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トラック用防水シートの選び方|厚みと素材で変わる強さ

平ボディの荷台にブルーシートを掛けて高速を走ったら、到着時には前側の縁がめくれ、荷物の角が濡れていました。

シートに穴は開いていません。

トラック用防水シートは、ターポリンかポリエチレンかという素材と、走行風に負けない厚み、そしてハトメ(ロープを通す金属の輪)周りの補強で選びます。

雨そのものより、風でシートが浮いた隙間から吹き込む水のほうが荷物を濡らします。

素材が防水でも、縁が暴れれば水は入ります。

本記事では、荷台寸法から必要なシートの大きさを出す測り方と、ハトメ周りの補強の見分け方を解説します。

なんでも防水したい編集部

「なんでも防水したい」は、身の回りのアイテムを 水濡れトラブルから守るアイデアを発信するメディアです。 防水スマホケース、防水バッグ、防水ガジェット、防水スプレーまで、 シーン別・用途別の最適解を編集部が検証してお伝えします。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

トラックの防水シートが「防水なのに濡れる」理由

浸水の多くは、シートの生地を水が通り抜けて起きるのではありません。

縁と重なり目から入ります。

トラックは走行中、荷台の上に強い風を受けるため、ロープで留めきれていない部分のシートが持ち上がってはたき付けられ、その一瞬の隙間から雨が横向きに吹き込みます。

停車中の物置や資材置き場なら上から降る雨だけを防げば足りますが、走行中は前方と側面からも水が来ます。

とくに荷台の前側、運転席の背後にあたる面は風を正面から受けるので、シートの端がめくれやすい場所です。

前側の縁を荷物の下まで巻き込めないサイズのシートだと、ここが最初に開きます。

もう一つ起きやすいのがハトメの破断です。

風でシートが引っ張られるたびにハトメ周辺へ力が集中し、薄い生地では穴が広がってハトメごと抜けてしまいます。

抜けた箇所は固定が外れるので、そこからばたつきが広がっていきます。

トラック用の防水シートを選ぶときは「水を通さない素材か」に加えて、「風を受けても縁が浮かず、留め具が抜けないか」まで見てください。防水性能は生地だけで決まらず、固定できる構造かどうかで結果が分かれます。

トラック用防水シートの選び方

素材で防水と耐久の土台を決める

荷台用のシートとして流通している素材は、主にポリエチレン(PE)を織って両面をラミネートしたもの、ポリエステルの基布(きふ)に塩化ビニールを被せたターポリン、綿や化繊を織った帆布(はんぷ)の3タイプです。

ポリエチレンは軽くて扱いやすく、ターポリンは引き裂きに強く表面が水を通しにくい作りです。

帆布は防水加工や撥水加工を施したものが多いので、製品が「撥水」とだけ書いている場合は浸水を防ぐ性能ではない点に注意してください。

厚みは走行距離と使用頻度で選ぶ

ポリエチレン製のシートは「#」付きの数字で厚みの目安が示されることが多く、数字が大きいほど厚手です。

厚いほど風によるばたつきとハトメの裂けに強くなりますが、重くなり、一人で荷台に掛ける作業もきつくなります。

毎日高速を走るなら厚手、近所の短距離で月に数回なら中厚手というように、風を受ける時間の長さで決めるのが現実的です。

ハトメの数と縁の補強を確かめる

ハトメの間隔が狭いほど固定点が増え、縁が浮く範囲を小さくできます。

縁を折り返して縫い合わせたり、ロープを芯に入れて補強したりしているシートは、ハトメに力がかかっても生地が裂けにくくなります。

ハトメ数の考え方はブルーシートの厚みとハトメ数で見る耐久性で解説しています。

防水シートのサイズは荷物を包める大きさで選ぶ

荷台の長さと幅だけで選ぶと、荷物を積んだときに縁が足りなくなります。

荷台の内寸に、あおりの高さと積む荷物の高さを前後左右それぞれ足し、さらにロープを結ぶ余り分を加えた大きさが必要です。

前側を荷物の下まで巻き込める長さがあるかを、とくに確かめてください。

トラックシートの素材タイプ比較

タイプ防水の仕組み向いている場面弱点
ポリエチレン(ラミネート)織った生地の両面をフィルムで覆い水を通さない軽トラックや短距離の運搬、たまに使う用途紫外線で劣化しやすく、折り目から硬くなって割れる
ターポリン基布を塩化ビニールで被覆し表面で水を止める平ボディでの長距離走行、毎日の使用重く、畳むと嵩張る
帆布(防水加工)織り目に防水剤や撥水剤を含ませる通気も欲しい荷物の短時間カバー加工が落ちると水を通し、濡れると重くなる

