洗面所マットは防水とそうでないものどちらがいい?素材差
塩化ビニル(PVC)の拭けるマットを敷いていたのに、めくってみると床がうっすら湿っていた。
反対に、綿の厚手マットは足ざわりがよいぶん乾ききらず、裏返すと黒い点が出ていた。
洗面所マットは、水を吸って布の中に溜めるのか、表面で受けて拭き取るのかで、向いている家がはっきり分かれます。
「防水」と書かれたマットでも、守っているのは表面だけで、ふちから回り込んだ水は防げません。
足を拭く場所を兼ねるなら吸水タイプ、水はねや子どものこぼしを受け止めたいなら防水タイプ、という分け方が出発点です。
本記事では、マットの裏面にある防水シート層の有無と、洗面台下の収納扉に当たらない厚みの見方を解説します。

なんでも防水したい編集部
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※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。
防水の洗面所マットでも床が濡れるのはなぜか
防水マットの下が湿る原因の多くは、マットの表面ではなく「ふち」と「床との間」にあります。
防水マットは水を通さないぶん、表面に落ちた水がそのまま残り、端まで流れて床に落ちます。
床に落ちた水はマットの下に入り込み、上が水を通さない素材なので逃げ場がありません。
乾く速さよりも溜まる速さが勝ち、湿気がこもります。
吸水マットのほうは、逆の形で床を濡らします。
綿やマイクロファイバーは水を吸い込みますが、吸いきれない量や、布を通り抜けた水は裏面から床へ移ります。
裏に防水の層が無い布マットは、表は乾いて見えても床側が濡れていることがあります。
どちらの場合も、マットそのものより「水がどこへ行くか」で結果が決まります。防水マットなら表面の水をこまめに拭き取ること、吸水マットなら床側に水を通さない構造かどうかを確かめることが、床を濡らさないための前提です。
なお、表面にはじく加工をした「撥水」のマットは、水滴を転がすだけで、押しつけられた水や溜まった水の浸透は防げません。商品説明に撥水とあるか防水とあるかは、購入前に分けて読んでください。
洗面所マットを防水で選ぶか決める4つの見方
素材名だけで比べると迷いますが、洗面所で起きることに置き換えると、確かめる場所は4か所に絞れます。
表面が水を吸うか、はじいて受けるか
入浴後に足を拭く場所を兼ねるなら、表面が水を吸うことが欠かせません。
PVCなどの防水シートタイプは足の水を受け止めても吸わないため、足裏が濡れたまま床を歩くことになります。
一方、洗面台の前で顔を洗うときの水はねや、歯みがき中のこぼれを受けるだけなら、拭けば終わる防水シートのほうが手入れは楽です。
裏面に防水シート層があるか
布マットでも、裏に水を通さない層を貼り合わせたタイプがあります。
表で吸って裏で止める構造なので、足ざわりと床の保護を両立しやすいのが特徴です。
ただし裏面の層が水を止めるぶん、マットの中に溜まった水は表側からしか乾きません。
乾きの遅さは、布のみのマットより目立つことがあります。
洗濯機で洗えるか、拭くだけか
布マットは洗濯機で洗える製品が多い一方、厚手のものは乾くまでに時間がかかり、替えが無いと床がむき出しになります。
防水シートタイプは基本的に拭いて手入れするもので、洗濯機に入れられない製品もあります。
洗い方の表示は製品によって異なるため、洗濯表示か説明書きで確認してください。
厚みが洗面台下の収納扉に当たらないか
見落とされやすいのが厚みです。
洗面台の下の収納は扉や引き出しが床すれすれまで下りている設計が多く、ふかふかのマットを敷くと扉の下端がこすれて開けにくくなります。
購入前に、扉を開けた状態で床から扉の下端までのすき間を測っておくと、敷いてから返品を考える事態を避けられます。
防水マットと吸水マットのタイプ別比較
洗面所マットとして流通しているものは、構造で4タイプに分けられます。製品ごとの細かな仕様は異なるため、表はタイプとしての傾向です。
| タイプ | 防水の仕組み | 向いている場面 | 弱点 |
|---|---|---|---|
| PVCなどの防水シートタイプ | 素材そのものが水を通さない | 水はね・こぼしを受けて拭き取りたい洗面台前 | 足の水は吸わない。ふちから入った水が下にこもる |
| 布+防水裏地タイプ | 表の布で吸い、裏の層で床への浸透を止める | 足を拭きつつ床も守りたい場所 | 中の水が表側からしか乾かない |
| 布のみタイプ(綿・マイクロファイバーなど) | 防水の仕組みは無く、吸水と通気で乾かす | 入浴後の足拭きを重視する場合 | 吸いきれない水が床へ移る |
| 珪藻土など吸水する板状タイプ | 素材の細かな穴に水を吸わせて放出する | 浴室の出口で足裏の水をすばやく取りたい場合 | 洗面台前の水はね受けには向かず、割れや吸水力の低下がある |
