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作業用防水手袋はどれを選ぶ?耐久性と操作性で見る違い

手のひらだけがニトリルゴムで覆われた背抜き手袋で雨の中の作業を続けると、手の甲の布地から水が染みてきます。作業用防水手袋は、水を止める層が手のどこまでを覆っているかと、その層が天然ゴム・ニトリル・塩化ビニルのどれかでほぼ決まります。

売り場では「防水」と「撥水」の手袋が同じ棚に並んでいます。

撥水加工の布手袋は水滴をはじきますが、濡れた資材を握り続けると水は生地を通ります。

水に手を入れる作業なら甲まで覆う全面コーティングを選び、細かいねじ締めが多いなら指先の薄い手袋を選んで、濡れる範囲は袖口や上着で補ってください。

本記事では、背抜きと全面コーティングの見分け方と、手首から水が入らない袖口の長さの決め方を解説します。

なんでも防水したい編集部

「なんでも防水したい」は、身の回りのアイテムを 水濡れトラブルから守るアイデアを発信するメディアです。 防水スマホケース、防水バッグ、防水ガジェット、防水スプレーまで、 シーン別・用途別の最適解を編集部が検証してお伝えします。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

防水手袋なのに濡れるのは「覆われていない面」があるから

作業用の手袋には、手のひら側だけを樹脂やゴムに浸してコーティングし、手の甲はニットのまま残した「背抜き」という作りが多くあります。甲を通気させて蒸れを抑えるための構造で、握る面は濡れにくいものの、雨が上から降りかかる場面では甲側から水が入ります。

手袋全体がゴムや塩化ビニル(塩ビ)で覆われた全面タイプでも、濡れることはあります。

原因の多くは手首です。

袖口が短いと、腕を上げたときに雨が袖の中を伝って流れ込み、水槽に手を入れれば水面が袖口を越えた時点で水が入ります。

もう一つ見落としやすいのが内側の汗です。

ゴムや塩ビは水も汗の水分も通さないため、長時間はめていると内側が湿ってきます。

浸水と区別がつかないこともあるので、濡れ方が手全体に均一なら汗、甲や手首など一部から広がっているならその面から水が入っていると考えてください。

作業用防水手袋を比べる4つの軸

防水か撥水か:商品表示の言葉を読み分ける

撥水は生地の表面で水をはじく加工で、水圧がかかったり濡れた物を握り続けたりすると浸水します。

防水はゴムや樹脂の層で水を通さない作りです。

商品説明に「撥水」としか書かれていなければ、水に浸ける作業には向きません。

コーティングの範囲と袖口の長さ

手のひらだけか、指先までか、甲まで含む全面か。

写真では分かりにくいため、商品説明の「背抜き」「全面コート」の表記を確かめてください。

袖口は手首までの短いものから、ひじ近くまで覆うロングタイプまであり、水に手を入れる深さに合わせて選びます。

天然ゴム・ニトリル・塩ビの素材の違い

天然ゴムはよく伸びて手になじみますが、油に触れると傷みやすく、ラテックスアレルギーがある人は避けてください。

ニトリルゴムは油に強いため、機械油や燃料を扱う現場で選ばれています。

塩ビは水仕事全般に使われますが、寒い場所では硬くなりやすい素材です。

指先の厚みと裏地の有無

厚い手袋は破れにくい反面、ボルトや結束バンドのような小さな物はつまみにくくなります。起毛やボアの裏地付きは冬の屋外で手が冷えにくい一方で、内側が一度濡れると乾くまで時間がかかります。

作業用防水手袋のタイプ別比較

タイプ防水の仕組み向いている場面弱点
背抜きコーティング手のひら側だけをゴムや樹脂で覆う濡れた資材を握る作業、蒸れを抑えたい作業甲側から雨が入る
全面コーティング手袋全体をゴム・塩ビで覆う雨天の屋外作業、洗浄作業内側が汗で蒸れやすい
ロング袖口タイプ全面コーティングで袖口をひじ方向へ延長水槽や桶に手を入れる作業腕まわりが動かしにくい
裏地付き防寒タイプ外側の防水層の内側に起毛・ボアを重ねる冬の屋外作業、冷水を扱う作業内側が濡れると乾きにくい
撥水加工の布・革手袋生地表面の撥水加工で水をはじく小雨程度の軽作業水に浸けると浸水する

