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防水スマートウォッチの選び方|泳げる等級はどれか

スマートウォッチの防水表記は、大きく2系統あります。IPX7・IP68のような「IPコード」と、3気圧防水・10気圧防水のような「気圧表示」です。

この2つは別の規格で、換算表は存在しません。泳ぐ用途で選ぶなら、気圧表示なら10気圧防水以上、IPコードならメーカーが水泳を用途として明記しているものが目安になります。

やっかいなのは、どちらの表記も「その環境で使い続けられる」という保証ではない点です。試験は常温の真水で、しかも新品の状態で行われます。

ここを押さえておかないと、表記どおりのはずなのに浸水した、という結果になります。以下、規格の定義と試験条件から順に整理します。

なんでも防水したい編集部

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※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

スマートウォッチのIPX7・IPX8はどこまでの水を想定した等級か

IPコードはJIS C 0920:2003(IEC 60529と一致)で定められています。防水に関わる等級のうち、スマートウォッチで多く見るのは次の2つです。

IPX7は「一時的に水中に浸しても水の浸入がない」等級です。

試験条件は、外郭の高さが850mm未満の場合、水深1mに30分間の浸漬。

つまり静止した状態で沈めるテストです。

IPX8は「継続的に水中に浸しても水の浸入がない」等級ですが、標準の試験条件が規格に存在しません。製造業者と使用者の協定によって条件を決める仕組みです。

そのため「IPX8だからどんな水没でも安全」とは言えません。同じIPX8表記でも、想定している水深や時間はメーカーごとに違います。

また、等級は上位が下位を包含しません。

IPX7・IPX8は潜水の試験であり、噴流水に耐えることを意味しません。

水圧のかかるシャワーやホースの水を想定するなら、噴流の試験であるIPX5・IPX6が併記されている必要があります。

だから「IPX5/IPX8」のような併記表示が存在します。

スマートウォッチで泳げる等級はどれか

時計の防水表示はJIS B 7021:2013(一般用防水携帯時計-種類及び防水性能)に基づきます。

気圧表示は静止状態での耐圧試験の値であり、その水深まで潜れるという意味ではありません。

水中で腕を動かせば、水流で瞬間的にかかる圧力は表示値を超えます。

水泳が想定されている等級

日常生活用強化防水(10気圧防水)は、10気圧=約100mの水深に相当する静水圧に耐える等級で、水泳や水面のレジャーが想定されています。

さらに上の20気圧防水は約200m相当で、素潜り等のより高い水圧を想定した表示です。プールでの往復を数えるような使い方をするなら、この範囲から選ぶのが筋の通った選択になります。

水泳が想定されていない等級

日常生活用防水(3気圧防水)は、洗顔や雨といった日常生活でかかる程度の水を想定した等級です。

水泳や水仕事は想定外です。

日常生活用強化防水(5気圧防水)は、4気圧以上の耐圧値を整数で表示するもので、水仕事やスポーツでの汗・水しぶきまで。

IPX7単独の表記も、静止した浸漬の試験なので水泳の裏づけにはなりません。気圧表記の読み方をまとめた防水時計の選び方も併せて確認すると、表示の位置づけがつかみやすくなります。

等級ごとの試験条件と想定される場面を比べる

表記試験条件想定される場面
IPX7水深1m(外郭高さ850mm未満)に30分間浸漬一時的な水没。静止状態での浸漬
IPX8標準試験条件は規格になし。製造業者と使用者の協定で決定継続的潜水。条件はメーカー表記を要確認
3気圧防水日常生活用防水洗顔・雨。水泳と水仕事は想定外
5気圧防水日常生活用強化防水(4気圧以上の耐圧値を整数表示)水仕事、スポーツでの汗や水しぶき
10気圧防水約100mの水深に相当する静水圧に耐える水泳、水面のレジャー
20気圧防水約200m相当の水圧素潜り等、より高い水圧がかかる場面

