SHARE:

撥水スプレーのシンクデメリット|変色が起きる原因と対処法

ステンレスシンクに撥水スプレーを吹いた翌日、底の一部だけが白くくもり、光の角度によっては虹色の輪が見えます。

この変色はたいてい、スプレーの膜が均一にのらなかった「塗りムラ」か、膜の下に水垢を閉じ込めたことが原因です。

どちらも金属そのものではなく表面の膜の問題なので、膜を整えれば元に戻る可能性が高いです。

人工大理石や樹脂のシンクは事情が違います。

溶剤を含むスプレーが素材と合わずに艶が消えたり黄ばんだりした場合は、拭いても色が戻りません。

また撥水スプレーは水をはじくだけで、継ぎ目からの水漏れを止める防水の働きはありません。

本記事では、白いくもりと黄ばみの見分け方と、中性洗剤で膜を落としてから塗り直す手順を解説します。

なんでも防水したい編集部

「なんでも防水したい」は、身の回りのアイテムを 水濡れトラブルから守るアイデアを発信するメディアです。 防水スマホケース、防水バッグ、防水ガジェット、防水スプレーまで、 シーン別・用途別の最適解を編集部が検証してお伝えします。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

撥水スプレーでシンクが変色する原因の見分け方

変色の出方を見ると、原因はかなり絞れます。起きやすい順に4つ挙げるので、自分のシンクの状態と照らし合わせてください。

塗りムラで撥水の膜の厚さがばらついている

白いくもりや虹色の模様が、吹き付けた跡の形に沿って筋状や円状に出ているなら、塗りムラの可能性が高いです。

一か所に多く吹いたまま乾かすと、そこだけ膜が厚くなり光の反射が変わります。

乾いたマイクロファイバークロスで軽く拭き伸ばしてみて、薄くなれば膜の厚みの差が原因です。

それでも残るときは、中性洗剤で膜を一度洗い落としてから薄く塗り直してください。

水垢や油汚れの上から塗って閉じ込めた

白い点や輪が水滴の形をしていて、蛇口の根元や排水口のまわりに集中しているなら、塗る前に残っていた水垢を膜で封じ込めています。

この状態は膜の上から拭いても落ちません。

中性洗剤で膜ごと洗い流し、水垢はシンクの取扱説明書で使ってよいとされている洗剤で取り除いてから、完全に乾かして塗り直します。

シリコン系の膜を重ねすぎてベタついている

指で触るとぬるっとして、そこに汚れが付いて黄ばみやくすみに見えるケースです。

シリコン系の撥水スプレーは、前の膜が残ったまま重ねると層が厚くなり、ほこりや油を抱え込みやすくなります。

中性洗剤とやわらかいスポンジで数回に分けて洗い、落ちきらない場合はスプレー側のメーカーが案内している除去方法に従ってください。

撥水スプレーの成分がシンクの素材と合っていない

人工大理石や樹脂のシンクで、艶が消えた、表面がざらつく、洗っても色が戻らないといった症状が出ているなら、成分や溶剤が素材に作用した可能性があります。

膜ではなく素材側が変化しているため、家庭での手入れでは戻せません。

すぐに使用を止め、シンクのメーカーに相談してください。

撥水スプレーで変色したシンクにやってはいけない手入れ

くもりを早く消そうとして、クレンザーやメラミンスポンジで強くこするのは避けてください。

ステンレスなら細かい傷が増え、その傷に汚れが入り込んで新しいシミになります。

人工大理石では表面の艶そのものを削ってしまい、変色より目立つ跡が残ります。

洗剤の組み合わせにも注意が必要です。水垢を落とす酸性の洗剤と塩素系の漂白剤を同時に使うと有毒なガスが発生するので、続けて使う場合も間にしっかり水で流してください。

上から撥水スプレーを重ねてムラを隠す方法も逆効果です。

膜がさらに厚くなり、ベタつきと黄ばみの原因を自分で増やすことになります。

シンナーなどの溶剤で拭き取るのも、樹脂のシンクや周りのゴムパッキンを傷めるおそれがあるため行わないでください。

シンク向け撥水スプレーのフッ素系とシリコン系の違い

撥水スプレーの種類は、主成分によってフッ素系とシリコン系の2タイプに分かれます。どちらが優れているかではなく、膜の性質が違うと考えてください。

項目フッ素系シリコン系
膜の性質薄くてベタつきにくい厚めで水をはじく感触が出やすい
重ね塗りしたとき層が厚くなりにくいベタつき・汚れの付着が起きやすい
変色の出やすさ塗りムラによるくもり塗りムラに加えて黄ばみ・くすみ
効果の持ち製品によって異なるため、各製品の表示で確認

