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防水手袋の選び方|作業と防寒で必要な性能が違う

防水手袋の失敗は、生地が水を通したせいではありません。ほとんどが手首から入っています。

素材そのものが水を通さない手袋でも、袖口が開いていれば腕を伝った水がそのまま内側に落ちます。逆に生地が撥水どまりでも、袖口が締まって水を浴びる時間が短ければ手は乾いたままです。

だから比べる前に思い出すのは性能表記ではなく、自分がどの向きから水を受けるか。

シンクに手を突っ込むのか、雨を上から受けるのか。

ここで選ぶタイプが変わります。

そしてもう一点。

同じ「防水手袋」という名前でも、作業用と防寒用に求められる性能はほとんど別物です。

作業用は指先が使えなければ話になりませんが、防寒用は濡れたあとに冷たくならないことが最優先になります。

なんでも防水したい編集部

「なんでも防水したい」は、身の回りのアイテムを 水濡れトラブルから守るアイデアを発信するメディアです。 防水スマホケース、防水バッグ、防水ガジェット、防水スプレーまで、 シーン別・用途別の最適解を編集部が検証してお伝えします。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

防水手袋なのに濡れるのは、生地より袖口と縫い目

水が入る経路は、大きく3つに分かれます。

1つ目が袖口。

手を下に向けて使う水仕事なら短い袖口でも問題になりませんが、腕を上げる姿勢や雨の中では、袖から入った水が手袋の内側に溜まります。

この状態になると、生地の防水性能がむしろ裏目に出ます。

入った水が抜けないからです。

2つ目が縫い目。

布地を縫い合わせて作る手袋は、指の股や親指の付け根に縫い目が集中します。

裏側から目止め処理がされていない製品では、生地が水をはじいても針穴の列から少しずつ染みてきます。

一体成形のゴムや塩ビの手袋に縫い目由来の浸水がないのは、そもそも縫っていないから。

3つ目は外からの水ではなく、汗です。

透湿性のない素材で手を密閉すると、内側で水蒸気が結露します。

作業後に脱いで「濡れている」と感じるケースの一部はこれで、外から入ったのか内側で発生したのかを取り違えると、次に買う手袋も外します。

手首まわりが濡れているなら袖口、指の股だけ濡れているなら縫い目、全体がじっとりなら汗。

切り分けはこの3点で足ります。

防水手袋の選び方を決める4つの軸

防水の仕組みが素材一体か、メンブレンか、表面加工か

ゴムや塩ビ、ポリウレタンで手の形そのものを作る手袋は、素材に水の通り道がありません。布製の手袋は、内部に防水フィルム(メンブレン)を挟むタイプと、生地表面に撥水加工をかけただけのタイプに分かれます。

ここを混同すると失敗します。

撥水は水滴をはじく機能で、水圧がかかったり長時間濡れ続けたりすれば内側に到達します。

短時間の小雨なら十分ですが、雨中の作業や水に浸ける用途では別のタイプを選んでください。

袖口の長さと締め方

手のひらより上でどこまで覆うか、そして絞れるかどうか。肘近くまであるロングタイプは、水に手を入れる作業で強い味方になります。

屋外用ならドローコードやベルクロで袖口を絞れるか、上着の袖と重ねる順番を変えられるかを見ます。アウターの袖を手袋の外にかぶせられる形なら、雨が伝って入る量を大きく減らせます。

