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ロックタイト防水スプレーはなぜ強い?成分と使い所

ロックタイトの防水スプレーは、用途違いで3種類あります。

名前はどれも「超強力防水スプレー」。

違うのは用途表記と、缶の裏に書かれた成分です。

ここを見ずに選ぶと、靴に布用を吹くことになります。

フッ素樹脂だけなのか、フッ素樹脂とシリコン樹脂の併用なのか。

ロックタイトの3品番は、この一点で性格が分かれています。

容量も420mL・380mL・180mLとバラバラで、品番と容量の対応を取り違えている流通ページも見かけます。

まずは品番から確認するのが確実です。

なんでも防水したい編集部

「なんでも防水したい」は、身の回りのアイテムを 水濡れトラブルから守るアイデアを発信するメディアです。 防水スマホケース、防水バッグ、防水ガジェット、防水スプレーまで、 シーン別・用途別の最適解を編集部が検証してお伝えします。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

ロックタイト防水スプレーはどんな製品か

ロックタイト(LOCTITE)はヘンケルジャパンが展開するブランドです。工業用接着剤・ねじ緩み止めのブランドとして知られていますが、家庭向けの防水スプレーも「超強力防水スプレー」の名称でラインアップされています。

ここで先に整理しておきたいのが、防水スプレー全般に共通する性質です。スプレーで得られるのは、繊維や革の表面に撥水層をつくって水滴をはじく効果であって、素材そのものを水を通さない状態に変えるわけではありません。

名称は「防水スプレー」ですが、機能としては撥水加工です。

長時間の雨で生地が飽和すれば、水は通ります。

この前提を押さえたうえで、どの品番がどの場面に向くかを見ていきます。

ロックタイト防水スプレー3品番の仕様

品番用途容量成分
DBS-420多用途(衣類・布製品・レイングッズの防水/防汚、皮革製品にも使用可)420mLフッ素樹脂、石油系炭化水素
DBL-380布用・長時間380mLフッ素樹脂、シリコン樹脂、石油系炭化水素
DBK-180靴用180mLシリコン樹脂、フッ素樹脂、石油系炭化水素

容量差がそのまま用途の想定範囲を表しています。多用途のDBS-420は420mLと最も多く、衣類やレイングッズのように面積の広いものへ吹く前提。

靴用のDBK-180は180mLで、対象が足元に限られるぶん小さくまとまっています。

布用のDBL-380は380mLです。

380mLを420mLと記載している販売ページが存在するため、容量で選ぶときは品番と突き合わせてください。

フッ素樹脂とシリコン樹脂で何が変わるのか

3品番の性格を決めているのは、この2つの樹脂の配合です。

フッ素樹脂は、繊維の一本一本を薄く包む形で定着すると説明されるタイプです。繊維の隙間を塞ぎにくいため通気性を保ちやすく、水だけでなく油汚れにも効きやすい。

DBS-420の用途に「防汚」が併記されているのは、この性質によるものです。一方のシリコン樹脂は表面に連続した膜をつくりやすく、水をはじく力そのものは出しやすい反面、通気性は落ちやすくなります。

ロックタイトの布用DBL-380と靴用DBK-180は、この両方を併用する構成です。成分表記の順序も違い、DBL-380はフッ素樹脂が先、DBK-180はシリコン樹脂が先に記載されています。

靴という、雨をまともに受けて水たまりも踏む対象に対して撥水膜を優先した設計と読めます。多用途のDBS-420だけがフッ素樹脂のみ。

衣類の風合いや通気を崩しにくい方向に振られた一本です。用途別に防水スプレーを比較した記事でも、この成分構成の違いは選び分けの基準になります。

用途別に見るロックタイトの向き・不向き

靴に使うならDBK-180が素直な選択です。シリコン樹脂を主体にしているため、雨天の通勤や通学で靴の甲やつま先が水を受ける場面に噛み合います。

ただし革靴やスエードのように風合いが仕上がりを左右する素材では、目立たない場所で試してから全体に進めるのが安全です。革の種類ごとの扱いは靴の素材別に防水スプレーを選ぶ手順にまとめています。