成分より先に確かめたいのが、ラベルに書かれた用途です。

衣類や革靴向けの撥水スプレーは、食器や水が日常的に触れる場所を想定していないものがあり、シンクに使えるかどうかは注意書きを読まないと分かりません。

「キッチン」「水回り」と用途に明記された製品を選んでください。

容量については、シンク一面に必要な量は多くないので、大容量より用途の表示を優先して選ぶほうが失敗しにくいです。

水回りでの撥水効果の差はキッチン撥水スプレーの選び方で、素材ごとに合うスプレーの考え方は素材別に見る防水スプレーの効果の違いで解説しています。靴に使う場合はスニーカー用防水スプレーの選び方で解説しています。

撥水スプレーをシンクに使うときの注意点とコツ

変色の再発を防ぐには、塗る前の準備でほぼ決まります。

まずは中性洗剤で油汚れを落とし、水垢も取り除いてから、水気を完全に拭き取って乾かしてください。

濡れたまま吹くと、水滴の形がそのまま白い跡になります。

吹き付けるときは、製品に書かれた距離を守って全体に薄く広げ、一か所に溜めないことがコツです。

乾く前にクロスで軽く拭き伸ばしておくと、膜の厚みがそろって虹色の輪が出にくくなります。

乾燥時間も表示どおりに取り、その間はシンクを使わないでください。

周りへの付着にも気を配る必要があります。

木製の天板やゴムパッキン、塗装された水栓は、スプレーがかかると変色する場合があるため、マスキングテープや新聞紙で覆ってから作業します。

窓を開けるか換気扇を回して、換気しながら使うことも忘れないでください。

日常の手入れは中性洗剤とやわらかいスポンジで十分です。塗り直すのは、水が玉にならずに広がるようになってからにして、古い膜を洗い落としたうえで重ねてください。

撥水スプレーの膜では直せないシンクの状態

中性洗剤で膜を落としても色や艶が戻らない、表面がざらついたまま、という場合は素材そのものが変化しています。家庭用の洗剤や研磨で直そうとすると傷を広げるので、それ以上は手を加えないでください。

シンクのひび、変形、継ぎ目からの水漏れも、撥水スプレーでは止まりません。

撥水の膜は水をはじくだけで、隙間から入る水を防ぐ防水の働きはないからです。

こうした症状があるときは、シンクのメーカーか設置を依頼した販売店に問い合わせ、点検を受けてください。

保証や修理の扱いは、購入店やメーカーの規定によって異なるため、相談するときに確認しておくと話が早く進みます。

よくある質問

撥水スプレーで白くなったシンクは元に戻りますか?

ステンレスで、塗りムラや閉じ込めた水垢が原因なら、膜を中性洗剤で落とせば戻る可能性が高いです。人工大理石や樹脂のシンクで艶が消えている場合は素材が変化しているため、メーカーに相談してください。

衣類用の撥水スプレーをシンクに使ってもいいですか?

使わないでください。

衣類や傘向けの製品は水回りでの使用を想定していないものがあります。

傘向けの製品の違いは撥水スプレー傘の生地別の持続性で解説しています。

シンクには用途に「キッチン」「水回り」と書かれた製品を選んでください。

撥水スプレーを塗ればシンクの水漏れは止まりますか?

止まりません。撥水は水をはじくだけで、継ぎ目や隙間から水が入るのを防ぐことはできないため、水漏れはメーカーや販売店に点検を依頼してください。

まとめ

撥水スプレーによるシンクの変色は、白いくもりや虹色の輪なら塗りムラか水垢の閉じ込め、ベタつきを伴う黄ばみならシリコン系の重ね塗りが原因である可能性が高く、どれも中性洗剤で膜を落として薄く塗り直せば整います。洗っても艶が戻らないときは素材の変化を疑い、メーカーに相談してください。

再発を防ぐには、汚れと水気を落としてから薄く塗ること、用途にキッチンや水回りと書かれた製品を選ぶことが近道です。ぜひ本記事の見分け方を参考に、シンクの状態に合った手入れを選んでください。

あなたへのおすすめ