オリンパス防水カメラはどれを選ぶ?耐水深度と耐衝撃の違い
海から上がって防水カメラの電池蓋を開けると、蓋の内側に水滴が付いていることがあります。この種の浸水は、本体の防水性能が足りないときより、蓋のパッキンに砂粒や髪の毛が挟まったまま閉じたときに起きます。
機種選びの段階で見るのは、仕様表にある2つの「m」です。
どの深さまで沈められるかを示す耐水深度と、どの高さから落としても耐えるかを示す耐衝撃は、同じ単位で書かれていても意味がまったく違います。
海で潜るなら耐水深度を、山や子どもの行事で落とす場面が多いなら耐衝撃を先に確かめてください。
本記事では、耐水深度と落下高さの数字の読み方と、電池蓋のパッキンを砂から守る扱い方を解説します。

なんでも防水したい編集部
「なんでも防水したい」は、身の回りのアイテムを 水濡れトラブルから守るアイデアを発信するメディアです。 防水スマホケース、防水バッグ、防水ガジェット、防水スプレーまで、 シーン別・用途別の最適解を編集部が検証してお伝えします。
※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。
オリンパスの防水カメラが浸水するのは蓋のすき間から
本体防水のカメラは、外装そのものを密閉して水を防ぐ作りです。外装に穴を開けずに済む部分はほとんどなく、電池とメモリーカードを出し入れする蓋、機種によっては充電用の端子の蓋が、水の入り口になります。
蓋の内側にはゴム製のパッキンがあり、ロックを掛けるとパッキンが押しつぶされてすき間を埋めます。
ここに砂粒が1粒でも挟まると、押しつぶされない部分ができて、そこから水が入ります。
乾いた室内で閉めた蓋なら問題が起きにくく、浜辺で濡れた手のまま開け閉めした蓋ほど危ないのはこのためです。
水圧のかかり方も浸水に関わります。
表記された耐水深度は静かに沈めた状態での条件なので、高い場所から飛び込んだり、波に叩きつけられたりすると、一瞬だけ深い場所と同じような圧力がかかることがあります。
仕様の深さに余裕があっても、蓋の状態が悪ければその瞬間に水が押し込まれます。
カメラの防水性能は、仕様表の数字と蓋の扱い方の掛け算で決まり、どちらか一方が欠ければ数字どおりには守れません。
オリンパス防水カメラを選ぶ4つの軸
耐水深度は「何mまで・何分まで」をセットで見る
耐水深度の表記は、深さだけでなく連続して沈めておける時間とセットで書かれているのが普通です。
シュノーケリングで水面近くを長時間泳ぐ使い方と、ダイビングで深く潜る使い方では、必要な条件が違います。
深さと時間の両方を、自分が水に入る時間と照らし合わせてください。
耐衝撃は落下高さと試験の条件
耐衝撃の「m」は、その高さから落としても動作に支障が出ないことを確かめた試験の値です。
落ちる面や床の材質までは選べないので、壊れないという保証ではありません。
また落下でひびが入ると防水性能も失われるため、落としたあとに水へ入れる前は、外装と蓋に傷がないかを見てください。
防塵と耐低温は砂浜と雪山で必要になる
砂浜ではパッキンだけでなくボタンのすき間にも砂が入り込み、雪山では低温で電池の持ちが落ちます。防塵や耐低温の表記があるかどうかは機種によって異なるので、行き先が決まっているなら仕様表で該当項目を探してください。
蓋のロック構造と充電の方法
蓋を開ける回数が減るほど、砂を噛む機会も減ります。
本体に充電端子がある機種は電池を取り出さずに充電できますが、その端子の蓋も開け閉めが必要です。
撮った写真をスマホへワイヤレス(Wi-FiやBluetooth)で送れるかどうかも機種によって異なり、対応していればカードを抜くために蓋を開ける回数を減らせます。
防水等級IPX7・IPX8と防塵IP6Xは何に耐えるか
防水カメラの仕様では、IPコードと呼ばれる国際規格の等級が併記されることがあります。防水イヤホンやスマホと同じ規格で、2桁の数字のうち前が防塵、後ろが防水の性能を表します。
IPX7は、一時的に水深1mへ30分沈めても有害な影響がない水準です。
IPX8はそれより厳しい条件での水没に耐える水準ですが、何mに何分という条件はメーカーごとに決めるため、IPX8という表記だけでは深さが分かりません。
カメラ選びで等級より「◯m防水」の表記を優先して読むのはこのためです。
前の桁が6のIP6Xは、粉じんが内部に入らない水準を示します。砂浜やほこりの多い山道で使うなら、防水だけでなくこの桁も確かめてください。
等級の数字は新品時に試験した値で、パッキンが劣化すれば下がっていきます。イヤホンでも同じ落とし穴があり、防水イヤホンのIPX表示の盲点で解説しています。
防水カメラのタイプ別比較
