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防水リュック自転車用はどれを選ぶ?雨対策で変わる条件

IPX4と書かれたリュックを背負って雨の中を30分走ったら、底に入れたノートPCのスリーブが湿っていた。自転車での浸水は、たいていファスナーと縫い目から始まります。

自転車用の防水リュックは、開口部の閉じ方と縫い目の処理でほぼ決まります。

IPX4は「あらゆる方向からの水しぶき」に耐える等級で、雨を浴び続けることや後輪の跳ね上げを受け続けることまでは想定していません。

前傾姿勢で走ると、リュックの外側の面がほぼ空を向きます。

その面にファスナーがあれば、歩いているときよりもずっと水が入りやすくなります。

本記事では、ロールトップと止水ファスナーの差と、雨の通勤に向く生地の見分け方を解説します。

なんでも防水したい編集部

「なんでも防水したい」は、身の回りのアイテムを 水濡れトラブルから守るアイデアを発信するメディアです。 防水スマホケース、防水バッグ、防水ガジェット、防水スプレーまで、 シーン別・用途別の最適解を編集部が検証してお伝えします。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

自転車で防水リュックが濡れるのは開口部と縫い目から

生地そのものが水を通さなくても、中身が濡れることはあります。水が入るのは、布と布の境目です。

一般的なリュックは、パーツをミシンで縫い合わせて作られています。

縫い目には針穴が並び、雨が当たり続けると、そこから少しずつ水がしみ込みます。

とくにショルダーベルトの付け根は本体を貫通して縫われていて、荷物の重さで引っぱられるため、針穴が広がりやすい場所です。

自転車では、この弱点が雨の当たる面と重なります。

前傾姿勢になるとリュックの外側の面と上部が真上を向き、雨を正面から受けます。

外側にファスナー付きのポケットがある作りなら、そこに水がたまるような状態になります。

さらに泥よけの無い自転車では、後輪が巻き上げた水が背中から底面にかけて当たります。

見落としやすいのが、「防水」と「撥水」の違いです。

撥水は生地の表面で水をはじく加工で、浸水そのものは防げません。

新品のうちは水玉になって転がり落ちても、雨を長く受けたり、こすれて加工が落ちたりすると、生地に水がしみ込みます。

商品名に「防水」とあっても、仕様を読むと撥水生地と書かれている製品もあるため、表記は分けて確認してください。

自転車用防水リュックの選び方

自転車で使う前提に絞ると、確かめる項目は5つになります。上の3つが浸水を左右し、残りの2つが走りやすさと安全に関わります。

開口部の閉じ方はロールトップか止水ファスナーか

ロールトップは、袋の口を何回か巻いてバックルで留める方式です。

口が折り重なって閉じるため、雨を真上から受けても水が入り込む隙間がほとんどありません。

一方で、荷物を出すたびに巻き直す手間がかかります。

止水ファスナーは、表面にコーティングをした歯で水の侵入を抑える方式で、開け閉めは普通のリュックと変わりません。

ただし歯のすき間や端の部分は完全には塞がらないので、雨の中を長く走るならロールトップのほうが向いています。

縫製はウェルダー加工かシームテープ処理か

ウェルダー加工は、生地を熱や高周波で溶かして貼り合わせる方法で、縫い目そのものがありません。

縫製した製品でも、裏側の縫い目にシームテープを貼って針穴をふさいでいれば、浸水はかなり抑えられます。

商品ページの写真で、内側の縫い目にテープが見えるかどうかを確かめてください。

どちらの記載も無い場合、縫い目は処理されていないと考えたほうが安全です。

素材はコーティング生地か撥水生地か

TPUやPVCでコーティングした生地、ターポリンのような防水シートは、生地そのものが水を通しません。

撥水加工したナイロンやポリエステルは軽くてしなやかですが、雨を浴び続けるとしみ込みます。

毎日の通勤で雨の日にも乗るならコーティング生地を、晴れの日が中心ならレインカバーと組み合わせて撥水生地を選ぶ、という分け方ができます。

前傾姿勢で荷物が揺れない背面か

走りながらリュックが左右に振られると、ハンドル操作がぶれます。

チェストストラップがあるか、背面パッドに厚みがあるかを見てください。

コーティング生地は空気も通さないので、背中側に溝やメッシュの無い作りでは汗がこもり、雨ではなく汗でシャツが濡れることになります。

デザインと反射材の位置

雨の日は周りから見えにくくなります。

前傾姿勢になると、リュックの外側の面が後ろの車からいちばんよく見える場所になるので、反射材がその面にあるデザインを選ぶといいでしょう。

ショルダーベルトだけに付いている作りは、後方からはほとんど見えません。

防水リュックのタイプ別比較

開口部と生地の組み合わせで見ると、自転車向けの防水リュックはおおむね4タイプに分かれます。

タイプ防水の仕組み向いている場面弱点
ロールトップ型コーティング生地または防水シートを、口を巻いて閉じる。縫い目は溶着かシームテープ処理雨の中の通勤、長距離のライド荷物の出し入れに手間がかかる。背中が蒸れやすい
止水ファスナー型コーティング生地と止水ファスナーの組み合わせ荷物をよく出し入れする通勤・通学ファスナーの端から水が入る余地がある
撥水生地+レインカバー型撥水生地の本体を、別に付けたカバーで覆う晴れの日が中心で、ときどき雨に遭う使い方走行中の風でカバーがずれる。背中側は覆えない
撥水生地のみ生地表面の撥水加工だけ小雨の短い移動加工が落ちると水がしみる。本降りでは浸水する

