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屋外ソーラーライトの防水はどれ?IP等級で選ぶ

IPX4は、あらゆる方向からの水しぶきに耐える等級です。

屋外に置いたソーラーライトが横なぐりの雨を受ける、その程度までが想定内。

水たまりに沈む、ホースの水を至近距離で当てる、といった使い方は試験の範囲外です。

ソーラーライトは屋外専用に売られていても、防水の表記は製品ごとにそろっていません。

IPX4だけの製品もあれば、IP65やIP67のように2桁で書かれた製品もあります。

この2桁の1桁目が何を示しているかを知らないまま数字の大小で選ぶと、置き場所と等級がずれます。

なんでも防水したい編集部

「なんでも防水したい」は、身の回りのアイテムを 水濡れトラブルから守るアイデアを発信するメディアです。 防水スマホケース、防水バッグ、防水ガジェット、防水スプレーまで、 シーン別・用途別の最適解を編集部が検証してお伝えします。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

ソーラーライトの防水表記「IPX4」「IP65」はどう読むか

IP等級はJIS C 0920(IEC 60529と一致)で定められた、外郭による保護等級の表記です。

IP68のような2桁表記は、1桁目が防じん、2桁目が防水を表します。

IP68なら「耐じん形かつ継続的潜水」という意味になります。

一方、IPX4のように1桁目がXになっている表記もあります。

このXは「性能がゼロ」ではありません。

その項目を試験していない、または表示していないという意味です。

防じんの試験結果が公表されていないだけで、粉じんが自由に入るとは限らない。ここを誤解すると、IPX4とIP44を別物のように扱ってしまいます。

IPX4の定義は「あらゆる方向からの飛まつ(水しぶき)によっても有害な影響を及ぼしてはならない」。

試験には揺動管方式(約10L/min・10分)と噴霧ノズル方式(表面積1m²あたり1分・最低5分)の2種類があり、所要時間が異なります。

「IPX4は◯分の試験」と一つに断定できないのは、この2方式があるためです。

屋外の雨でIPX4はどこまで耐えるか

想定の範囲に入る場面

飛まつ試験は、上下左右あらゆる角度から水しぶきを当てます。

ですから、庭やアプローチに立てたソーラーライトが通常の雨を受けること、風で雨が斜めから当たること、軒下で跳ね返りを受けることは想定の範囲です。

パネル面に雨が乗るのも同様。

試験条件の外にある場面

まず水没。

豪雨で花壇が冠水し、スパイクの根元から本体が水に浸かる状況は飛まつ試験と別の話です。

次に噴流水。

散水ホースやジェット洗浄の水を近距離で当てる行為も、IPX4の範囲を超えています。

積もった雪に長時間埋まる、雨水が溜まる窪地に置く——このあたりも想定外と考えてください。

さらに、試験は常温の真水で行われます。海に近い場所での塩を含んだ飛来水、洗剤を混ぜた水、水圧のかかるシャワーは、いずれも試験条件の外。

等級表記は「その条件下で有害な影響が出なかった」という記録であって、あらゆる液体への保証ではありません。屋外とアウトドアで必要な防水ライトの等級を比べると、同じ「屋外」でも求められる条件が違うことがはっきりします。

IPX4・IPX5・IPX6の試験条件を比べる

等級試験条件耐えるとされる水のかかり方
IPX4揺動管方式: 約10L/min・10分/噴霧ノズル方式: 表面積1m²あたり1分・最低5分あらゆる方向からの飛まつ(水しぶき)
IPX5ノズル内径6.3mm・12.5L/min・距離2.5〜3m・最低3分あらゆる方向からのノズルによる噴流水
IPX6ノズル内径12.5mm・100L/min・距離2.5〜3m・最低3分あらゆる方向からの強力なジェット噴流水

IPX5とIPX6の差は、ノズル内径と水量です。6.3mm・12.5L/minと12.5mm・100L/min、距離はどちらも2.5〜3m。

数字だけ見ると近いようで、当たる水の量は8倍違います。地面に固定して掃除のときにホースがかかる可能性があるなら、飛まつ止まりのIPX4では条件が足りません。

もう一点、重要な原則があります。

等級は上位が下位を包含しません。

IPX7やIPX8は潜水を想定した試験であり、噴流水(IPX5・IPX6)に耐えることを意味しません。

両方が必要な製品では「IPX5/IPX8」のように併記されます。IPX8の表記だけを見て「上位だからホースの水も平気」と考えるのは、この原則に反した読み方です。

ソーラーライトでは1桁目の防じん等級も効く

ソーラーライトは地面に差す、壁の低い位置に付ける、といった設置が多く、土や砂が跳ねる高さに置かれます。だから2桁表記の1桁目、防じんの数字が実用的な意味を持ちます。