衣類やレインウェア、傘、バッグならDBS-420。フッ素樹脂のみの構成で防汚も兼ねるため、着るものに対して広く使える一本です。

皮革製品にも使用可と表記されています。同じ布でも、雨に当たる時間が長く持続性を優先したいならDBL-380が対象になります。

向かないのは、水没や高い水圧がかかる用途です。

スプレーはあくまで表面処理なので、水中に沈める・強い水流を長時間当てるといった条件は想定されていません。

防水透湿素材のレインウェアの機能回復に使う場合も、メンブレン自体を直す効果はなく、表地の撥水を戻す目的にとどまります。

「約10倍長持ち」表記の読み方

DBL-380には、メーカー表記として「従来品比 約10倍長持ち」があります。

ここは条件を確認しておく必要があります。

これはヘンケルジャパンによる自社従来品との比較値であり、綿・羊毛を対象とした結果です。

他社製品との比較でも、全素材で成立する数値でもありません。

実際の持続時間は、着用頻度・洗濯の有無・雨に当たる量で大きく変わります。摩擦で撥水層は削れていきますし、洗濯すれば当然落ちます。

数字を絶対視するより、「布用のなかでは持続を狙った設計の品番」という位置づけで捉えるのが実用的です。定番品との比較検討をしているなら、アメダス防水スプレーの特徴を整理した記事も判断材料になります。

ロックタイト防水スプレーを使うときの注意点

3品番すべてに石油系炭化水素が含まれています。

可燃性があるということです。

火気のある場所では使わない。

これは例外なく守ってください。

もうひとつは吸い込みです。防水スプレーの噴霧を室内で吸い込むと呼吸器に影響が出る事故が報告されており、消費者庁も注意喚起を出しています。

浴室や玄関のような狭い空間で吹くのは避け、屋外か、それに準じる十分な換気のある場所で作業してください。作業後もその場に留まらないほうが安全です。

吹き方そのものは、対象から離して全体に薄く均一に。近づけすぎると一部だけ濡れたようになり、乾いたあとにムラや白い跡が残る原因になります。

特に濃色のスニーカーは跡が目立ちやすいため、白残りを避ける吹き方の手順を確認してから作業すると失敗が減ります。使用前には缶をよく振り、乾燥時間は製品表示に従ってください。

よくある質問

靴用DBK-180を衣類に使ってもいいですか

用途表記に従ってください。

DBK-180は靴用として設定されている品番です。

シリコン樹脂を主体とする構成のため、通気性を保ちたい衣類に対しては多用途のDBS-420や布用のDBL-380のほうが用途に合致します。

革製品に使えますか

多用途のDBS-420は、皮革製品にも使用可と表記されています。

ただしスエード・ヌバック・エナメルなど仕上げによって反応は変わるため、目立たない箇所で確認してから全体に使ってください。

革専用の設計思想を知りたい場合は革向け防水スプレーの種類別の選び分けが参考になります。

どのくらいの頻度でかけ直せばいいですか

使用条件によって差が大きく、一律の目安は示せません。

判断しやすいのは、水が玉にならず生地に染み込みはじめたタイミングです。

その状態は撥水層が落ちている合図なので、汚れを落として乾かしてからかけ直します。

汚れの上から吹いても定着しません。

まとめ

ロックタイトの防水スプレーを選ぶ基準は、成分と用途表記の2つです。

フッ素樹脂のみで防汚も兼ねる多用途のDBS-420、フッ素とシリコンを併用して持続を狙った布用のDBL-380、シリコン樹脂を主体にした靴用のDBK-180。

容量は順に420mL・380mL・180mLで、品番ごとに異なります。

そのうえで、これらはいずれも表面の撥水処理であり、素材を水を通さない状態にするものではないという点は押さえておいてください。

豪雨のなかを長時間歩けば、撥水していても生地は湿ります。

日常の雨や汚れから守るための一手として位置づけるのが、この種のスプレーとの現実的な付き合い方です。

取扱いは店舗によって異なるため、購入時は品番と容量の対応を必ず確認してください。

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