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撥水コーティングおすすめはどれがいい?用途別の選び方

キッチンのシンクにシリコン系の撥水スプレーを吹いたのに、洗剤で何度か洗ううちに水が玉にならなくなっていた。撥水コーティング選びは、成分がフッ素系・シリコン系・ガラス系のどれかと、塗る面の素材が合っているかでほぼ決まります。

どれも「水をはじく」と書かれていますが、膜のでき方が違うため、浴室の鏡に向くものと布に向くものは別物です。合わない面に塗ると、弾きが短期間で落ちたり、ムラが白く残ったりします。

本記事では、浴室の鏡とキッチンのシンクで塗り分ける成分と、塗る前に水垢を落とす手順の要点を解説します。

なんでも防水したい編集部

「なんでも防水したい」は、身の回りのアイテムを 水濡れトラブルから守るアイデアを発信するメディアです。 防水スマホケース、防水バッグ、防水ガジェット、防水スプレーまで、 シーン別・用途別の最適解を編集部が検証してお伝えします。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

撥水コーティングがすぐ弾かなくなるのは下地のせい

水垢の上から塗った撥水コーティングは、すぐに弾かなくなります。撥水剤は塗った面に薄い被膜(ひまく:表面を覆う薄い層のこと)を作って水をはじきますが、その膜が密着するのは素材そのものではなく、表面に残っている汚れのほうだからです。

浴室や洗面台の白いくもりは、水道水に含まれるミネラルが乾いて固まったもので、水拭きでは落ちません。

キッチンのシンクやコンロ周りには、目に見えにくい油膜も付いています。

この状態で塗ると、被膜は汚れの層ごと浮いた状態になり、洗剤やスポンジでこすった時点で汚れと一緒にはがれていきます。

弾きが落ちたときに製品の力不足を疑いがちですが、実際には下地処理が足りなかったケースが多く、同じ製品でも塗る前の掃除で持ちが大きく変わります。水垢は酸性の洗剤、油汚れはアルカリ性の洗剤で落とし、水分を完全に拭き取ってから塗ってください。

水回りに撥水コーティングがそもそも必要かどうかや、施工の基本手順は水回りの撥水コーティングの効果と施工手順で解説しています。

撥水コーティングおすすめの選び方

選ぶときに見るのは、成分のタイプ、塗る面の素材、塗り方、そして食品や肌に触れる場所かどうかの4点です。

成分がフッ素系・シリコン系・ガラス系のどれか

パッケージの成分表示で最初に確かめたいのがここです。

シリコン系は塗ってすぐに強く水を玉にしますが、こすれに弱く、膜が落ちるのも早い傾向があります。

フッ素系は膜が薄く、布の風合いを変えにくいので、衣類やファブリック用のスプレーに多く使われています。

ガラス系(ケイ素系)は硬い膜を作るため持ちを重視する場面に向きますが、拭き残しがそのままムラとして固まります。

塗る面がガラス・樹脂・布のどれか

鏡やガラス、陶器、ステンレスのような硬くて水を吸わない面と、布のように水を吸う面では、適した撥水剤が違います。

布用を鏡に吹けばムラが残りやすく、硬い面用の撥水剤を布に塗ると、ゴワついたり通気性が落ちたりします。

製品の「使用できる素材」の欄に、自分が塗る面が書かれているかを必ず確かめてください。

スプレーで吹くか、拭き込むか

スプレータイプは広い面や布に手早く使えますが、周囲に飛び散るため、浴室の換気や床の養生が必要です。

液を布に含ませて塗り込むタイプは手間がかかる分、狙った場所だけに薄く均一な膜を作れます。

弾きを長く保つための塗り方は超撥水コーティング剤を塗るときの注意点で解説しています。

食品や肌に触れる場所か

まな板や食器、調理台の上面に塗るなら、製品の表示で食品に触れる面への使用が認められているものに限ってください。表示が無い製品は、シンクの側面やコンロの壁など、食品が直接触れない場所にとどめます。

撥水コーティング剤のタイプ別比較

個別の製品は成分の配合で差がありますが、タイプごとの傾向は次の表で比べられます。

タイプ撥水の仕組み向いている場面弱点
シリコン系油分を含む膜で表面を覆い、水を玉にするすぐに弾きを出したい鏡・窓・外回りこすれや洗剤で落ちやすく、塗り直しの回数が増える
フッ素系薄い膜で表面の水なじみを下げるテーブルクロス・ラグ・衣類などの布強くこする場所では膜がすり減る
ガラス系(ケイ素系)硬い膜を作って表面に定着させる浴室の壁・洗面ボウル・シンクなど硬い面拭き残しが固まってムラになり、乾燥時間も必要

