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スウィッチ防水の選び方|屋外設置で壊れにくい等級とは

玄関横の屋外スイッチに「IP44」と表示があったのに、防水カバーが半開きのまま雨を受けて、内側に水滴が溜まっていた。スイッチの浸水は、こうした表示どおりの状態で使われていない場面から起きます。

屋外スイッチの防水は、IPコードの2桁目の数字と、操作部を覆う防水カバーの構造でほぼ決まります。

2桁目が4なら「あらゆる方向からの水しぶき」、5なら「あらゆる方向からの噴流」までが対象で、どちらも水没は想定していません。

軒下の壁に付けるのか、雨が直接当たる柱に付けるのかで、必要な数字が1つ変わります。

本記事では、IPX4とIPX5の境目と、ケーブルの入口から水が回り込む経路を解説します。

なんでも防水したい編集部

「なんでも防水したい」は、身の回りのアイテムを 水濡れトラブルから守るアイデアを発信するメディアです。 防水スマホケース、防水バッグ、防水ガジェット、防水スプレーまで、 シーン別・用途別の最適解を編集部が検証してお伝えします。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

スイッチの防水が「閉じた状態」でしか成立しない理由

IPコードの防水試験は、製品を説明書どおりに取り付け、防水カバーやフタを閉じた状態で行われます。

表示されている等級は、その条件での値です。

操作のたびにフタを開けるタイプなら、閉め忘れた時点で表示の数字は意味を持たなくなります。

もう1つの浸水経路は、操作面ではなくケーブルの入口です。

屋外用のスイッチボックスは、配線を通す穴にパッキンやゴム栓をはめて初めて密閉されます。

穴を開けたまま配線したり、電線より大きすぎる穴を使ったりすると、雨水が電線の表面を伝って内部へ入ります。

入口が上を向いていれば水が溜まりやすく、下向きにしておけば水は自然に落ちていきます。

見落とされやすいのが結露です。

昼と夜の気温差が大きい季節は、ボックスの内側に水滴が付くことがあり、密閉度が高い製品ほど一度入った湿気が抜けにくい面もあります。

水抜き穴の有無や設置向きの指定は製品によって異なるので、取扱説明書の図で確認してください。

つまり「防水スイッチを買えば濡れない」のではなく、正しい向きで取り付け、カバーを閉じ、配線口をふさいだ状態がそろって初めて、表示どおりの防水性能になります。

屋外スイッチの防水を選ぶ4つの軸

IPコードの2桁目で雨にどこまで耐えるかを見る

IPコードは「IP」の後ろに2桁の数字が並び、1桁目が粉じん、2桁目が水に対する保護の度合いを表します。

試験をしていない桁は「X」と書かれ、IPX4なら水に対してだけ等級4を示しています。

2桁目の目安は、3が鉛直から60度までの散水、4があらゆる方向からの水しぶき、5があらゆる方向からの噴流、6が暴噴流、7が一時的な水没、8がメーカーの定める条件での継続的な水没です。

屋外の壁に付けるスイッチなら、4か5が判断の分かれ目になります。

軒下で横殴りの雨が時々当たる程度なら4、雨が直接当たり続ける場所やホースの水が届く場所なら5以上を選ぶと考えてください。

国内の配線器具には、IP表記ではなく「防雨型」と書かれた製品もあります。

その場合はIPのどの等級に相当するかをメーカー資料で確かめてから比べてください。

操作部の防水カバーの形を見る

操作部の守り方は、開け閉めするフタ式と、上から押せるゴム製の防水カバー式に分かれます。

フタ式は閉じていれば密閉性を保ちやすい反面、開けたままにすると防水されません。

ゴムカバー式は閉め忘れが起きませんが、ゴムが硬くなると押しにくくなり、ひびが入れば水が入ります。

毎日何度も触るスイッチほど、閉め忘れの起きないゴムカバー式が向いています。

ケーブル入口のパッキンとグロメットを見る

グロメット(電線の通し穴にはめるゴムの輪)や防水パッキンが付属しているかどうかで、施工後の防水性能が左右されます。

対応する電線の太さが製品ごとに決まっているので、細すぎる電線を通すとすき間が残ります。

付属品の内容と対応径は、商品ページの仕様欄で確認してください。

本体素材の紫外線への強さを見る

屋外用スイッチの多くは樹脂製で、南向きの外壁のように日差しを長く受ける場所では、樹脂やゴムが劣化してひびが入ることがあります。

劣化したパッキンは等級どおりの密閉を保てません。

耐候性の表記や交換用パッキンの有無は製品によって異なるため、日当たりの強い場所に付けるなら先に確かめておくと安心です。

防水スイッチのタイプ別比較

タイプ防水の仕組み向いている場面弱点
防雨型の屋外用埋込スイッチ外壁のボックスに取り付け、操作面を防水カバーで覆う玄関・勝手口の照明取り付けは電気工事士の作業。カバーを開けたままでは防水されない
露出型の防水スイッチボックス樹脂ボックス全体をパッキンで密閉する外壁・ガレージ・庭の電源配線口の処理で防水性能が変わる。内部に結露が残ることがある
ゴムブーツ付きトグル・押しボタンスイッチ操作部をゴムで覆い、取付面の裏をナットとパッキンで締める自転車・車・ボートのDIY電装、屋外機器の操作盤ゴムの硬化やひび割れで密閉が落ちる
後付けの防水スイッチカバー既存スイッチの上から覆いをかぶせる洗面所などの水回り、軒下IP表記の無い製品もあり、防水か撥水どまりかの確認が必要