IPコードで防じん側の数字が付く場合、IP68のような2桁表記は1桁目が防じん、2桁目が防水です。

IP68なら「耐じん形(じんあいの侵入があってはならない)かつ継続的潜水」という意味になります。

防じん5は防じん形で、動作や安全性を阻害する量のじんあいが侵入しないこと。

6は耐じん形で、侵入自体を認めない等級です。

スマートウォッチの防水表記でよくある誤解

IPXの「X」は、その項目を試験していない、または表示していないという意味です。

性能がゼロという意味ではありません。

IPX7と書かれた製品が防じんに弱いと決まるわけでもなく、単に表示していないだけです。

気圧防水とIPコードは別規格で、両者の換算表はありません。

「IPX8だから10気圧相当」といった読み替えは成り立ちません。

どちらの表記かを確認し、その規格の中で判断します。

「生活防水」は規格用語ではなく、明確な定義がありません。メーカーが独自に使う表現なので、何に耐えるかは個別の説明を読む必要があります。

同様に、規格に「完全防水」という語もありません。メーカーがそう表記している場合は、その条件を確認してから判断してください。

試験はすべて常温の真水で行われます。

海水・湯・石けん水・水圧のかかるシャワーは試験条件の外です。

温泉やサウナ、熱いシャワーは温度差でパッキンが劣化するため、メーカーが非推奨とすることが多い使い方です。

風呂での使用で水没しやすい時計の共通点もこの温度と石けんの話が中心になります。

等級どおりに使っても浸水するケース

等級はあくまで新品・試験条件下の性能です。

パッキンの劣化や落下による変形で低下します。

電池交換で裏蓋を開けた後も同じで、防水性能は定期的な検査が前提になっています。

操作面の注意もあります。

リューズやボタンを水中で操作すると浸水します。

物理ボタンのあるスマートウォッチを水中で押す使い方は、等級に関係なく避けるのが安全です。

汗も真水ではないため、運動用途では使用後に真水で流して乾かす前提で考えたほうが無難です。汗と雨で必要な等級の差はイヤホン側でも同じ論点になります。

家事で使う想定なら、水仕事に耐える5気圧防水以上が現実的な線です。用途が洗い物や洗面中心なら、家事で使える等級から選ぶレディース防水腕時計の考え方が参考になります。

よくある質問

IPX7のスマートウォッチでプールを泳げますか

IPX7の試験は水深1mに30分間の浸漬で、静止状態が前提です。

泳ぐ動作では水流で瞬間的に表示値を超える圧力がかかります。

水泳を用途とするなら10気圧防水以上、またはメーカーが水泳を明記しているものを選んでください。

IPX8はIPX7より安全と言えますか

IPX8は継続的潜水の等級ですが、標準試験条件が規格になく、製造業者と使用者の協定で決まります。

条件の中身を確認しないと比較になりません。

また、どちらも噴流水の試験ではないため、水圧のかかるシャワーには別途IPX5・IPX6の併記が必要です。

10気圧防水なら海で使えますか

10気圧防水は約100mの水深に相当する静水圧に耐える等級ですが、試験は常温の真水です。

海水は試験条件の外なので、使用後に真水で塩分を落とす前提で考えます。

海で使う周辺機器を含めて備えるなら、海とプールで必要な等級を分けたスマホ防水ケースの選び方も同じ考え方で整理できます。

まとめ

スマートウォッチの防水は、IPコードと気圧表示という別系統の表記で示されます。IPX7は水深1mに30分間の浸漬、IPX8は標準条件が規格になくメーカー協定で決まる等級。

気圧表示なら、水泳が想定されているのは10気圧防水以上です。3気圧防水は洗顔と雨まで、5気圧防水は水仕事と汗・水しぶきまでが想定範囲です。

そして、どの等級も新品・常温の真水・静止状態という条件の上に成り立っています。パッキンの劣化、落下、電池交換、水中でのボタン操作。

この4つで性能は落ちます。等級を確認したうえで、湯・海水・石けん水・水圧のかかるシャワーは条件外だと覚えておけば、表記どおりのはずなのに浸水した、という失敗は避けられます。

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