SHARE:

ムーンスターの防水スニーカーの実力は?国産の作り

「防水」と書いてあるのに、深い水たまりを踏んだら中まで濡れた。

ありがちな失敗です。

ムーンスターのSPLTシリーズが分かりやすいのは、その「どこまで濡れて大丈夫か」を数字で決めている点にあります。

公式表記は「4cm4時間防水」。

定義は公式に明記されていて、地面から4cm、4時間の浸漬状態での防水性を備えた機能、とされています。つまり濡れた路面や小雨は想定内。

くるぶしまで浸かる水たまりは想定外です。この線引きを先に押さえておくと、自分の通勤路に足りるかどうかがすぐ判断できます。

なんでも防水したい編集部

「なんでも防水したい」は、身の回りのアイテムを 水濡れトラブルから守るアイデアを発信するメディアです。 防水スマホケース、防水バッグ、防水ガジェット、防水スプレーまで、 シーン別・用途別の最適解を編集部が検証してお伝えします。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

ムーンスターの防水スニーカーは「4cm4時間防水」で線が引かれている

多くのメーカーは「防水」「防水設計」とだけ書きます。

どこまで耐えるのかは書かれていないことが多い。

ムーンスターのSPLTシリーズは、そこに条件を付けています。

公式の説明は「地面から4cm、4時間の浸漬状態での防水性を備えた防水機能です」というもので、水位と時間の両方が示されています。

4cmという水位は、靴のソール部分から甲の下あたりまでに相当します。歩道の水たまり、雨天時の濡れたアスファルト、路肩にたまった浅い水。

このあたりが対象範囲です。

逆に、靴全体が沈むような深さになれば履き口から水が入ります。

これは防水素材の問題ではなく、単純に水位が構造の想定を超えているためです。

もうひとつ混同しやすいのが、家電などで使われるIPX等級との違い。ムーンスターの「4cm4時間防水」はIPコードではありません。

IPX7やIPX8といった等級と横並びで比較できる数値ではないので、「IPX8の防水ケースより弱い/強い」といった読み替えはできません。靴の防水表記は各社が独自の試験条件で示しているものと考えてください。

そして「完全防水」ではありません。

公式が条件付きの数値で表記しているという事実そのものが、その範囲を超えれば濡れる可能性を示しています。

この誠実さは、選ぶ側にとってはむしろ扱いやすい情報です。

ムーンスター SPLT M196の仕様を数字で確認する

シリーズの中で公式ストアに仕様が掲載されている現行モデル、SPLT M196の内容を整理します。

項目内容
型番SPLT M196
ウィズ(足幅)4E
アッパー素材合皮
ソール素材EVA/ラバー
ヒール高4.0cm
重量約340g(26.0cm・片足)
防水表記「4cm4時間防水」機能を搭載
インソール通気カップインソール
抗菌防臭Ag+による抗菌防臭
生産国中国
保証6か月の製品保証

注目したいのは4Eというウィズ表記です。日本の足型区分では幅広に入る部類で、甲高・幅広で通常のスニーカーがきつく感じる人が対象に含まれます。

アッパーが合皮である点も防水と無関係ではありません。天然皮革やメッシュと違い、素材自体が水を通しにくいため、防水構造との相性がよい組み合わせです。

重量は26.0cmの片足で約340g。ヒール高4.0cmと合わせて考えると、走るための軽量設計ではなく、歩く時間が長い日常向けの重さと厚みだと分かります。

ムーンスターの防水スニーカーが向く場面、向かない場面

向くのは、雨の日の通勤・通学です。

駅までの徒歩、濡れた歩道、浅い水たまり。

4cmの水位で4時間という条件は、こうした日常の移動をひととおりカバーします。

傘をさして歩く程度の使い方なら、足元の不安はかなり減ります。

幅で悩んできた人にも合います。

4Eは選択肢が限られる規格で、しかも防水機能付きとなるとさらに絞られる。

ここは仕様上のはっきりした強みです。

加えてAg+による抗菌防臭と通気カップインソール。

雨天で靴内が湿りやすい環境を前提にした構成になっています。

向かないのはこの3つ。

まず、くるぶしが沈むような深い水たまりや冠水した路面。

水位が想定を超えれば履き口から入ります。

次に、川遊びや釣りのように靴ごと水に入る用途。

浸漬4時間という条件は連続して水に浸かる想定なので数字上は近く見えますが、そもそも水位が違います。

最後に、ランニング。

約340g・ヒール高4.0cmという数値は走行を狙った設計ではありません。

透湿性については、公式に数値が示されていません。

防水機能を持つ靴は構造上どうしても内部が蒸れやすくなりますが、SPLT M196がどの程度湿気を逃がすかは公表情報からは判断できません。

通気カップインソールの搭載は明記されているので、そこに期待するかたちになります。

ムーンスターのSPLTシリーズ、型番はどう違う?