撥水タイプと防水タイプの線引きは、バイク用のバッグでも同じように問題になります。考え方はバイク用防水バッグの撥水と完全防水の違いで解説しています。

自転車に乗るシーン別の絞り込み

PCや書類を運ぶ自転車通勤

濡れたら困る荷物を毎日運ぶなら、ロールトップ型を優先してください。出し入れの手間が気になる場合は、会社に着いてから開ける荷物だけを本体に入れ、定期券やスマホは別のポーチに分けると巻き直す回数を減らせます。

教科書を運ぶ自転車通学

荷物が重く、出し入れも多いので、止水ファスナー型が扱いやすい選択です。

中身をさらにスタッフバッグに入れておけば、ファスナーから多少水が入っても教科書までは届きません。

袋の選び方はスタッフバッグの生地と気密性の違いで解説しています。

雨の中を走り続ける週末の長距離

雨の中にいる時間が長くなるほど、縫い目からのしみ込みが無視できなくなります。溶着またはシームテープ処理がされたロールトップ型を選び、汗対策として背面に通気の溝がある作りを見てください。

荷物の出し入れが多い買い物

店に寄るたびに口を開けるなら、止水ファスナー型か、撥水生地にレインカバーを組み合わせる形が現実的です。財布や鍵のような小物だけを持つ日は、リュックではなく縫製で浸水対策が変わるボディーバッグを使う手もあります。

防水リュックのブランド表記で確かめたいこと

同じ「防水」の文字でも、ブランドによって指している中身は違います。

IPX7と書いてあれば一時的な水没まで、IPX4なら水しぶきまでで、水没は対象外です。

耐水圧がmmで示されている場合は、数値が大きいほど強い水圧に耐えますが、これは生地の試験値で、開口部や縫い目まで含めた値とは限りません。

等級の記載が無く「防水仕様」「防滴」とだけ書かれた製品もあります。

その場合は、生地の名前、縫い目の処理、ファスナーの種類の3点が商品ページに書かれているかを見てください。

どれも書かれていない製品は、雨の日の自転車用として選ぶ根拠が足りません。

縫い目の処理による差は、自転車乗りがよく使うメッセンジャーバッグでも同じです。

縫い目で変わるメッセンジャーバッグの防水性で解説しています。

体格に合わせた容量の考え方はレディースの防水リュックの容量と素材が参考になります。

防水リュックを買ってから後悔しやすい点

まず洗い方です。

コーティング生地や溶着で作られたリュックは、洗濯機を使えない製品が多く、汚れは手洗いや拭き取りで落とすことになります。

泥はねを毎日受けるなら、洗い方の表示を事前に確かめておいてください。

次に経年劣化があります。

撥水加工は使ううちに落ちていき、コーティングも折り目やこすれる部分から少しずつはがれます。

ロールトップの折り目や底の角は傷みやすいので、そこから水がしみてきたら補修か買い替えを考える時期です。

容量の感覚も、通常のリュックとは違います。

ロールトップは口を3回ほど巻く余白が必要なので、表示どおりの量を詰めると閉じきれません。

荷物は表示容量より少なめに見積もり、ポケットの少なさも含めて、普段の持ち物が収まるかを考えてから選びましょう。

よくある質問

撥水のリュックにレインカバーを付ければ自転車でも大丈夫ですか?

小雨の短い移動なら防げることが多いです。ただし走行中の風でカバーがめくれやすく、背中側と底面は覆えないため、本降りの中を長く走るなら防水生地のリュックを選んでください。

防水リュックの中が濡れていたのは浸水ですか?

汗や結露の場合もあります。

コーティング生地は空気を通さないため、背中側の内側に水滴がつくことがあります。

外側の縫い目や口の周りが濡れていたかどうかで見分けてください。

バイク用の防水バックパックを自転車で使ってもいいですか?

使えますが、重さと背面の通気を確かめてください。

バイク用は走行風を前提にした作りが多く、ペダルをこぐ自転車では蒸れやすくなります。

違いはバイク用防水バックパックの容量と背負い心地で解説しています。

IPX等級が書かれていない製品は避けるべきですか?

等級が無いだけで避ける必要はありません。生地の名前と縫い目の処理、ファスナーの種類が書かれていれば、雨にどこまで耐えるかの見当はつきます。

まとめ

自転車用の防水リュックは、開口部がロールトップか止水ファスナーか、縫い目が処理されているか、生地がコーティングか撥水かで浸水の起きやすさが分かれます。そのうえで、前傾姿勢で揺れない背面と、後ろから見える反射材を確かめてください。

PCを運ぶ通勤ならロールトップ型、出し入れの多い通学なら止水ファスナー型に中袋を足す形、晴れの日中心ならレインカバー付きの撥水生地が目安です。ぜひ本記事の選び方を参考に、雨の日も中身を濡らさずに走れるリュックを選んでください。

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