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防水安全靴ゴアテックスはどこまで耐える?性能表示の読み方

作業用品店で防水安全靴のタグにGORE-TEXのロゴを見つけても、耐水圧の数字までは添えられていないことがあります。

ゴアテックスは、ePTFE(延伸ポリテトラフルオロエチレン)の膜で雨を止めながら、靴の中の湿気を外へ逃がす透湿防水素材です。

ロゴがあれば中に防水の膜が入っていると分かりますが、それだけでは「何mmの水圧まで耐えるか」までは分かりません。

数字が知りたいなら、靴そのものの製品表示を見るしかありません。

ゴアテックスという名前に一律の耐水圧が決まっているわけではなく、同じゴアテックスでも製品ごとに表示が違うからです。

本記事では、ePTFEの膜が水を止める範囲と、耐水度35,000mmH2Oのような表示値の読み方を解説します。

なんでも防水したい編集部

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※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

防水安全靴のゴアテックスは何で水を止めているのか

水を止めているのは、メンブレンと呼ばれる薄い膜です。

素材はePTFEで、原料は蛍石由来とされています。

この膜には細かい孔が無数に開いた多孔質の構造があり、生地にラミネート(貼り合わせ)して使われます。

孔は水滴を通さない一方で水蒸気は通すため、外からの雨は入らず、足から出た汗の湿気は外へ抜けていきます。「防水」と「透湿」を同時に満たせるのは、この膜の性質によるものです。

撥水とは仕組みが違います。

撥水は生地の表面で水をはじくだけなので、水圧がかかったり、はじく力が落ちたりすれば水は染み込みます。

ゴアテックスは膜そのものが水を通さないため、撥水ではなく防水に分類されます。

ただし、防水になっているのは膜が入っている範囲に限られる点は押さえておいてください。

ゴアテックスの防水安全靴が耐える場面・耐えない場面

耐えられる場面

雨の中での屋外作業や、濡れた路面を歩き続ける現場では、膜が外からの水を止めます。

くるぶしより下の浅い水たまりを踏む程度なら、水は膜の外側で止まります。

蒸れにくさも透湿防水の利点で、ゴム長靴のように内側が汗でぐっしょり濡れる状態を避けやすくなります。

耐えられない場面

履き口より深い水には耐えられません。

膜は靴の内側を包んでいても、上が開いているので、水位が履き口を越えればそこから入ります。

大雨でズボンの裾を伝った水が履き口へ流れ込む場合も同じです。

長時間の水没についても、どの水深・時間で試験した表示なのかが分からない限り、大丈夫だと考えないでください。

履き口からの浸水を防ぎたいなら、靴の上から重ねるカバーを使う方法があります。

サイズと素材の合わせ方はシューズ防水カバーのサイズと素材の選び方で解説しています。

深い水場が多い現場なら、丈の長い靴を検討してください。

生地と縫い目の違いは防水ブーツの生地と縫い目による浸水耐性の差で解説しています。

ゴアテックスの層構造と表記の違い

一般的なGORE-TEXファブリクスは、表地・メンブレン・裏地を重ねた3層構造です。上位のGORE-TEX PROでは、裏地の作りが違います。

層GORE-TEX(一般的なファブリクス)GORE-TEX PRO
表地織物織物
メンブレンePTFEePTFE
裏地編物織物

違いがはっきりしているのは裏地が織物か編物かという点で、これが耐水圧や透湿度の数値でどれだけの差になるかは、ゴア社の公表値として確認できませんでした。「PROだから耐水圧が何mm上」という比べ方はせず、気になる製品があれば、それぞれの製品表示を並べて見てください。

防水安全靴の耐水圧・透湿度表示の読み方

ある作業用レインウェアには「耐水度35,000mmH2O以上/透湿度14,400g/m²・24hr以上」と表示されています。

これはそのレインウェアの表示値で、ゴアテックス全体の規格値ではありません。

安全靴の性能をこの数字で判断しないでください。

単位を読むと、表示が何を示しているかが分かります。

耐水度はmmH2Oで示す水圧への強さ、透湿度は1m²あたり24時間で何gの水蒸気を通すかという値です。

耐水度は大きいほど水が染みにくく、透湿度は大きいほど蒸れが抜けやすいと読みます。

スマートフォンなどで見るIPX等級とは別の物差しなので、「IPX8相当」のような換算はできません。表示値は製品として示された時点の値で、使い込んで表地が擦れたり、汚れが詰まったりした状態まで約束するものではない点も覚えておきましょう。

スニーカーやシューズのゴアテックス表記も同じ読み方でよい?

同じ読み方で問題ありません。

スニーカー売り場でアディダスやニューバランスの靴を見比べるときも、ゴアテックスと書かれていれば中に透湿防水の膜が入っているという意味で、耐水圧の数字は製品ごとの表示を確かめます。

履き口から上は防げないという点も、安全靴と変わりません。

安全靴ならではの違いは、ゴアテックスの表記が防水と透湿の話でしかないことです。つま先の保護など安全靴としての性能は、別の表示で確認してください。

雨の日の通勤用に探しているなら、雨の日の歩きやすさで比べるメンズ防水スニーカーや見た目と機能を両立するビジネス防水シューズで解説しています。

よくある質問

ゴアテックスの安全靴なら水に浸けても大丈夫ですか?

大丈夫とは言えません。

膜は外からの水を止めますが、履き口を越える深さでは上から水が入ります。

製品表示に試験の水深や時間が書かれていない限り、水没を前提にしないでください。

ゴアテックスの耐水圧は何mmですか?

ゴアテックス共通の公表基準値は確認できませんでした。同じゴアテックスでも製品ごとに表示が違うので、購入を検討している靴の製品表示を見てください。

撥水スプレーをかけた靴とは何が違いますか?

撥水は表面で水をはじくだけなので、水圧がかかると染み込みます。ゴアテックスは膜そのものが水を通さない防水素材で、さらに湿気を外へ逃がす透湿性も持っています。

まとめ

ゴアテックスの防水安全靴は、ePTFEの膜で雨や浅い水たまりの水を止め、汗の湿気を外へ逃がします。一方で、履き口を越える水は防げず、耐水圧の数字もゴアテックスという名前だけでは決まりません。

数値で比べたいときは、靴ごとの耐水度と透湿度の表示を見て、他製品の値を当てはめないようにしてください。ぜひ本記事の表示の読み方を参考に、現場の水の深さに合った防水安全靴を選んでください。

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