公式に存在を確認できるSPLTシリーズの型番は、SPLT M194、SPLT M195、SPLT M196、SPLT M197、SPLT L173です。「M」と「L」で番号体系が分かれています。

ここで注意したいのは、シリーズ名が同じでも仕様が同一とは限らないという点です。

ウィズ、アッパー素材、重量、そして「4cm4時間防水」機能の有無まで、型番ごとに個別に確認する必要があります。

SPLTという名前だけを頼りに選ぶと、防水機能が載っていないモデルを手にする可能性が残ります。

確認すべき項目は決まっています。

商品ページに「4cm4時間防水」の記載があるか。

ウィズ表記が自分の足に合うか。

この2点をチェックすれば、シリーズ内での選び間違いはほぼ防げます。

なお取扱いのある型番やサイズは店舗によって異なります。

ムーンスターの防水スニーカーは国産?生産国表記の見方

ムーンスターは日本のシューズメーカーですが、ブランドが日本のものであることと、その靴が日本で作られていることは別の話です。

公式が示すSPLT M196の生産国は中国。

ここは事実として押さえておいてください。

「国産の靴が欲しい」という理由で選ぼうとしている場合、この型番は条件に合いません。

逆に、日本のメーカーが日本の足型を前提に設計している点を重視するなら、4Eというウィズ設定や「4cm4時間防水」という具体的な条件表記は、その設計思想が表れた部分と言えます。

生産国は型番ごとに異なる場合があります。

シリーズ内の別の型番を検討するときも、商品ページの生産国表記を個別に見るのが確実です。

あわせて6か月の製品保証が付く点も、購入後の判断材料になります。

他ブランドの防水スニーカーと表記を比べると何が違うか

各社の防水スニーカーは、防水の実現方法も表記の仕方もばらばらです。防水メンブレンを内蔵して素材名で示すブランドもあれば、独自の試験条件を数値化するブランドもある。

ムーンスターは後者で、水位と時間という2つの条件を公開しています。この形式は、自分の使う場面に足りるかを読者側で判断できるという点で扱いやすいものです。

一方、メンブレン系のモデルは透湿性の情報が出ていることが多く、蒸れを気にする人には比較しやすい。どちらが優れているという話ではなく、公開されている情報の種類が違います。

通勤向けを軸にしたアシックスの防水モデルの整理や、ニューバランスで防水モデルを見分けるポイントと並べて見ると、表記の差がはっきりします。

幅と歩きやすさを重視するならスケッチャーズの防水モデルの傾向、アウトドア寄りの造りを求めるならコロンビアの型ごとの違いも比較対象に入ります。デザインを優先して雨の日に履けるかを知りたい場合は、コンバースに防水仕様があるかどうかの話が参考になります。

よくある質問

4cm4時間防水なら、雨の中を4時間歩き続けても大丈夫ですか

この数値は「地面から4cm、4時間の浸漬状態」での防水性を示すもので、降雨時間の保証ではありません。

上から降る雨は履き口や甲の隙間からも入りますし、水位が4cmを超える場所を歩けば条件から外れます。

目安としては、通常の雨天での移動に耐える範囲と考えるのが妥当です。

防水スプレーをかけたほうがいいですか

「4cm4時間防水」は靴の構造と素材によるもので、スプレーで後付けする機能ではありません。

表面の水切れを助ける目的で撥水スプレーを使う人はいますが、撥水は水をはじくだけで浸水そのものを防ぐものではない点に注意してください。

合皮アッパーは製品によって使用可否が分かれるため、スプレー側の対応素材表示を必ず確認します。

4Eというウィズはどのくらい幅広ですか

4Eは日本の足囲区分の中で幅広に位置する規格です。

通常幅のスニーカーで小指側が当たる、甲がきつく感じるという人が対象に入ります。

ただし足囲は同じサイズ表記でも人により差があるため、可能であれば試着で確認するのが確実です。

まとめ

ムーンスターの防水スニーカーを検討するうえで最も重要なのは、「4cm4時間防水」という表記の中身を正しく理解することです。

地面から4cmの水位、4時間の浸漬。

この条件内なら防水性を備え、超えれば濡れる可能性がある。

IPX等級とは別物で、完全防水でもありません。

だからこそ、自分の使い方が範囲内に収まるかを冷静に判断できます。

SPLT M196は4Eウィズ、合皮アッパー、EVA/ラバーソール、ヒール高4.0cm、約340g(26.0cm・片足)という構成で、雨の日の通勤・通学に照準を合わせた設計です。

幅広の足で防水モデルを探してきた人には有力な選択肢になります。

一方で走る用途や深い水に入る用途には向きません。

シリーズ内の他の型番を選ぶ際は、「4cm4時間防水」の記載とウィズ、そして生産国を型番ごとに確認してください。

あなたへのおすすめ