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屋外用の防水パテはどれを選ぶ?耐久性と硬化時間の違い

雨どいの継ぎ目にエポキシ系パテを盛ったのに、冬を越したら縁から細く浮いて、そこから水が回っていました。

屋外用の防水パテは、固まって硬くなる硬化型か、固まらずに粘土状のまま残る不乾性(ふかんせい)タイプかで、向く場所がほぼ決まります。

そのうえで比べるのが硬化時間で、作業できる時間と雨に当ててよくなるまでの時間は別物です。

本記事では、穴や隙間の場所ごとにどちらのタイプを選ぶかと、雨の予報を見ながら作業日を決める方法を解説します。

なんでも防水したい編集部

「なんでも防水したい」は、身の回りのアイテムを 水濡れトラブルから守るアイデアを発信するメディアです。 防水スマホケース、防水バッグ、防水ガジェット、防水スプレーまで、 シーン別・用途別の最適解を編集部が検証してお伝えします。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

屋外の防水パテが剥がれて水が入る原因

浸水は、パテそのものが割れるよりも、パテと下地の境目から起きることが多いです。

屋外の金属や塩ビ管は、日中の熱と夜の冷え込みで少しずつ伸び縮みしており、硬化型のパテは固まったあと石のように硬くなるため、この動きについていけません。

動くたびに境目へ力がかかり、やがて髪の毛ほどの隙間ができ、そこへ雨水が毛細管のように吸い込まれていきます。

見た目にはパテが残っているので、防水できているように見えるのが厄介なところです。

硬化型が悪いわけではなく、動かない場所の穴埋めには硬さが強みになります。

反対に、継ぎ目や異なる素材の取り合いのように動く場所では、硬さがそのまま弱点に変わります。

もう1つ起きやすいのが、濡れた面や汚れた面へそのまま盛ってしまうケースです。

一般的なパテは乾いた下地を前提にしているため、水分や油分、古い塗膜の粉が残っていると最初から密着しません。

屋外は砂ぼこりや苔が付きやすいので、ワイヤーブラシで落として乾かす下準備が、パテ選びと同じくらい結果を左右します。

屋外用防水パテを選ぶときの4つの判断材料

硬化して固まるか、固まらないか

最初に決めるのがここです。

エポキシ系のような硬化型は、固まると削ったり塗装したりできるほど硬くなり、金属の小さな穴や欠けを形ごと埋めたいときに向いています。

不乾性タイプは触ると柔らかいまま残るので、配管が通る穴のように後で外す可能性がある場所や、少し動く隙間を塞ぐ用途に向きます。

可使時間と硬化時間

パテの硬化時間には、練ってから形を整えられる「可使時間」と、水や力に耐えられるまでの「硬化時間」の2つがあります。

可使時間が短いと、高い位置や細かい場所では盛り終える前に固まり始めます。

一方で硬化時間が長い製品は、その間に雨が降ると表面が荒れたり密着が弱まったりするので、パッケージに書かれた時間を見て、作業後もしばらく晴れが続く日を選んでください。

気温が低いと硬化が遅れる製品が多く、冬場は表示より長めに見ておくのが安全です。

下地の素材に対応しているか

金属用、木材用、コンクリート用など、パテは対応する下地が製品ごとに決まっています。

塩ビやポリエチレンのような樹脂は密着しにくい素材で、対応の記載が無い製品を使うと固まったあとにぽろりと外れることがあります。

直したい部分の素材を先に確かめ、パッケージの対応素材に入っているかを見てから選んでください。

紫外線に当たり続けても使えるか

日なたの屋外では、雨よりも紫外線のほうがパテを早く傷めます。

耐候性について記載がある製品を選ぶか、記載が無ければ硬化後に塗装して表面を守ると、ひび割れや粉ふきの進み方を遅らせられます。

塗装できるかどうかも製品によって異なるため、塗り重ねる予定があるなら購入前に確認しておきましょう。

屋外向け防水パテのタイプ別比較

同じ売り場には、パテと並んでシーリング材も置かれています。用途が重なるので、隙間埋めに使われる代表的なタイプをまとめて比べます。

タイプ防水の仕組み向いている場面弱点
エポキシ系パテ(硬化型)2つの材料を練り混ぜて化学反応で硬化し、穴を硬い塊で塞ぐ金属やコンクリートの小さな穴・欠けの補修硬化後は伸びないため、動く継ぎ目では境目から剥がれやすい
水中硬化型エポキシパテ濡れた面でも密着・硬化するよう作られた硬化型水が引ききらない配管や、雨の合間の応急処置硬化後は硬いため、通常のエポキシ系と同じく動きに弱い
不乾性パテ粘土状のまま隙間に押し込み、柔らかさで隙間を埋め続けるエアコン配管の壁の貫通穴など、後で外す可能性がある隙間紫外線や経年で表面が硬くなり、ひびが入ることがある
シリコーン系シーリング材ゴム状に固まり、伸び縮みしながら隙間を塞ぐサッシ周りや継ぎ目など、動く細い隙間上から塗装できない製品が多く、穴を形ごと埋める用途には向かない

