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池防水シートの選び方|厚みと耐久性で変わる長持ちの差

庭に掘った穴にブルーシートを敷いて水を張ったら、数日で水位が目に見えて下がっていた。池の防水シートは、素材がEPDM(合成ゴム)かPVC(塩化ビニル)かと、底の小石や根に負けない厚みがあるかで、何年もつかが大きく変わります。

水が抜ける場所は、たいていシートの真ん中ではありません。

底に残った小石の上や、縁で日光を浴び続けた部分から先に傷み、そこから少しずつ水が逃げていきます。

素材と厚みは、この2か所がどこまで持ちこたえるかを左右します。

本記事では、池の深さから必要な防水シートの寸法を出す計算と、石や根からシートを守る下敷きの選び方を解説します。

なんでも防水したい編集部

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※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

池の防水シートで水が減るのは「下地」と「縁」から

池防水シートそのものは水を通しません。それでも水位が下がるなら、シートに小さな穴が開いたか、縁から水が外へ逃げているかのどちらかです。

穴の多くは下から開きます。

掘った穴の底には取りきれなかった小石や木の根、とがった土の塊が残りやすく、水を張るとシートは水の重さでそこへ押しつけられます。

深い池ほど底にかかる重さは大きくなるので、薄いシートは尖ったものの形に沿って伸び、やがて破れてしまいます。

表面からは見えないため、気づくのは水が減ってからです。

縁も傷みやすい部分です。

水面より上に出たシートは日光を直接受け続けるので、紫外線に弱い素材ではここから硬くなり、ひびが入ります。

また縁の高さが一周で揃っていないと、低いところから水があふれ、シートは無傷なのに水が減ったように見えることもあります。

下からの突き上げに耐えられるか、日に当たる縁が劣化しにくいか。この2点から考えると、素材と厚みのどちらを優先すべきかが分かります。

池防水シートを選ぶときに見る4つの条件

防水シートの素材はEPDMかPVCか

池用として売られている防水シートは、EPDMとPVCのどちらかが中心です。

EPDMはゴムなので柔らかく伸び、寒い時期でも硬くなりにくい性質があります。

PVCは軽く扱いやすいものが多い一方、可塑剤(かそざい)と呼ばれる柔らかさを保つ成分が年月とともに抜けていき、だんだん硬くなりやすい素材です。

防水シートの厚みは下地の状態で決める

厚いシートほど小石の突き上げに強く、下地の多少の荒れを吸収してくれます。

ただし厚くなるほど重く、折り目も付きにくくなるため、小さく入り組んだ形の池では底の角に沿わせにくくなります。

厚さの表記と推奨用途は製品によって異なるので、商品説明で「池用」「観賞魚向け」とされている範囲を基準に比べてください。

縁が日に当たるなら紫外線への耐性

縁を石や砂利で覆って隠せるなら、紫外線の影響は小さく抑えられます。芝や土の上にシートの縁を出したままにする場合は、耐候性の表記がある製品を選んでください。

魚や水草を入れるなら生き物への表記

防水シートの中には屋根や農業向けを想定したものもあり、生き物を入れる前提で作られているとは限りません。メダカや金魚を入れる池なら、魚への影響について表記があるかを確認し、表記が無ければ販売元に問い合わせてから選ぶと安心です。

池防水シートの素材タイプ比較

タイプ防水の仕組み向いている場面弱点
EPDM(合成ゴム)シートゴムの膜が水を通さない長く使う庭池、形が入り組んだ池重く、大判は一人で広げにくい
PVC(塩化ビニル)シート樹脂の膜が水を通さない小さめの池、形が単純な池年数とともに硬くなりやすく、寒い時期は折り曲げにくい
ポリエチレン製ブルーシート樹脂を編んだ生地の表面を覆って水を止める夏だけの水場、仮の水溜め水を張りっぱなしにする使い方を想定しておらず、日光で劣化しやすい。ハトメの穴から漏れる

EPDMとPVCは、どちらも膜そのもので水を止めるタイプです。違いが出るのは柔らかさと年月による変化で、何年も同じ場所に置く池ならEPDM、形が単純で小さい池ならPVCでも扱いやすいでしょう。

ブルーシートは身近なシートですが、もともと覆いや養生のための製品です。

四隅のハトメは水面より下に来ると穴として働くので、池に使うならハトメが水に浸からない向きに敷いてください。

ブルーシートの厚みとハトメの見方は、厚みとハトメ数で見る防水ブルーシートの選び方で解説しています。

池防水シートは厚いほど長持ちする?

