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ソーラーパネルの防水処理をしないとなぜよくないのか|理由

IP65と表記された折りたたみソーラーパネルでも、出力端子のカバーを開けたまま夕立に当てると、水は端子の奥へ回ります。

発電面のガラスや樹脂は雨を受ける前提で作られている製品が多い一方で、ケーブルの付け根やジャンクションボックス(パネル裏で配線をまとめている小さな箱)は、塞がれていなければそこから水が入ります。

防水処理をしないまま使うとよくないのは、この隙間から入った水が端子を錆びさせ、出力の低下やショートにつながるからです。

表記の数字を見て安心していても、端子カバーの閉め忘れや、濡れたパネルを袋に戻す収納のしかたで同じことが起きます。

確かめるのは2点で、防水等級がパネルのどの部分にかかっているかと、水が入りやすい場所を使う人が自分で塞げるかどうかです。

本記事では、出力端子まわりから水が入る経路と、雨のあとに濡れたパネルをしまう手順を解説します。

なんでも防水したい編集部

「なんでも防水したい」は、身の回りのアイテムを 水濡れトラブルから守るアイデアを発信するメディアです。 防水スマホケース、防水バッグ、防水ガジェット、防水スプレーまで、 シーン別・用途別の最適解を編集部が検証してお伝えします。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

防水と書かれたソーラーパネルでも濡れて壊れるのはなぜか

ソーラーパネルの発電部分は、セルを樹脂やフィルムで挟んで封じた構造です。

この面は板として一体になっているので、雨粒が当たっただけで中まで染みることはほとんどありません。

水が入るのは、電気を外へ取り出すために穴を開けた場所、つまりケーブルの出口と出力端子です。

IPの防水等級は、どこまでの水に耐えるかを数字で示したものです。

IPX4はあらゆる方向からの水しぶきまでで、水没は対象外になります。

IP65の「6」は粉じんが入らないこと、「5」はあらゆる方向からの噴流水に耐えることを意味し、IP67になると一時的な水没まで対象に入ります。

ただしソーラーパネルの場合、この等級がパネル本体だけに付いているのか、端子やケーブルを含めた状態の値なのかは製品によって異なります。

カバーを閉じた状態が前提の値であれば、開けたままでは表記どおりになりません。

しかも浸水による故障は一度の雨では表に出にくく、端子に残った水分が少しずつ金属を腐食させ、数か月後に充電が途切れる形で現れます。原因が雨だったと気づきにくいので、使う側で防水処理をしておく意味があります。

ソーラーパネルの防水性を見分ける4つの基準

選ぶときに最初に見るのは等級の数字ではなく、その等級がかかっている範囲です。そのうえで、水の入口になる部分の作りを順に確かめていきます。

防水等級がどの部分に書かれているか

仕様表に「パネル:IP65」のように部位が書かれていれば、端子側は別扱いと考えてください。

部位の記載が無い場合は、端子カバーを閉じた状態での値かどうかを説明書で確認します。

屋外に置きっぱなしにする使い方なら、端子やケーブルまで含めた表記のある製品のほうが、あとから自分で塞ぐ手間が少なくなります。

ケーブルの付け根と防水コネクターの形

ケーブルがパネルから出る付け根に、ゴムのブッシュや樹脂の盛り上がりがあるかを見ます。

延長ケーブルとの接続部がねじ込み式やパッキン付きの防水コネクターなら、つないだ状態で雨を受けても水が入りにくい構造です。

差し込むだけの端子は、つないだ部分を地面から浮かせ、上から覆う処理が必要になります。

折りたたみ型の布地は防水か撥水か

折りたたみ型は発電面の周りを布地で囲んでいて、この布地が防水とは限りません。

撥水加工の布は水をはじくだけで、長く雨に当たれば染みてきます。

布地の内側には配線が通っている製品もあるため、布地の表記が撥水どまりなら、雨の中で広げ続ける使い方は避けてください。

出力端子ポケットの位置と閉じ方

端子をまとめたポケットがパネルの上端にあると、立てかけたときに雨を真上から受けます。下向きに開く位置にあるか、面ファスナーやファスナーで閉じきれるかで、端子に水が当たる量が変わります。