中が濡れたときの処理

手袋は必ず一度は内側が濡れます。

汗でも、脱ぎ着の途中でも。

そこで効くのが、インナーを取り外して単独で乾かせる構造と、裏地の素材です。

裏起毛でも化繊主体なら水を含んでも保温がある程度残りますが、綿の裏地は濡れると乾きにくく、体温を奪う側に回ります。

指先で何をするか

厚い手袋は暖かく、丈夫で、そして細かい作業ができません。

ネジをつまむ、結び目を作る、スマートフォンを操作する——このうちどれが必要かを先に決めておくと、厚みの上限が自然に決まります。

手のひら側だけに滑り止めのコーティングが入ったタイプなら、厚みを抑えつつグリップを確保できます。

防水手袋のタイプ別に向き不向きを整理する

同じ棚に並んでいても、想定している水の当たり方が違います。弱点の列を先に読むのが早道です。

タイプ防水の仕組み向いている場面弱点
ゴム・塩ビのロング手袋素材一体成形で縫い目なし水に手を浸ける作業、洗い場、洗車汗が抜けない。指先の感覚が鈍い
手のひらコーティング型の作業手袋手のひら側のみ樹脂被膜濡れた資材の取り扱い、屋外の軽作業甲側は覆われず、雨は上から入る
防水メンブレン入りの布手袋生地の内側に防水透湿フィルム雨天の移動、冬のアウトドア縫製処理と袖口の作りで差が出る
撥水加工の布手袋生地表面の加工で水滴をはじく短時間の小雨、雪の払い落とし浸水は防げない。加工は使うほど落ちる
インナー+防水アウターの2枚重ね役割を分けて重ねる長時間の寒冷下、汗をかく行動かさばる。着脱に手間がかかる
薄手の使い捨てゴム手袋素材一体成形短時間の水仕事、汚れ作業保温性なし。引っかけに弱い

作業用の防水手袋は指先が使えるかで絞る

水仕事や洗車のように、手を下に向けて水へ突っ込む使い方なら、素材一体成形のロングタイプが素直な選択になります。

縫い目からの浸水を考えなくてよく、洗って繰り返し使えるからです。

ただし内側は蒸れます。

長く続ける作業では、薄手のインナー手袋を1枚入れて汗を吸わせるほうが快適でしょう。

屋外で資材を扱うなら、条件が変わります。必要なのは全面の防水よりも、濡れた物を握れるグリップと、手の甲を通り抜ける雨への耐性。

手のひらコーティング型は前者に強く、後者は袖口とアウターの合わせ方で補う形になります。上着の袖を手袋にかぶせられるかどうかで、腕を伝う水の量が変わってきます。

下半身や胴に水がかかる作業では、手袋だけを強化しても意味が薄くなります。

厨房や洗い場のように水を正面から浴びる仕事なら水仕事で染みてこない防水エプロンの生地の考え方を、屋外の立ち作業が長いなら作業とバイクで基準が変わる防水パンツの選び方をあわせて見ておくと、装備全体の穴が埋まります。

作業手袋を型番単位で比べたい場合は、ワークマンの防水手袋を型番別に見た暖かさの違いが絞り込みの手がかりになります。

防寒目的なら、濡れた後に冷たくならない構造を選ぶ

冬の手袋で本当に困るのは、指先の冷えではなく濡れた状態が続くことです。

中綿や裏地が水を含むと、そこから熱が逃げ続けます。

だから防寒用で見るべきは保温材の厚みより、水を入れない構造と、入った水を乾かせる構造の2点になります。

具体的には、内部にメンブレンが入っているか。

手首を絞れるか。

そしてインナーが取り外せるか。

取り外せるタイプは、休憩中や帰宅後に内側だけを乾かせるので、翌朝の冷たさが違ってきます。

裏地の素材が化繊主体かどうかもあわせて確認してください。

雪かきや除雪のように水と力の両方がかかる用途では、防水性と手のひらの補強が同時に必要です。逆に通勤の徒歩区間だけなら、厚みを削って操作性を残す選択が合います。

保温側の条件をもう一段詳しく決めたいときは濡れても冷たくならない防寒防水手袋の構造を、上下の防寒まで含めて組み替えるならワークマンのイージス防水防寒スーツの型の違いが参考になります。