厚みが守るのは、主に下からの突き上げです。底の小石や根に押されても破れにくくなるので、下地を完全にならすのが難しい場所では厚いシートが向いています。

一方で、紫外線による劣化は厚みではなく素材の性質で決まります。縁が日に当たり続ける池なら、薄いEPDMのほうが厚いPVCより長くもつ場合もあり、厚さだけを比べて選ぶと縁から先に傷むことがあります。

厚みの不足は下敷きで補えます。

シートの下に不織布の保護マットや古いカーペットを敷くと、小石の角が直接当たらなくなり、薄めのシートでも底が破れにくくなります。

保護マット自体は水を通すので、防水の役目はあくまで上のシートが担います。

厚すぎるシートは重さで縁が沈み、折り目のしわに水の重さが集中することもあるので、下地を整えたうえで扱える厚みを選ぶのが長持ちへの近道です。

池の形から防水シートのサイズを出す

防水シートの寸法は、池の表面の大きさではなく、底と壁を覆う長さで考えます。長さ方向は「池の最大の長さ+最大の深さ×2+縁の余白×2」、幅方向も同じ式に池の最大の幅を入れて出してください。

たとえば長さ2m・幅1.5m・深さ0.5mの池なら、長さ方向は2m+0.5m×2で3m、幅方向は1.5m+0.5m×2で2.5mになり、そこに縁石の下へ折り込む余白を両側に足した寸法が必要です。深さは一番深いところで測り、途中に水草を置く段差を作るなら、段差の分もシートは回り込むので少し余裕を持たせます。

ひょうたん形や曲がった形の池でも、一番長い方向と一番広い方向を測れば長方形のシート1枚で覆えます。

余った部分は折りたたんでしわにするか、縁で切り落とします。

継ぎ目は漏れやすいので、1枚で収まる寸法を選んでください。

用途別に見る池防水シートの優先順位

メダカや金魚の小さな池

浅く小さい池なら、底にかかる重さは小さく、PVCでも十分に対応できます。優先したいのは厚みより生き物への表記で、魚を入れる前提の製品かどうかを先に確かめてください。

鯉を飼う深めの池

深くなるほど底への重さが増し、水を抜いての補修も大がかりになります。厚みのあるEPDMに保護マットを組み合わせ、破れにくさを最優先にしてください。

水生植物を育てるビオトープ

土を入れて植物を植えると、根が下へ伸びてシートを押します。底の厚みと保護マットを優先し、周りの木の根が届く場所なら下敷きを二重にすると安心です。

夏だけ使う水場

シーズンが終われば片付けるなら、ブルーシートでも用は足ります。軽く折りたためるかどうかと、片付けたあとの収納のしやすさで選んでください。

池防水シートで後悔しやすい点

敷く前に縁を切りそろえてしまう失敗がよくあります。水を張るとシートは重さで沈み、底や壁に沿って縁が内側へ引き込まれるので、余白は水を入れて落ち着いてから切ってください。

補修材の選び違いもあります。

防水シートの補修テープや接着剤は素材ごとに作られており、EPDM用とPVC用は別物です。

購入時に、自分のシートの素材名を控えておくと迷いません。

保管と収納にも注意が要ります。

敷く前のシートを固く折ったまま日の当たる場所に置くと、折り目に癖が付いて底でしわになり、そこに負担が集中します。

届いた状態から巻いて日陰に置き、夏だけ使ったシートは泥を落として乾かしてから収納すると、次のシーズンも使いやすくなります。

ろ過ポンプを置く池では、電源回りも水に近くなります。屋外で使う差し込み口の考え方は屋外で使う防水プラグのIP等級の目安で、ポンプを時間で動かす場合は屋外で使えるタイマーのIP等級の選び方で解説しています。

よくある質問

庭の池に防水シートは必要ですか

必要です。土のまま水を張ると地面へ浸み込んで減り続けるため、粘土で固める方法を取らない限り、防水シートかプラスチック製の成形池が要ります。

ブルーシートで池は作れますか

作れますが、短い期間の使い方に向いています。日光で劣化しやすく、ハトメの穴からも漏れるので、長く使う池には池用の防水シートを選んでください。

防水シートの下には何を敷けばいいですか

不織布の保護マットが一般的で、古いカーペットや砂でも代わりになります。小石の角や根がシートに直接当たらないようにするのが目的です。

防水シートを2枚つないで使えますか

素材専用の接着剤やテープでつなげる製品もありますが、継ぎ目は漏れやすい部分になります。池の大きさに合わせて、1枚で覆える寸法を選ぶほうが安全です。

まとめ

池防水シートは、柔らかく寒さに強いEPDMか、軽く扱いやすいPVCかという素材の選択と、下地の荒れに負けない厚みで長持ちが変わります。厚みが守るのは底の突き上げ、素材が守るのは日に当たる縁で、下敷きを組み合わせれば厚みの不足も補えます。

メダカの小さな池なら生き物への表記を、鯉の深い池なら厚いEPDMと保護マットを、ビオトープなら根への備えを優先してください。夏だけの水場なら、収納しやすいシートで十分です。

ぜひ本記事の寸法の計算式を参考に、池の深さと縁の余白まで測ってから防水シートを選んでください。

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