ポリエチレンとターポリンの差は、強さと重さの差でもあります。

風の強い道を長く走るほどターポリンの引き裂き強さが生き、反対に積み降ろしのたびに一人で掛け外しするならポリエチレンの軽さが作業を楽にします。

帆布は通気がある分、荷物が蒸れにくい一方で、長雨の中を走る用途には向きません。

用途別に見るトラック用防水シートの優先順位

平ボディで高速を長く走る

引き裂き強さとハトメ周りの補強を最優先にしてください。

ターポリンか厚手のポリエチレンで、縁に補強の縫製があるものが向いています。

風を受ける時間が長いほど、薄いシートはハトメから傷みます。

軽トラックで農作業や近距離の運搬

軽さと掛けやすさを優先します。荷台が小さく走る距離も短いため、中厚手のポリエチレンで十分な場面が多く、泥や土が付いてもそのまま水で流せる表面のものが扱いやすいです。

荷物を積んだまま屋外に駐車しておく

走行風よりも紫外線と長雨への耐久を見てください。

ポリエチレンは日光で劣化が進むので、長期間掛けっぱなしにするならターポリンのほうが持ちます。

水が溜まる窪みができないよう、荷物の上を山形にして張ると雨水が流れ落ちます。

防水シートの固定と収納で寿命が変わる

同じシートでも、留め方と保管の仕方で使える期間が大きく違います。

固定はロープを主にして、ゴム製のバンドを補助に使う組み合わせが一般的です。

ゴムだけで留めると走行中に伸び縮みしてシートが浮きやすく、ロープだけだと荷物が沈んだときに緩みます。

前側から順に締め、最後に後ろ側を引いて張ると、風が入り込む袋状のたるみができにくくなります。

収納の前には必ず乾かしてください。

濡れたまま畳むと、ポリエチレンでも表面にカビが出ますし、帆布は生地そのものが傷みます。

土や砂を付けたまま畳むと、折り目で擦れてラミネートが剥がれる原因になるので、汚れを落としてから乾かしましょう。

畳むときに毎回同じ位置で折ると、その線から硬化して割れていきます。

折り目の位置を時々ずらすか、ロール状に巻いて収納すると折り目の傷みを減らせます。

直射日光の当たる荷台に置きっぱなしにせず、日陰の収納箱や車内に入れておくと紫外線による劣化も遅らせられます。

トラックシートを買ってから後悔しやすい点

いちばん多いのはサイズ不足です。

荷台寸法ぴったりで選び、背の高い荷物を積んだ日に縁が届かず、前側を巻き込めなかったという失敗が起こります。

積む荷物の最大の高さを基準に、余裕のあるサイズを選んでください。

重さも見落としやすい点です。

厚手のターポリンは丈夫な反面、一人で荷台の上に広げるのに手間がかかり、濡れればさらに重くなります。

普段の積み降ろしを一人でするなら、強さと重さの釣り合いを先に考えておくと後悔が減ります。

劣化の見落としも浸水につながります。

表面の白化、折り目のひび、ハトメ周辺の小さな裂けは、どれも次の雨で水が入る前触れです。

見つけたら補修テープで塞ぐか、走行用からは外して資材置きなどの用途に回してください。

よくある質問

トラックにホームセンターのブルーシートを使ってもよいですか

短距離で風の弱い日なら使えますが、薄手のものは高速走行の風でハトメから裂けやすいです。長距離を走るなら厚手のものか、縁を補強したトラック向けのシートを選んでください。

防水シートを二重に掛けると効果がありますか

重なり目から水が入る場面には効果がありますが、外側のシートが浮けば内側との間に雨が吹き込みます。二重にするより、一枚を確実に固定するほうが浸水を防げます。

帆布の防水加工は塗り直せますか

市販の防水スプレーなどで撥水性を補うことはできますが、新品時と同じ性能に戻るとは限りません。浸水するようになったら、走行用は買い替えを考えてください。

まとめ

トラック用防水シートは、素材、厚み、ハトメと縁の補強、荷物を包めるサイズの4点で選びます。生地が水を通さなくても、走行風で縁が浮けばそこから濡れるので、固定できる構造かどうかまで確かめることが大切です。

高速を長く走るならターポリンか厚手で補強のあるもの、軽トラックの近距離なら軽い中厚手のポリエチレン、積んだまま屋外に置くなら紫外線に強いターポリンが向いています。使い終えたら乾かして、折り目をずらして収納すれば長く使えます。

ぜひ本記事の測り方と補強の見分け方を参考に、荷台と荷物に合ったシートを選んでください。

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