると読み違えます。

本記事では、5気圧を水深に置き換えたときの数字の意味と、手洗い・雨・水泳での線引きを解説します。

なんでも防水したい編集部

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※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

5気圧防水の定義と試験の中身

時計の防水性能は、JIS B 7021:2013(一般用防水携帯時計-種類及び防水性能)という規格で区分されています。

3気圧防水は「日常生活用防水」、5気圧防水と10気圧防水は「日常生活用強化防水」に入ります。

日常生活用強化防水は、4気圧以上の耐圧値を整数で表示するものと定められており、5気圧はその中でいちばん下の段にあたります。

試験は、時計が静止した状態で水圧に耐えるかを確かめる耐圧試験です。

腕を振る、水をかく、蛇口の水流を当てるといった動きは試験に含まれていません。

水中で時計が動くと瞬間的にかかる圧力が表示値を超えることがあり、規格もその前提で数字を扱っています。

つまり「5気圧」は、静かな水の中で5気圧ぶんの圧力に耐えたという意味です。日常のどの動作まで任せられるかは、気圧の数字ではなく、規格が想定する場面のほうで判断してください。

5気圧防水はどのくらいの水深に相当するか

JIS B 7021では、10気圧が約100mの水深に相当する静水圧とされています。同じ換算を当てはめると、5気圧は約50m相当の静水圧です。

ただし、この50mは「その深さで止まっている時計にかかる水圧」と同じという意味でしかありません。

50mまで潜れる、水深50m以内なら何をしても平気、という読み方は誤りです。

水に飛び込んだ瞬間や、泳いで腕で水を押したときには、静止状態より大きな圧力が時計にかかります。

水深の数字は、等級同士の強さを比べる物差しとして使うと分かりやすくなります。5気圧は3気圧より一段強く、10気圧の半分の静水圧に耐える性能だと捉え、実際に水へ入れるかどうかは次の場面別の目安で決めるのが安全です。

5気圧防水が日常で耐える場面・耐えない場面

耐えられる場面

規格が5気圧防水に想定しているのは、水仕事やスポーツでかかる汗や水しぶきです。

3気圧防水で想定されている洗顔や雨に加え、食器洗いのように手元が繰り返し濡れる作業、運動中に汗をかき続ける場面まで範囲が広がります。

手洗いのたびに外す必要は、5気圧防水の想定からすればありません。

耐えられない場面

水泳は5気圧防水の想定に入っていません。

規格上、水泳や水面のレジャー向けとされるのは10気圧防水からです。

プールや海で泳ぐ予定があるなら、5気圧では一段足りないと考えてください。

温泉・サウナ・熱いシャワーにも注意が要ります。

温度差でパッキンが劣化するため、メーカーが非推奨としていることが多い場面です。

また、水中や濡れた手でリューズやボタンを操作すると、そこから浸水します。

気圧の数字が十分でも、操作部を開ければ防水は保てません。

3気圧・10気圧・20気圧防水との違い

同じ「気圧防水」でも、数字が上がるごとに想定される場面が変わります。JIS B 7021に基づく区分を並べると次のとおりです。

等級試験条件想定される場面
3気圧防水(日常生活用防水)静止状態での耐圧試験洗顔・雨など日常生活でかかる程度の水。水泳・水仕事は想定外
5気圧防水(日常生活用強化防水)静止状態での耐圧試験。4気圧以上の耐圧値を整数で表示水仕事、スポーツでの汗や水しぶき
10気圧防水(日常生活用強化防水)約100mの水深に相当する静水圧に耐える水泳や水面のレジャー
20気圧防水約200m相当の静水圧に耐える素潜り等より高い水圧

3気圧と5気圧の差は、水仕事を任せられるかどうかに表れます。5気圧と10気圧の差は泳げるかどうかで、ここが買う前にいちばん確かめたい分かれ目です。

気圧防水とIPX・IPの防水等級の違い

電気機械器具の防水性は、気圧ではなくIPコードで表します。現行の規格は2026年1月に制定されたJIS C 60529で、2003年から使われてきたJIS C 0920:2003を置き換え、IEC 60529と一致する内容になりました。

IPコードは「IP+第1特性数字+第2特性数字」の形で、IP68なら1桁目の6が防塵、2桁目の8が防水を表します。

防塵は0〜6、防水は0〜9で、2026年1月の刷新で防水の等級に9が追加されたため、防水の最高等級は9です。

IPX7のような「X」は、その項目を試験していない(または表示していない)という意味で、性能がゼロという意味ではありません。

読み方はIPXの防水等級の読み方で解説しています。

IPコードでは、上の数字が下の数字を含むとは限りません。

IPX7・IPX8は潜水の試験で、IPX5・IPX6の噴流水に耐えることまでは意味しないため、両方必要な製品は「IPX5/IPX8」のように併記されます。

潜水と噴流の差はIPX7とIPX8の違いやIPX5防水が耐える噴流水の目安で解説しています。

気圧防水とIPコードは別の規格で、試験の方法も違います。両者をつなぐ換算表は存在しないため、「5気圧防水はIPX何相当」という読み替えはできません。

5気圧防水の性能が落ちるとき

表示されている気圧は、新品の時計を試験条件で測ったときの性能です。

パッキンは時間とともに劣化し、落下で外装が変形すれば、同じ5気圧の表示でも実際の防水性は下がります。

電池交換で裏ぶたを開けたあとも、防水性能が低下することがあります。

そのため、気圧防水は定期的な防水検査を受けることが前提です。購入から年数がたった時計や、電池交換を済ませたばかりの時計は、表示の気圧どおりの性能が残っているとは限らないので、水仕事の前に検査の時期を確かめてください。

よくある質問

5気圧防水の時計で泳げますか?

水泳は5気圧防水の想定に含まれていません。

規格で水泳や水面のレジャー向けとされるのは10気圧防水です。

泳ぐ予定があるなら10気圧防水以上を選んでください。

5気圧防水のままお風呂やサウナに入ってもいいですか?

おすすめできません。

温泉・サウナ・熱いシャワーは温度差でパッキンが劣化するため、メーカーが非推奨としていることが多い場面です。

手持ちの時計の取扱説明書で扱いを確認してください。

5気圧防水はIPXだと何等級にあたりますか?

対応する等級はありません。

気圧防水はJIS B 7021、IPコードはJIS C 60529と規格が別で、換算表も存在しません。

比べるときは、それぞれの規格が想定する場面同士で比べてください。

まとめ

5気圧防水は「日常生活用強化防水」にあたり、雨や洗顔に加えて水仕事やスポーツの汗・水しぶきまでを想定した等級です。約50m相当という換算は静止状態の水圧の話なので、潜れる深さとして読まず、水泳には10気圧防水以上を目安にしてください。

表示の気圧は新品時の値で、パッキンの劣化や落下、電池交換で下がることもあり、熱い湯やリューズの水中操作も浸水の原因になります。ぜひ本記事の場面別の目安と等級の比較表を参考に、使い方に合う気圧防水の時計を選んでください。

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