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スエードに防水スプレーはいらない?判断基準と注意点を解説

スエードの靴を雨の日に1回履いただけで、つま先に輪じみのような濃い跡が残ることがあります。スエードに防水スプレーはいらないどころか、起毛素材は水も汚れも繊維のすき間に吸い込みやすいため、スエード対応のフッ素系スプレーを先にかけておくほうが傷みを防げます。

ただし、防水スプレーと書かれていても中身は撥水で、水をはじくだけです。

水たまりに踏み込めば浸水は防げません。

本記事では、スプレーを省いてよい履き方と、起毛を寝かせない吹き付け方を解説します。

なんでも防水したい編集部

「なんでも防水したい」は、身の回りのアイテムを 水濡れトラブルから守るアイデアを発信するメディアです。 防水スマホケース、防水バッグ、防水ガジェット、防水スプレーまで、 シーン別・用途別の最適解を編集部が検証してお伝えします。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

スエードに防水スプレーはいらないと言われる理由

「いらない」という声には、たいてい根拠があります。ただ、その多くはスプレーそのものではなく、選び方や使い方の失敗から来ています。

いらないと言われる理由実際のところ
かけたら色が濃くなったスエード非対応の成分や、近距離での吹きすぎで起きやすい現象です
毛足が固くなった表面に膜を作るシリコン系で起きることがあります
結局しみてきた撥水は浸水を防ぐ加工ではなく、もともと水没や長時間の雨には耐えません
雨の日に履かない泥はねや飲み物、手あかの汚れ防止にも効果があります

表の上3つは、スプレーの種類と使い方を変えれば避けられます。4つ目だけは履き方しだいで、本当に省いてよい場合もあります。

スエード用防水スプレーの効果は「撥水」まで

靴売り場で「防水スプレー」として並ぶ製品の多くは、繊維の表面に水をはじく成分を付着させる撥水タイプです。雨粒や水はねを玉にして転がり落とすので、スエードに水がしみ込んで色ムラや硬化を起こすのを抑えられます。

一方で、縫い目や甲の屈曲部から水圧がかかれば、水は中まで入ります。

浸水を防げるのは生地そのものに防水膜を持つ靴だけで、スプレーで後から防水にはできません。

スプレー後のスエードは「小雨や水はねなら弾き、水たまりや長時間の雨では濡れる」と考えて履いてください。

撥水成分は油分や汚れも付きにくくするため、雨に関係なく効果があります。起毛素材は一度汚れが入り込むと落としにくいので、汚れ防止のためにかける人も少なくありません。

用途で決める:スエード靴に防水スプレーが要る場面・要らない場面

通勤や街歩きで毎日のように履く

雨に降られる日も、泥はねを受ける日もあるので、かけておくべき場面です。駅のホームや横断歩道の水はねは、スエードのつま先とかかとに集中します。

晴れた日の外出だけで履く

水への備えとしては必須ではありません。ただし飲み物のこぼれや手で触れた跡はシミになりやすく、汚れ防止として一度かけておくと手入れが楽になります。

室内履きや保管が中心

水にも泥にも触れないなら、スプレーを省いてかまいません。むしろ不要に重ねると、起毛の質感が変わる原因を自分で増やすことになります。

雨の日に長く歩く予定がある

スプレーをかけていても、長時間の雨ではしみてきます。この場合はスエード以外の靴、または防水素材の靴を選ぶほうが確実です。

フッ素とシリコン、スエードに合う成分の選び方

防水スプレーの成分は、大きくフッ素系とシリコン系の2タイプに分かれます。スエードに向くのはフッ素系です。

項目フッ素系シリコン系
付き方繊維1本ずつを覆う表面に膜を作る
通気性保ちやすいふさぎやすい
起毛への影響質感が変わりにくい毛足が寝たり固くなったりすることがある
汚れ防止油汚れもはじきやすい主に水をはじく

裏面の対応素材の欄に「スエード」「ヌバック」「起毛革」の記載があるか、まず確かめてください。

衣類と靴の両方に使えるとうたう製品もありますが、起毛革への可否は製品によって異なります。

容量は、靴1足だけなら小さいもので足り、衣類や傘にも使い回すなら大きいものが向きます。

起毛素材全般の選び方は起毛素材を傷めないスエード靴用スプレーの条件で、本革のなめらかな革靴との違いは本革と合成皮革で変わる防水スプレーの効果で解説しています。

スエードを傷めない防水スプレーの使い方と注意点

汚れたままかけると、汚れごと閉じ込めてしまいます。最初にスエード用ブラシで毛並みを起こし、ほこりを払ってから始めてください。

吹き付けは、製品の表示にある距離を守り、全体にうっすら行き渡る量を数回に分けて重ねます。

1か所に近づけて一気に吹くと、そこだけ色が濃くなったり、輪じみのような跡になったりします。

かかとの内側など目立たない場所で先に試し、乾いてから色の変化を確かめると失敗を防げます。

スプレーには可燃性のガスが使われているものが多く、屋外の風通しのよい場所で使うのが基本です。

濡れた靴にかけず、吹いたあとはドライヤーやストーブで急いで乾かさずに、自然乾燥させてください。

乾いたら軽くブラシをかけて毛並みを整えると、起毛の風合いが戻ります。

失敗しやすい点はスウェード防水スプレーで失敗しない注意点でも解説しています。

スエード靴の手入れとスプレーの塗り直しの目安

撥水の効果は永続しません。

履くたびに表面がこすれ、雨やブラッシングで少しずつ落ちていきます。

水滴を垂らして玉にならず、すっとしみ込むようになったら塗り直しの時期です。

日々の手入れは、履いたあとにブラシで汚れを落とすだけで十分です。

泥が付いたときは乾いてからブラシで払い、濡れたまま擦らないでください。

濡れた状態で擦ると汚れが繊維の奥へ入り、シミとして残りやすくなります。

塗り直しの前にも同じくブラシをかけ、汚れを落としてから吹き付けます。

スエードと見た目が近いなめらかな革靴では、成分の向き不向きが変わります。素材別の判断は革靴に撥水スプレーを使うときの素材別の選び方で解説しています。

よくある質問

新品のスエード靴にもスプレーは必要ですか?

必要です。新品のうちは汚れが入り込んでいないので、最初に履く前にかけておくと、汚れごと閉じ込める心配がありません。

手元にシリコン系しかありません。スエードに使えますか?

おすすめしません。対応素材にスエードの記載がなければ、毛足が固くなったり色が濃く見えたりすることがあるので、フッ素系でスエード対応の製品を用意してください。

スプレーをかけたのにシミができました。どうすればいいですか?

まず完全に乾かし、ブラシで毛並みを起こしてください。

それでも残る場合は、スエード用の汚れ落としを使います。

撥水は浸水を防げないため、強い雨でできた水じみはスプレーの不具合ではありません。

まとめ

スエードに防水スプレーはいらないと言われるのは、多くの場合シリコン系を選んだり、近距離で吹きすぎたりしたためです。室内中心なら省けますが、外で履くならフッ素系のスエード対応品をブラシのあとに薄く重ねるのが傷みを防ぐ近道です。

ただしスプレーで得られるのは撥水までで、長時間の雨や水たまりでは濡れます。ぜひ本記事の場面別の判断を参考に、ご自身の履き方に合わせてスプレーをかけるかどうかを決めてください。

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