据え付け型の2タイプは住宅の配線につながるため、本体の交換や新設は電気工事士の資格が必要な作業になります。

自分で選んで取り付けられるのは、DIY電装用のスイッチや、配線に触れない後付けカバーの範囲です。

後付けカバーは「防滴」「防水」「撥水」の表記が混在しており、撥水は水をはじくだけで浸水は防げないので、表記の違いを必ず読み分けてください。

設置場所で絞り込むスイッチの防水等級

軒下の玄関・勝手口

雨が吹き込む程度の場所なら、IPX4相当か防雨型の表記がある製品が基準です。夜に手探りで押すことが多いので、フタ式より閉め忘れの起きないゴムカバー式のほうが扱いやすくなります。

雨が直接当たる柱・庭・ガレージ

雨を真上から受け続けたり、洗車や庭の水まきでホースの水が届いたりする場所では、IPX5以上を優先してください。

屋外コンセントやタイマーと並べて付ける場合は、組み合わせる機器の等級もそろえておかないと、いちばん低い等級の機器から水が入ります。

屋外タイマーの等級の目安は屋外で使うタイマーの防水等級の選び方で、差し込み部分の対策は屋外用の防水プラグの選び方で解説しています。

自転車・車・ボートのDIY電装

走行中の水はねや波しぶきを受けるので、ゴムブーツ付きのスイッチで、取付面の裏側までパッキンで締められる製品を選びます。水をかぶる可能性がある船上なら、一時的な水没を想定したIPX7以上の表記を確認しておくと判断しやすくなります。

防水スイッチを付けてから後悔しやすい点

まず多いのが、操作感の変化です。ゴムカバー越しに押すスイッチは、手袋をした手や冬場のかじかんだ指だと押した感触が分かりにくく、点いたかどうかを照明で確かめる手間が増えます。

ボックスの内部容積も見落とされやすい点です。

電線や接続部品をボックス内に収納しきれないと、フタが浮いてパッキンが均一に当たらず、等級どおりの密閉になりません。

配線が多い場所に付けるなら、内寸に余裕のある製品を選んでください。

掃除の仕方でも差が出ます。

IPX5のスイッチに高圧洗浄機の水を至近距離から当てると、等級の想定を超える水圧になるので、外壁を洗うときはスイッチの周りだけ避けるか、上から防水シートをかぶせて守ってください。

ゴム部品は年数とともに硬くなるため、ひびや変色を見つけたら交換用パッキンやカバーの有無を確認し、住宅配線側の部品は電気工事の依頼先に相談するのが確実です。

Nintendo Switchを水辺で使うなら防水ケースと収納を分けて考える

「スウィッチ 防水」で検索すると、ゲーム機のNintendo Switchを風呂やプールサイドで使う方法も多く出てきます。本体は防水仕様として案内されていないので、水回りで使うなら別に対策が必要です。

画面保護シートは傷や汚れを防ぐためのもので、水の浸入は防ぎません。

防水ケースを選ぶときは、IPの防水等級の表記があるか、閉じたままボタンとタッチ操作ができるかを商品ページで確かめてください。

持ち運び用の収納ケースは撥水どまりの製品も多く、浸水を防ぐ構造かどうかは製品によって異なります。

湿気の多い脱衣所に置くなら、収納ケースの中で本体をジッパー付きの袋に入れておくと、結露の水滴が直接触れにくくなります。

よくある質問

「防雨型」とIPX4は同じ意味ですか

同じではありません。

防雨型は国内の配線器具などで使われる表記で、IPコードとは試験の決まり方が別です。

どの程度の雨に耐えるかは、メーカー資料で相当するIP等級や試験条件を確かめて比べてください。

屋外スイッチを自分で防水タイプに交換できますか

住宅の配線につながるスイッチの交換は、電気工事士の資格が必要な作業です。資格がない場合は、電気工事の依頼先に取り付けを頼んでください。

防水スプレーで今のスイッチを防水にできますか

できません。

防水スプレーの多くは表面に撥水の膜をつくるもので、すき間からの浸水は止められません。

電気部品に吹き付けると不具合の原因になることもあるので、スイッチには使わないでください。

IPX4のスイッチに雨が直接当たっても大丈夫ですか

水しぶきの範囲までは対象ですが、噴流や長時間の強い雨を受け続ける使い方は想定外です。雨が直接当たる場所なら、IPX5以上を選んでください。

まとめ

屋外スイッチの防水は、IPコードの2桁目と、操作部の防水カバーの構造で決まり、さらに配線口のパッキンと設置向きがそろって表示どおりの性能になります。数字だけを見て選ぶと、閉め忘れやケーブル入口からの浸水で失敗します。

軒下の玄関ならIPX4相当でゴムカバー式、雨やホースの水が直接当たる場所ならIPX5以上、DIY電装ならゴムブーツ付きで裏側まで締められるスイッチが基準です。Nintendo Switchを水辺で使うなら、保護シートではなく等級表記のある防水ケースを用意してください。

ぜひ本記事のIPX4とIPX5の境目を参考に、取り付ける場所の雨の当たり方に合ったスイッチを選んでください。

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