ソーラーパネルのタイプ別に見る防水の違い

同じソーラーパネルでも、作りによって水が入る場所は異なります。具体的な等級は製品ごとに違うので、下の表は弱点の出やすい部位を比べるためのものです。

タイプ防水の仕組み向いている場面弱点
フレーム型(ガラス面+枠)ガラスと封止材で発電面を覆い、裏のジャンクションボックスで配線を保護ベランダや庭への据え置きケーブルの出口と接続部、重さで動かしにくい
折りたたみ型(布地一体)封止したパネルを布地で包み、端子をポケットに収めるキャンプ、車中泊、持ち運び布地が撥水どまりの場合がある、端子ポケットの閉め忘れ
フレキシブル型(薄い樹脂シート)薄い樹脂のシートでセルを封じる曲面への貼り付け、軽さを優先する場面端部と取り付け穴、表面の傷から劣化しやすい

据え置くなら、接続部を雨の当たらない位置に回せるフレーム型が扱いやすく、持ち運ぶなら折りたたみ型が中心になります。どのタイプでも、発電面より配線まわりを先に確認してください。

用途別に選ぶソーラーパネルの防水条件

キャンプで日中だけ広げる

天気が急に変わる屋外では、端子ポケットが確実に閉じられることを優先します。雨が降り出したら、まずポータブル電源などの接続先をテントやタープの下へ移し、パネルは端子を下に向けて畳んでください。

ベランダに常設する

出しっぱなしになるため、端子やケーブルまで含めた等級が表記された製品を選びます。

屋内へ引き込む配線は、ケーブルを一度下に垂らしてから上げると、伝ってきた雨水が途中で落ちます。

屋外で使う電気部品の等級の考え方は、屋外で使うタイマーのIP等級の目安で解説しています。

車中泊で車の屋根やボンネットに置く

走行中の雨や洗車の水はしぶきより強く当たります。車外に出したまま移動しない前提で、接続部は窓の隙間から車内に入れて、外に出る区間を短くしてください。

非常用として保管する

普段は使わないぶん、収納袋の中の湿気がそのまま残ります。防水等級よりも、乾かしやすさと端子カバーの状態を年に数回確かめられる収納場所を優先します。

防水シートでの保護と収納で後悔しやすい点

雨よけに防水シートをかぶせたままにすると、パネルとシートの間に湿気がこもり、晴れたあとに熱と水分が逃げにくくなります。

発電中にシートで覆えば当然発電もしないので、シートは雨のあいだだけ掛け、止んだら外してください。

据え置きのパネルを覆うシートの厚みやハトメの考え方は、防水ブルーシートの厚みとハトメ数の選び方で解説しています。

濡れた折りたたみ型をそのまま袋に収納するのも、端子の腐食やカビの原因になります。

布地とポケットの内側まで広げて陰干しし、端子に水滴が残っていないことを確かめてから畳みます。

端子カバーのゴムは紫外線で硬くなり、閉じても隙間ができるようになるので、ひびや変形が出ていないかも一緒に見てください。

接続部に屋外用の防水テープを巻く方法もありますが、このテープも紫外線で劣化します。

巻いたまま何年も放置せず、季節ごとに巻き直すつもりで使ってください。

屋外に置く電気部品を雨から守る考え方は、屋外設置のスイッチの防水等級の選び方でも解説しています。

よくある質問

雨の日にソーラーパネルで発電させても大丈夫ですか

パネルの防水等級が端子まで含めて表記されていて、カバーを閉じていれば雨を受けても使えます。ただし接続しているポータブル電源などは防水でない製品もあるので、本体側の表記を確かめ、雨の当たらない場所に置いてください。

撥水スプレーで防水処理をしてもいいですか

折りたたみ型の布地の撥水を戻す目的なら使えます。

発電面にはメーカーが指定していない薬剤をかけず、布地部分だけに吹いてください。

撥水は水をはじくだけなので、長雨への対策にはなりません。

防水等級の表記が無いソーラーパネルは屋外で使えませんか

晴れた日に人がそばにいて、雨が降る前に片付けられるなら使えます。出しっぱなしにする使い方には向かないので、常設するなら等級の表記がある製品を選んでください。

端子カバーをなくした場合はどうすればいいですか

メーカーに交換部品があるかを問い合わせてください。手に入るまでは端子を下向きにして、上から覆って使い、雨の予報がある日は屋外に出さないようにします。

まとめ

ソーラーパネルの防水処理が必要なのは、発電面ではなく、ケーブルの出口と出力端子から水が入るためです。選ぶときは、防水等級がどの部分にかかっているか、接続部の形、布地が防水か撥水か、端子ポケットの位置を確かめてください。

キャンプなら端子ポケットが確実に閉じられるもの、ベランダ常設なら端子まで含めた等級表記のあるもの、車中泊なら車外に出る配線が短くて済む置き方、非常用なら乾かしやすい収納場所を優先します。ぜひ本記事の4つの基準を参考に、雨のあとも端子を乾いた状態に保てるソーラーパネルを選んでください。

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