表を見ると、「防水」が当てはまるのは上の2タイプだけです。布のみのタイプと板状タイプは床を守る役割より、水を吸って乾かす役割のほうが中心になります。
家の状況別に見る洗面所マットの選び分け
小さな子どもやペットがいる
水だけでなく、おもらしや食べこぼしを受ける場面が増えるなら、防水シートタイプを優先してください。
液体が床に染み込む前に拭き取れることが最大の利点で、においの元を布に残しません。
足拭きは別にタオルを置くと役割を分けられます。
入浴後の足拭きを兼ねる
浴室の出口と洗面所が一体になっている間取りでは、吸水できる布マットが向いています。
床がフローリング調のクッションフロアで湿気が気になるなら、布+防水裏地タイプにすると床側への水の移りを抑えられます。
そのうえで、使い終わったらマットを立てかけて裏側も乾かしてください。
賃貸で床を傷めたくない
退去時の床の状態を気にするなら、床に水を届かせない防水タイプが選択肢になります。
ただし敷きっぱなしは湿気がこもるため、週に一度ほどめくって床を拭く習慣とセットで考えてください。
壁側の湿気対策もあわせて考えるなら、湿気に強い洗面所の壁紙の素材で解説しています。
防水マットを買ってから後悔しやすい点
いちばん多いのは、マットの下に湿気がこもる問題です。
防水タイプは床に水を通さないぶん、ふちから入った水や結露が抜けません。
敷いたままにせず、ときどき持ち上げて床とマットの裏を乾かすことが前提になります。
次に、裏面の滑り止めの劣化があります。
洗濯や拭き掃除を繰り返すと、裏の滑り止めがはがれたり硬くなったりして、マットがずれやすくなる製品もあります。
床材によっては、裏面の素材が床の表面に色移りすることがあり、注意書きを設けている製品もあるので、敷く前に確かめてください。
サイズの後悔も起きやすい点です。
洗面台の幅より大きいマットを選ぶと、洗濯機まわりや収納扉の開閉にかかり、端が折れて段差になります。
端がめくれた部分はつまずきの原因にもなるため、幅と奥行きは洗面台の前の空いた床で測ってから選んでください。
最後に、替えの有無です。
布マットは洗って乾くまでの時間、床がむき出しになります。
1枚で回すと洗う頻度が下がり、結局湿ったまま使い続けることになるため、布タイプは2枚を交互に使う前提で考えると手入れが続きます。
防水の洗面所マットを長持ちさせる手入れと収納
防水シートタイプは、表面を水拭きしたあと乾いた布で水気を取れば手入れが終わります。
洗剤を使う場合は、素材に合うかどうかを製品の表示で確かめてください。
使わない時期にしまうときは、折りたたむと折り目が戻らなくなる素材もあるため、丸めて収納するほうが形を保てます。
布+防水裏地タイプは、洗濯後に裏面までしっかり乾かしてからしまわないと、収納中にカビが出ることがあります。
乾燥機の使用可否は製品によって異なるので、表示を確認してください。
替えのマットは湿気の少ない棚に置き、洗面台下の収納のように配管があって湿気がこもりやすい場所は避けたほうが無難です。
洗面台そのものの水はねが多い場合は、マットの手入れ回数を減らすために、ボウルまわりの水滴を減らす工夫も役に立ちます。水垢を防ぐ成分の選び方はシンク用の撥水コーティングの選び方で解説しています。
よくある質問
防水の洗面所マットは足拭きに使えますか
PVCなどの防水シートタイプは水を吸わないため、足拭きには向きません。足拭きを兼ねたいなら、表が布で裏に防水層がある布+防水裏地タイプを選んでください。
防水マットを敷けばカビは防げますか
防げません。
床に水を通さない代わりに、ふちから入った水や湿気がマットの下にこもります。
定期的にめくって床を乾かすことで、カビが出にくくなります。
撥水と書かれたマットは防水と同じですか
違います。
撥水は表面で水滴をはじくだけで、上から押さえられた水や溜まった水は染み込みます。
床に水を届かせたくないなら、防水と表記されたものを選んでください。
洗面台下の収納扉にマットが当たるときはどうすればよいですか
薄手の防水シートタイプに替えるか、扉の開閉範囲を避けた奥行きのマットにしてください。扉を開けた状態で床から扉の下端までのすき間を測ると、選べる厚みが分かります。
まとめ
洗面所マットを防水にするかどうかは、表面が水を吸うかはじくか、裏面に防水シート層があるか、洗えるか拭くだけか、収納扉に当たらない厚みか、の4点で決まります。防水と書かれていても守っているのは表面だけで、ふちから入った水はマットの下にこもる点は、どのタイプでも変わりません。
子どもやペットのこぼしを受けるなら防水シートタイプ、足拭きを兼ねるなら布+防水裏地タイプ、とにかく足裏の水を取りたいなら布のみか板状の吸水タイプが合います。ぜひ本記事の4つの見方を参考に、洗面台の前の床と収納扉のすき間を測ってから、家の使い方に合うマットを選んでください。