穴を「埋める」ならパテ、継ぎ目を「つなぐ」ならシーリング材と分けて考えると選びやすくなります。塗装したい継ぎ目には、塗装に対応した変成シリコーン系のシーリング材という選択肢もあります。

用途別に見る屋外防水パテの絞り込み

エアコン配管の穴を塞ぐ

壁の貫通穴と配管の隙間には、不乾性パテを優先してください。

配管の交換や移設のときに手で取り外せるので、硬化型で固めてしまうより後の作業が楽になります。

表面が日に当たる位置なら、ひびが入っていないかを年に一度くらい見て、割れていれば上から押さえ直します。

雨どいや金属部品の小さな穴を埋める

錆びて空いた小さな穴には、金属対応のエポキシ系パテが向いています。

錆を落として乾かし、穴の周りまで少し広めに盛ってから、表面を整えて硬化を待ちます。

継ぎ目のように動く部分まで硬化型で覆うと、冒頭の雨どいのように縁から浮くので、継ぎ目には伸縮するシーリング材を使い分けてください。

ブロックやコンクリートの欠けを直す

欠けた角や小さな穴を形ごと戻したいなら、コンクリート対応の硬化型パテを選びます。

下地が粉っぽいとパテごと剥がれるので、ブラシで脆い部分を落としてから盛るのが前提です。

幅が広く深いひびや、構造に関わるひびはパテで塞ぐ範囲を超えるため、専門業者に見てもらってください。

雨の合間に急いで止めたい

水が引ききらない状況なら、水中硬化型のエポキシパテが候補になります。ただし応急処置と割り切り、晴れて乾いた日に下地を整えて本補修をやり直すと、長持ちしやすくなります。

防水パテと防水テープの使い分け

屋外の補修では、パテと防水テープのどちらを使うかでも迷います。

テープは貼るだけで硬化時間を待たずに済み、広い面のひびや継ぎ目を一度に覆えるのが強みです。

一方で、凹んだ穴や立体的な欠けは、平らなテープでは中まで埋まらず、浮いた部分から水が入ります。

穴や凹みはパテで埋め、平面の割れや継ぎ目はテープで覆うのが基本の分け方です。

パテで穴を埋めて表面を平らにしてから、上をテープで覆うという組み合わせもできます。

屋外で使うテープの耐候性や粘着力の比べ方は、屋外用防水テープの選び方で解説しています。

見た目を目立たせたくない場所には、透明タイプの防水テープの厚みと粘着の違いも参考になります。

屋外防水パテで後悔しやすい点

硬化型を盛ったあとで、配管を外す必要が出てくることがあります。

固まったエポキシ系は簡単には取れず、削り落とす手間がかかるうえ、配管や壁を傷めるおそれもあります。

将来触る可能性がある場所かどうかを、盛る前に一度考えておいてください。

2液を混ぜるタイプでは、混ぜ方の不足で硬化しない失敗も起きます。

色が均一になるまで練り、指定の配合比を守らないと、表面だけ固まって中がべたついたまま残ります。

また、パテの色は下地と合わないことが多く、外壁の目立つ位置では仕上がりが気になる場合があるので、塗装できる製品を選んで上から色を合わせると目立ちにくくなります。

耐久性も、屋外では室内より短くなると考えておいたほうが実態に近いです。日当たりや雨の当たり方で劣化の進み方は大きく変わるため、補修した場所はときどき目で見て、ひびや浮きがあれば早めに手直ししてください。

よくある質問

屋外用の防水パテは雨の日でも使えますか?

一般的なパテは乾いた下地が前提なので、雨の日の作業には向きません。濡れた面に使えるのは水中硬化型として作られた製品で、それでも応急処置として使い、晴れた日に補修し直すと長持ちしやすくなります。

硬化時間が過ぎれば、すぐ雨に当てても大丈夫ですか?

パッケージに書かれた硬化時間を過ぎていれば、基本的には問題ありません。ただし気温が低い日は硬化が遅れる製品が多いため、表示より長めに待ち、作業後も晴れが続く日を選んでください。

防水パテの上から塗装はできますか?

製品によって異なります。エポキシ系は硬化後に塗装できるものが多く、不乾性パテやシリコーン系シーリング材は塗料が乗りにくいものが多いので、塗る予定があれば購入前に塗装対応の記載を確かめてください。

100均の防水パテやテープは屋外で使えますか?

屋外対応かどうかはパッケージの用途表示で判断してください。取扱いは店舗によって異なり、品ぞろえの目安は100均の防水テープの取扱状況で解説しています。

まとめ

屋外用の防水パテは、硬化して固まるか、粘土状のまま残るかで向く場所が分かれます。そのうえで可使時間と硬化時間、下地の素材への対応、紫外線への強さを見れば、候補はかなり絞れます。

エアコン配管の穴は不乾性パテ、金属やコンクリートの小さな穴はエポキシ系、動く継ぎ目はシーリング材、雨の合間の応急処置は水中硬化型が目安です。平らな割れや広い継ぎ目は、防水テープと組み合わせると作業が短く済みます。

ぜひ本記事の使い分けを参考に、直したい場所の素材と動きを確かめてから、合うタイプの防水パテを選んでください。

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