水辺で写真を撮る手段は、本体が防水のカメラだけではありません。普段使いのカメラやスマホを防水の入れ物に入れる方法もあり、それぞれ守り方が違います。
| タイプ | 防水の仕組み | 向いている場面 | 弱点 |
|---|---|---|---|
| 本体防水のコンパクトカメラ | 外装と蓋のパッキンで本体を密閉する | 海水浴、シュノーケリング、雨の登山、子どもの水遊び | 蓋のパッキンの手入れを怠ると浸水する |
| 通常のカメラ+防水プロテクター(ハウジング) | 硬い外殻にカメラごと収めて密閉する | ダイビングなど深く潜る場面 | かさばり、陸上では持ち運びが重くなる |
| スマホ+防水ケース | 袋やケースの口を閉じて浸水を防ぐ | 水辺で撮る機会が少ない旅行 | 落下の衝撃には弱く、ケース越しの操作が難しい |
水に入るのが年に数回で、撮る枚数も少ないならスマホ用の防水ケースで足りる場合があります。
選び方は防水スマホケースの耐水性能の見方で解説しています。
落とす心配と水没の心配が両方あるなら、本体防水のカメラが向いています。
用途別に見るオリンパス防水カメラの選び分け
海水浴・シュノーケリング
水面近くに長くいる使い方なので、深さより連続して水中にいられる時間の条件を確かめてください。海水と砂の両方にさらされるため、防塵の表記がある機種のほうが扱いやすくなります。
ダイビング
本体の耐水深度が潜る深さに届かないなら、本体防水の機種でも防水プロテクターを併用します。対応するプロテクターがあるかどうかは機種ごとに違うので、カメラと一緒に確認してください。
登山・雪山
水没より落下と低温のほうが起きやすい場面です。耐衝撃の高さと耐低温の表記を優先し、寒さで電池が早く減ることを見越して予備電池を用意してください。
子どもの行事・家族旅行
子どもに持たせると落とす回数が増えるので、耐衝撃の数字を先に見ます。プールや川遊び程度なら、深さの条件は大きく問いません。
防水カメラで買ってから後悔しやすいこと
海で使ったあと、そのまま乾かすと塩の結晶がパッキンに残ります。
蓋を閉めた状態で真水に浸けて塩と砂を落とし、乾いてから蓋を開ける順番を守ってください。
洗う前に開けると、塩水が内側へ流れ込みます。
パッキンは消耗品なので、年数がたつと弾力が落ちて防水性能も下がります。メーカーの点検や交換を受けられるかは機種と時期によって異なり、長く使うつもりなら購入前に取扱説明書で点検の案内を確かめておくと安心です。
中古品はとくに注意が必要です。
前の持ち主が落としたり、パッキンを傷めていたりしても外からは分かりません。
水中で使う前に、浅い真水で短時間だけ試して、蓋の内側が濡れていないかを確かめてください。
水中では背面の画面が見えにくく、撮った写真の再生確認は陸に上がってからになりがちです。撮影の設定は水に入る前に済ませておくと、水中での操作が減ります。
よくある質問
オリンパスの防水カメラはお風呂や温泉で使えますか
製品によって異なります。
防水の試験は常温の真水で行われるのが一般的で、お湯や温泉成分、入浴剤への耐性は別の条件です。
取扱説明書に温水での使用可否が書かれているので、そこで確認してください。
耐水深度より少し深く潜っても大丈夫ですか
使わないでください。
表記の深さは新品時に試験した上限で、それを超えた状態での防水性能は保証されていません。
深く潜るなら防水プロテクターを併用してください。
防水と撥水は何が違いますか
撥水は表面で水をはじくだけで、水に沈めれば浸水します。防水カメラは外装を密閉して水の侵入を防ぐ作りなので、撥水とは別物です。
防水イヤホンとカメラの防水等級は同じ基準ですか
IPコードで表記されている場合は同じ規格です。
ただしカメラは「◯m防水」のように深さで書くことが多く、イヤホンは水没を前提にしない等級が多いため、同じ数字でも想定する使い方が違います。
ワイヤレスイヤホンの防水等級と使用シーンで解説しています。
まとめ
オリンパスの防水カメラは、耐水深度と耐衝撃という2つの「m」を分けて読むところから選び始めます。そのうえで、砂浜や雪山に行くなら防塵と耐低温の表記を、蓋を開ける回数を減らしたいなら充電方法とワイヤレス転送の有無を確かめてください。
海水浴やシュノーケリングなら水中にいられる時間の条件を、ダイビングならプロテクターの有無を見ます。
登山なら耐衝撃と耐低温、子どもに持たせるなら耐衝撃を優先してください。
どの用途でも、蓋のパッキンに砂を挟まないことと、使用後に真水で洗ってから開けることが浸水を防ぎます。
ぜひ本記事の数字の読み方とパッキンの扱い方を参考に、行き先に合った1台を選んでください。



