JBLの防水スピーカーはどれ?モデル別の等級と音
JBLのポータブルスピーカーは、世代によって防水の表記そのものが変わっています。FLIP 5はIPX7、FLIP 6はIP67、FLIP 7はIP68。
数字が増えているので新しいほど水に強い、と読みたくなりますが、IPX7とIP67の防水性能は同じです。違うのはほこりの試験の有無だけ。
ここを取り違えると、「IP67だから水に強くなった」という誤った理解でモデルを選んでしまいます。まずは3桁の並びが何を指しているのかを、試験条件までさかのぼって確認しておきましょう。

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※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。
JBLの防水スピーカーは世代で等級表記が変わる
確認できている表記を並べると、差がはっきりします。
| 型番 | 防水等級 | 防じん | 現行 |
|---|---|---|---|
| JBL FLIP 5 | IPX7 | 等級表示なし(Xのため未試験/未表示) | 旧世代 |
| JBL FLIP 6 | IP67 | 6(耐じん形) | 現行 |
| JBL FLIP 7 | IP68 | 6(耐じん形) | 現行 |
IP表記は、1桁目がほこり(固形物)に対する保護、2桁目が水に対する保護です。FLIP 5からFLIP 6への変化は1桁目、FLIP 6からFLIP 7への変化は2桁目。
つまり世代ごとに強化された箇所が違います。
なお、上の3モデル以外のJBL製品については等級を確認していないため、ここでは扱いません。
Charge系やXtreme系を検討している場合は、必ずそのモデルの製品ページで表記を確かめてください。
IPX7とIP67の違いは防じんの有無
IPX7の「X」は、その項目を試験していない、あるいは表示していないという意味です。
ゼロではありません。
防じん性能が無いという宣言でもなく、「この表記では言及しない」という記号にすぎません。
そして2桁目はどちらも7。
7は、水深1mに30分間沈めても内部に有害な影響が出ないことを示す等級です。
したがってFLIP 5のIPX7とFLIP 6のIP67は、水に対する条件が同一ということになります。
FLIP 6で追加されたのは防じん6級(耐じん形)の表示です。砂やほこりの多い場所で使うなら、この1桁目が明示されているかどうかは意味を持ちます。
「IPXだから防水が弱い」という説明を見かけますが、少なくともこの2モデルの比較では当てはまりません。
FLIP 7のIP68はどこまで水に入れられるのか
IP68の1桁目は6で、FLIP 6と同じ耐じん形。
変わったのは2桁目です。
8は「7を超える継続的な潜水に耐える」区分ですが、ここが誤解の入り口になります。
8の試験条件は、7のように水深1m・30分と規格で固定されていません。
どの深さで何分沈めたのかはメーカーが規定します。
だから「IP68なら深く長く沈めても平気」とは読めません。
読めるのは、少なくとも7の条件は上回るということまでです。実際にどこまで許容されるかは、そのモデルの取扱説明書や公式の案内に書かれている条件に従うしかありません。
あわせて、JBLはFLIP 7について防水・防じんに加えて耐衝撃をうたっています。
ただし耐衝撃は防水等級とは別の項目です。
IP68という表記の中には落下に関する情報は含まれていません。
JBLの防水スピーカーが耐える場面と耐えない場面
耐えられると考えられる場面
雨、キッチンの水はね、洗面所での水しぶき、浴室内での使用。
水深1m・30分という条件から見れば、これらは余裕のある使い方です。
うっかり浴槽に落としたときも、すぐ引き上げて水を拭き取れる状況なら、7や8の等級が想定している範囲に収まります。
条件の外にある場面
試験は常温の真水で行われます。
海水、プールの塩素水、湯は、その前提から外れます。
JBLは製品によって、真水での使用後にすすぐことを案内しています。
塩分や塩素は乾いたあとに残り、パッキンや接点をじわじわ痛めます。
海辺で使ったなら、その日のうちに真水で流して乾かす。
これは等級とは別の、寿命の話です。
洗濯機や食器洗い機のような、水流と熱と洗剤が同時にかかる環境も対象外。
水没に強いことと、あらゆる液体に強いことは別物だと考えてください。
似た判断が必要な機器については、用途別に見た防水スピーカーの条件の違いも参考になります。
防水スピーカーの等級表記で誤解しやすい3点
1つ目は、すでに触れたXの読み方です。IPX7とIP67を「格上げ」と受け取らないこと。
2つ目は、気圧表記との混同です。
腕時計に使われる「5気圧防水」「10BAR」などは、IPとは別の体系の表記で、単純に対応させることはできません。
数字の大小で比べても意味がありません。
この違いは気圧表記の読み方を押さえておくと整理しやすくなります。
3つ目は、等級が新品時の試験結果だという点。ゴムパッキンは経年で硬くなり、USB端子のカバーは開閉を繰り返すほど密閉が甘くなります。
落下でボディに歪みが出た個体も、購入時の等級を保っている保証はありません。
IP68と書かれていても、数年使った本体を意図的に沈めるのは避けたほうが無難です。
同じ考え方は、汗と雨で条件が変わるイヤホンの防水等級にも共通します。
等級では音は決まらない
IP67とIP68の差から音の違いは読み取れません。防水等級は水とほこりに対する保護の表記であり、音圧や再生時間、低音の出方については何も語っていないからです。
選ぶときは軸を分けるほうが早いです。使う場所(浴室か、砂浜か、庭か)で必要な等級を決め、音や再生時間はメーカーが公表している仕様で比べる。
FLIP 5は旧世代のモデルなので、これから選ぶなら現行のFLIP 6かFLIP 7が候補になります。取扱いは店舗によって異なります。
よくある質問
お風呂でJBLのスピーカーを使っても大丈夫ですか
浴室内での水しぶきは、IPX7・IP67・IP68のいずれの等級でも想定内です。
ただし試験は常温の真水で行われるため、熱い湯に長く浸けるような使い方は条件の外になります。
湯船に落としたらすぐ引き上げ、水気を拭いて乾かしてください。
IP68なら海で泳ぎながら使えますか
おすすめできません。
8の試験条件はメーカー規定で、しかも真水が前提です。
海水は塩分が残って内部を傷めます。
海辺で使うなら、水際に置く程度にとどめ、使用後は真水ですすぐのが基本です。
FLIP 5とFLIP 6は、水に対しては同じ強さですか
表記上は同じです。
どちらも2桁目が7で、水深1mに30分という条件を満たします。
違いは防じんの表示があるかどうかで、FLIP 6は6(耐じん形)が明示されています。
まとめ
JBLの防水スピーカーは、FLIP 5がIPX7、FLIP 6がIP67、FLIP 7がIP68。
数字だけを追うと右肩上がりに見えますが、実際にはIPX7とIP67の防水条件は同じで、増えたのは防じんの表示です。
FLIP 6からFLIP 7で変わったのが2桁目、つまり水の側の等級です。
そのIP68も、規格が深さと時間を固定していない区分です。だから「もっと深く沈められる」とは断定できず、メーカーが示す条件に従うしかありません。
雨や水しぶき、浴室での使用ならどのモデルでも余裕がある一方、海水・塩素水・湯は等級の前提から外れます。
使う場所で必要な等級を決めて、音や再生時間は別の軸で比べる。
この順番が失敗を減らします。