1桁目内容
0保護なし
1直径50mm以上の外来固形物に対して保護している
2直径12.5mm以上の外来固形物に対して保護している
3直径2.5mm以上の外来固形物に対して保護している
4直径1.0mm以上の外来固形物に対して保護している
5防じん形。電気機器の所定の動作及び安全性を阻害する量のじんあいの侵入があってはならない
6耐じん形。じんあいの侵入があってはならない

1〜4は「この径以上の固形物を防ぐ」という寸法の話で、粉じんそのものを止める等級ではありません。粉じんまで対象になるのは5と6。

IP65なら防じん形+噴流水、IP68なら耐じん形+継続的潜水という組み合わせです。ソーラーパネルと本体の合わせ目、充電池のふた——粉が入り込むのはこうした隙間で、そこは同時に水の入り口でもあります。

屋外で漏電させない防水コンセントの条件屋外で使える防水LEDテープライトの等級でも、配線の継ぎ目が弱点になる構図は共通しています。

「生活防水」「完全防水」という表記への向き合い方

「生活防水」は規格用語ではありません。

明確な定義がなく、メーカーが独自に使う表現です。

IPX4相当を指す会社もあれば、もっと軽い意味で使う会社もある。

だから生活防水という語だけでは、雨に置けるかどうかを判断できません。

「完全防水」も同じく規格用語ではないため、この記事から断定して使うことはしません。

メーカーがその語で表記している場合は、あくまで各社の表現として読んでください。

そして等級は、新品かつ試験条件下の性能です。パッキンの劣化、落下による外郭の変形、ネジのゆるみで実際の防水性は落ちます。

ソーラーライトは屋外に据え置かれ、紫外線と温度差を年単位で受け続ける製品。買った当初の等級が3年後も保たれているとは考えないほうがいい。

年に一度、ふたの合わせ目とパッキンの状態を見て、割れやひび、砂の噛み込みがないか確かめる。ソーラー型センサーライトの防水表記も、同じ視点で確認する対象です。

よくある質問

IPX4のソーラーライトを台風の日に置いたままにしていい?

IPX4はあらゆる方向からの飛まつに対する等級で、水没や強い噴流水は対象外です。冠水しそうな低い場所、雨水が溜まる窪みに設置している場合は、水位が本体を超える可能性があります。

強風で倒れて水たまりに浸かる、飛来物が当たって外郭が変形する——こうしたリスクも等級では守れません。取り外せる製品なら屋内に入れる判断が無難です。

IP67と表記があれば水中の演出照明に使える?

IP67の2桁目は潜水を想定した試験ですが、噴流水に耐えることは意味しません。また試験は常温の真水で行われるため、池の水や薬剤を含む水、水圧がかかる状態は条件の外です。

水中での使用可否は、メーカーが用途として明記しているかどうかで判断してください。等級表記だけを根拠に水に沈める使い方は勧められません。

IPX5とIP44では、どちらが屋外の雨に強い?

防水だけを比べるなら、噴流水を想定したIPX5がIP44の「4」より上の条件で試験されています。

ただしIP44には防じんの4(直径1.0mm以上の外来固形物に対して保護)が示されており、IPX5は防じんが未表示です。

単純な優劣ではなく、砂ぼこりが多い地面付近か、水がかかる頻度が高いか、置き場所で見る軸が変わります。

まとめ

屋外のソーラーライトを選ぶとき、見るべきは数字の大小ではなく試験条件です。IPX4なら飛まつ、IPX5とIPX6は水量の違うノズルによる噴流水。

IPX7・IPX8は潜水の試験で、噴流水への耐性は別に示す必要があります。

2桁表記なら1桁目の防じんも合わせて読む。

地面に近い設置が多いソーラーライトでは、粉じんを対象にする5・6と、寸法で区切る1〜4の違いが効いてきます。

そして等級は永久保証ではありません。

パッキンが縮み、外郭に微細なひびが入れば、表記どおりの性能は残りません。

設置場所で想定される水のかかり方を先に決めて、それに合う試験条件の等級を選ぶ。

あとは年に一度、合わせ目を見る。

この二つで、雨のたびに気にする必要はほぼなくなります。

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