持ちを優先するならガラス系、手軽さならシリコン系、布ならフッ素系が基本の組み合わせです。ただしどのタイプも撥水であって防水ではないため、水に浸かり続ける場所の浸水は防げません。

場所別に選ぶ撥水コーティング

浴室・洗面台

毎日お湯と洗剤がかかる浴室は、膜がもっとも早く削られる場所です。壁や洗面ボウルにはガラス系を選び、鏡は拭きムラが目立つので塗り込みタイプで薄く伸ばしてください。

キッチン

シンクとコンロ周りは油膜を落としてから塗ることが前提で、食品の触れる面には表示で認められた製品だけを使います。スポンジでこする頻度が高いので、塗り直しを前提にシリコン系を選ぶのも一つの方法です。

テーブルクロス・ラグなどの布もの

布にはフッ素系のスプレーが合います。素材ごとの持ちの違いはテーブルクロスの撥水加工と素材の関係、洗い方による落ち方は撥水加工ラグのお手入れ方法で解説しています。

自転車・車まわり

屋外では雨と紫外線で膜が落ちやすいため、撥水剤だけに頼らずカバーやシートを併用してください。サドルなら防水サドルカバーの素材の違い、車内なら車用防水シートの固定方法と素材で解説しています。

撥水コーティングで代用できない屋外コンセントの防水

屋外のコンセントやスイッチに撥水剤を吹いて雨対策にするのはやめてください。撥水は水をはじくだけで、隙間から入り込む雨水や、差し込み口にたまった水は防げませんし、電気部品に薬剤をかけると樹脂を傷めるおそれもあります。

屋外コンセントの雨対策は、防雨型のカバー付きの器具を、軒下など雨が直接当たりにくい設置場所に付けることが基本です。

2口のダブルタイプは差し込める数が増えますが、プラグを挿したままカバーが閉まるか、プラグの形状とあわせて確かめてください。

洗濯機や屋外で使う電気機器の漏電に備えるなら、接地極付きのコンセントでアース線をつなげるかも確認しておきます。

コンセントの増設や交換は電気工事士の資格が必要な作業なので、自分で配線をいじらず、電気工事店に依頼してください。

屋外に付けるスイッチの等級は屋外設置で壊れにくいスイッチ防水の等級、配線の接続部は屋外配線用コネクタのIP等級の目安で解説しています。

撥水コーティングで後悔しやすい点

いちばん多いのは、塗ったあとの白いムラです。

ガラス系は乾くと硬化するので、拭き残しに気づいたときには水拭きでは取れなくなっています。

塗る範囲は狭く区切り、1か所ずつ乾いた布で仕上げ拭きをしてください。

次に多いのが、効果が永久に続くと思って塗り直しをしないことで、どのタイプも洗剤とこすれで少しずつ膜が減り、水が玉にならず広がるようになったら塗り直しの合図です。重ね塗りする前には、古い膜と汚れを一度落としてください。

床に飛んだスプレーにも注意が必要です。浴室やキッチンの床に撥水剤が付くと滑りやすくなるため、スプレーするときは新聞紙などで床を覆い、付いたらすぐに拭き取ります。

よくある質問

撥水コーティングと防水コーティングは同じですか

同じではありません。

撥水は表面で水をはじくだけで、水に浸かり続けたり隙間から水圧がかかったりすると浸水します。

水を通さない性能が必要な場所には、防水をうたう製品を選んでください。

違うタイプの撥水剤を重ね塗りしてもよいですか

おすすめしません。

シリコン系の膜の上にガラス系を塗ると、下の油分で密着せずムラになることがあります。

タイプを変えるときは、古い膜を落としてから塗ってください。

どのくらいで塗り直せばよいですか

期間ではなく水の様子で決めてください。水が玉にならず広がって流れるようになったら膜が落ちているので、掃除をしてから塗り直します。

屋外コンセントのカバーに撥水剤を塗るのは意味がありますか

雨対策にはなりません。防雨型のカバー付きコンセントを、雨が直接当たりにくい位置に設置するほうが確実です。

まとめ

撥水コーティングは、成分のタイプと塗る面の素材の組み合わせで選び、塗る前に水垢と油膜を落とすことで持ちが変わります。食品に触れる面は表示で使用が認められた製品に限ってください。

浴室の壁や洗面ボウルならガラス系、すぐに弾きを出したい鏡や窓ならシリコン系、テーブルクロスやラグならフッ素系を選びます。屋外コンセントは撥水剤で代用せず、防雨型のカバー付き器具と接地の確認で対策してください。

ぜひ本記事の場所別の組み合わせを参考に、塗る面に合った撥水コーティングを選んでください。

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