防水性を上げるほど蒸れやすく、動かしにくくなります。どのタイプを選ぶかは、手がどれだけ水に触れるかで決めてください。

作業内容で絞り込む作業用防水手袋

水産・洗浄・清掃

手を水に入れるなら、全面コーティングのロング袖口タイプを選んでください。洗剤を使う場合は、素材ごとの耐薬品性を商品説明で確かめます。

園芸・土木・雨天の屋外作業

上から降る雨を防ぎたいので、甲まで覆う全面タイプが前提です。土や砂利を扱うと指先から擦り切れるため、指先の厚みも確認してください。

冬の屋外作業

裏地付きの防寒タイプを選びます。中が濡れると冷えが一気に進むので、袖口を上着の袖の中へ入れられる長さかどうかも見てください。

部品の組み付けなど細かい手作業

指先の薄い背抜きタイプが扱いやすく、油を扱うならニトリルを優先します。甲が濡れる場面は限られるので、操作性を取ってかまいません。

メンズ表記の防水手袋は手のひらの周囲で合わせる

作業用防水手袋は、メンズ向けの表記でS〜LLのように展開されていることが多く、女性や手の小さい人には合うサイズが無い場合があります。ゴムや塩ビの手袋は布手袋ほど伸びないため、大きすぎると指先が余って細かい物をつかめず、余った部分に折れじわができてそこから傷みやすくなります。

サイズを合わせるときは、利き手の手のひらの周囲(親指を除いた付け根あたり)と、中指の長さを測り、そのメーカーのサイズ表と照らし合わせてください。

S・M・Lの基準寸法はメーカーによって異なり、同じMでも大きさが揃っているとは限りません。

裏地付きの防寒タイプは内側に厚みがある分だけ窮屈になるので、サイズ表の範囲内でも境目にいるなら大きいほうを選ぶと指の曲げ伸ばしが楽になります。

ブランド名より先に見る作業用防水手袋の表示

作業手袋は作業用品の専門メーカーからホームセンターのプライベートブランドまで扱う会社が多く、ブランド名だけでは防水の範囲が分かりません。同じブランドの中にも背抜きと全面タイプが並んでいます。

商品ページでは、まず「防水」か「撥水」か、次にコーティングの範囲と素材を見てください。

「完全防水」と書かれている場合も、それが手袋本体の話か袖口まで含むのかは商品説明で確かめる必要があります。

耐油・耐薬品・防寒などの用途表示があれば、自分の作業に合うかの判断材料になります。

メーカーの用途表示に合わない使い方をすると、素材の劣化が早まります。

撥水パーカーや上着と防水手袋の袖口をどう重ねるか

手袋を全面防水にしても、上着の袖から流れてきた雨が手首に入れば中は濡れます。雨の中で腕を下げて作業するなら手袋の袖口を上着の袖の中に入れ、腕を上げる作業が多いなら手袋の袖口を上着の外にかぶせると、水が袖の内側へ伝いにくくなります。

上着側が撥水どまりだと、長時間の雨では袖そのものが濡れて手袋に水が回ります。

作業着の上に羽織るものを選ぶなら、撥水パーカーの素材と加工による違いや、耐水圧と透湿性から見る防水ジャンパーの選び方で解説しています。

両手を使う作業で前を広く覆いたい場合は、防水ポンチョのサイズと素材の選び方も参考になります。

作業用防水手袋で買ってから後悔しやすい点

一番多いのは蒸れです。全面タイプは水を通さない代わりに汗も逃がさないため、長時間の作業では内側に薄手のインナー手袋を重ねて、汗を吸わせる方法があります。

乾かし方でも差が出ます。

裏地付きは内側の起毛が水を含むと乾きにくく、翌朝まで湿っていることがあるので、裏返せるかどうかや、同じ手袋を2組用意して交互に使えるかを考えておくと作業が止まりません。

ゴムや塩ビは直射日光や高温で劣化しやすいため、車内のダッシュボードなど日の当たる場所に置きっぱなしにしないでください。

表面にひび割れや硬化が出たら、防水層が切れている合図です。小さな穴でも水は入るので、指先から水が染みるようになったら交換時期と考えてください。

よくある質問

背抜き手袋は雨の日に使えますか

手のひら側は濡れにくいものの、甲のニット部分から雨が入ります。小雨で短時間の作業なら使えますが、雨の中で長く作業するなら全面コーティングタイプを選んでください。

撥水加工の手袋に防水スプレーをかければ防水になりますか

なりません。防水スプレーは表面の撥水性を補うもので、生地の縫い目や編み目を塞ぐわけではないため、水に浸ける作業では浸水します。

防水手袋の中が濡れるのは不良品ですか

手全体が均一に湿っているなら、多くは汗です。甲や指先など一部分から濡れが広がっている場合は、その部分の穴や劣化を疑ってください。

油を扱う作業にはどの素材が向いていますか

ニトリルゴムが油に強い素材です。天然ゴムは油で傷みやすいため、機械油や燃料を扱う作業には向きません。

まとめ

作業用防水手袋は、防水か撥水か、コーティングがどこまで覆っているか、袖口の長さ、素材の4点で選ぶと失敗が減ります。水に手を入れる作業なら全面タイプのロング袖口、雨天の屋外作業なら甲まで覆う全面タイプ、冬場なら裏地付き、細かい手作業なら指先の薄い背抜きタイプが基準です。

サイズはメンズ表記でもメーカーごとに寸法が違うので、手のひらの周囲と中指の長さを測ってからサイズ表と照らし合わせてください。ぜひ本記事の4つの比べ方を参考に、自分の作業で手がどれだけ水に触れるかを思い浮かべながら、手袋を選んでください。

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