バイクと釣りは水の当たり方から逆算する

走行中のバイクは、雨が正面から風速つきで当たります。

垂直に落ちる雨を前提にした手袋では、甲の縫い目や指の付け根から押し込まれます。

ここで必要なのは、水を受ける面の目止め処理と、袖口をレインウェアの中に収める順番。

釣りは逆に、手が常に濡れる前提の遊びです。魚やラインを扱う指先の感覚を残しつつ、手のひらから水が抜ける構造や、指先が出るカットのほうが結果的に快適という判断もあります。

用途ごとの条件差はバイクと釣りで条件が変わる防水グローブの選び方で整理しています。

雨天走行が主なら、上半身の透湿性も同時に見直したいところ。

蒸れずに雨を防ぐ防水パーカーの透湿性の考え方が手袋にもそのまま当てはまります。

防水手袋を買ってから後悔しやすい点

まずサイズです。防水手袋はインナーを入れる前提の製品が多く、素手の実寸ぴったりを選ぶと、インナーを足した時点で圧迫されて血流が落ちます。

冷えの原因はここにもあります。

かといって大きすぎると指先が余り、細かい作業ができません。

インナーを使う予定があるなら、その厚み分を見込んでください。

次に撥水加工の寿命。

表面加工は摩擦と洗濯で確実に落ちていきます。

買ったときに水を弾いていたからといって、半年後も同じとは限りません。

水玉が広がって生地に貼りつくようになったら、加工が落ちたサインです。撥水剤で回復できる製品もありますが、対応の可否は取扱表示に従ってください。

洗濯とお手入れも見落としがちです。

洗濯機で回せる製品と、水拭きだけの製品が混在しています。

メンブレン入りの手袋を高温乾燥にかけると、フィルムや接着に負担がかかります。

使用後に裏返して自然乾燥させるだけで寿命は変わってきます。

ゴム系の手袋は逆に、内側の水分を放置するとにおいと劣化が進むので、内側を乾かすところまでを1セットと考えてください。

なお、同じ商品でも仕様変更があるため、取扱いや対応の詳細は店舗やメーカーの表示によって異なります。

よくある質問

防水と撥水はどちらを選ぶべきですか

手を水に浸ける、または雨に長時間さらす使い方なら防水構造の製品です。

撥水は水滴をはじく機能で、水圧や長時間の接触では内側に届きます。

通勤の徒歩区間だけ、雪を払うだけといった短時間の用途では撥水でも足りるでしょう。

防水手袋の中が濡れるのはなぜですか

外から入ったのか、汗が結露したのかで対処が変わります。

手首まわりが濡れているなら袖口からの侵入、指の股が濡れているなら縫い目、全体がじっとりしているなら汗です。

汗が原因なら、透湿性のあるタイプに替えるか、吸湿するインナーを1枚入れる方法があります。

スマートフォンを操作できる防水手袋はありますか

指先に導電性の素材を配置した製品があります。

ただし対応は製品ごとに異なり、厚みのある防寒モデルでは反応しにくい場合もあります。

操作の頻度が高いなら、指先の厚みを抑えたタイプを軸に探すほうが確実です。

洗濯機で洗ってもいいですか

製品によって異なります。

洗える表示のある布製手袋と、水拭きのみを指定する製品が混在しているため、取扱表示を確認してください。

共通して避けたいのは高温乾燥で、防水フィルムや接着部分に負担がかかります。

まとめ

選ぶ順番は、防水の仕組み、袖口、中の濡れの処理、指先の作業性。

この4つで絶対に外せないものを1つ決めると、候補は一気に減ります。

生地の防水性能だけを見比べても、袖口が開いていれば結果は同じです。

水に手を入れる作業なら、縫い目のない素材一体成形のロングタイプ。屋外の資材扱いなら、手のひらのグリップと袖口の合わせ方を優先します。

冬の防寒では、保温材の厚みよりインナーを外して乾かせる構造を先に見てください。バイクは正面から水圧を受けるので目止め処理、釣りは指先の感覚を残す方向。

そして買った後は、サイズにインナー分の余裕があるか、撥水が落ちていないかを定期的に確かめる。この2つだけで、同じ手袋を長く使えます。

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