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トタン屋根の雨漏りに防水テープ|効く場合と効かない場合

トタン屋根の雨漏りで最も多い入口は、釘やビスが浮いた穴と、板の重ね目のシーリング切れです。この2つのように「水の入口が1点に絞れる」症状なら、防水テープでの補修が効く可能性が高くなります。

逆に、面全体が錆びている・下地の木部まで傷んでいる・どこから入っているか分からない、という状態では防水テープは効きません。

塞ぐ場所を間違えると水の逃げ道を奪い、被害が広がることもあります。

まずは原因の切り分けから進めます。

なお屋根の上での作業は落下事故につながります。

目視で確認できない範囲は、無理に自分で登らない判断も含めて読み進めてください。

なんでも防水したい編集部

「なんでも防水したい」は、身の回りのアイテムを 水濡れトラブルから守るアイデアを発信するメディアです。 防水スマホケース、防水バッグ、防水ガジェット、防水スプレーまで、 シーン別・用途別の最適解を編集部が検証してお伝えします。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

トタン屋根の雨漏りの原因を切り分ける

頻度が高い順に並べます。それぞれ「見分け方」と「防水テープが有効かどうか」をセットで確認してください。

釘・ビスの浮きと、その穴からの浸水

トタンは熱で伸縮するため、固定している釘やビスが徐々に浮いてきます。屋根面を横から見て、釘の頭が飛び出している箇所があれば該当します。

頭の周りに黒い筋や錆だれが出ていれば、そこを水が通った跡です。

この症状は水の入口が明確なので、防水テープが最も効きやすいパターンです。

浮いた釘は打ち直すか、ビスに交換してから上を覆います。

板の重ね目(ハギ部)のシーリング切れ

トタンは板を重ねて葺いてあります。

重ね目に打たれていたシーリング材が硬化して切れると、毛細管現象で水が吸い上がります。

重ね目に沿って線状に錆や汚れが出ていれば疑ってください。

切れが部分的なら、古いシーリングを除去してからテープで覆う補修が成り立ちます。重ね目全体が全長にわたって切れている場合は、テープの帯が長くなりすぎて端部から剥がれやすく、応急処置の域を超えます。

錆による小穴(ピンホール)

下から屋根裏を見上げて、日中に光の点が見えるなら貫通しています。点が数個で、周囲の鋼板がまだ硬さを保っているなら、錆を落としてテープで覆う対処が可能です。

一方、押すとへこむ・指で錆がぼろぼろ崩れる状態は、テープの粘着が乗る母材が残っていません。この段階では貼っても剥がれます。

棟板金・谷部・軒先まわりの不具合

屋根の頂点(棟)や、面が合わさる谷の部分は、水量が集中するうえに板金が複雑に重なっています。

ここは風で浮いたり、水が想定外の方向へ回り込んだりします。

テープを貼っても水の流れ自体が変わらないため、止まらないことが多い箇所です。

屋根ではなく壁・天窓・結露が原因

雨漏りだと思っていた水が、外壁の取り合い部、天窓のまわり、あるいは屋根裏の結露だったケースもあります。

強い雨のときだけでなく、風向きによって出る/出ないが変わるなら壁側、雨と無関係に湿るなら結露を疑います。

この場合は屋根にテープを貼っても症状は変わりません。

防水テープが効くかどうかは下地の状態で決まる

防水テープは粘着で密着させて水をせき止める部材です。

したがって、貼る面が乾いていて、油分・砂・錆・古いシーリングが落ちていることが前提になります。

この下処理を省くと、貼った直後は付いても数か月でめくれます。

面に凹凸が残る補修では、厚みがあって追従性の高いブチル系が扱いやすくなります。貼り方の手順はブチル防水テープを屋根や外壁で使うときの貼り方で整理しています。

屋根は直射日光を受け続けるため、紫外線で劣化しにくい表面材かどうかも重要です。

表面にアルミ箔がある製品は日射の影響を受けにくく、アルミ防水テープの使いどころで特性を確認できます。

屋外での耐候性の考え方全般は屋外用防水テープの選び方にまとめました。

貼るときは水が流れる下側から上側へ向かって重ね、上のテープが下のテープにかぶるようにします。逆にすると継ぎ目が水を受ける形になります。

貼り終わりは端部を指や当て木で強く圧着し、めくれの起点を作らないようにしてください。低温時は粘着が立ち上がりにくいため、気温が低い日の作業は避けます。

トタン屋根の補修でやってはいけないこと

濡れた面や結露した面にそのまま貼るのは、失敗の最大要因です。見た目が乾いていても、朝方や雨上がり直後は表面に水膜が残ります。

養生テープ・布テープ・ガムテープでの代用も避けてください。

これらは水をはじく表面加工があっても、継続的な浸水を止める設計ではありません。

撥水は水をはじくだけで、浸水そのものは防げません。

止水を狙うなら防水を目的に作られたテープを使います。

重ね目や軒先の隙間を、端から端まで全部塞いでしまうのも危険です。

トタン屋根には入った水を排出する経路があり、出口まで密閉すると内部に水が滞留して下地の木部を傷めます。

塞ぐのは特定できた入口だけにとどめます。

また、雨の中や強風時に屋根へ上がる、脚立を不安定な足元に置く、傾斜面を歩いて板を踏み抜くといった行為は事故に直結します。

トタンは踏む位置によって簡単に変形します。

届かない箇所は手を出さない判断が正解です。

応急処置としてどこまでが妥当かは防水テープでの補修が有効な範囲も参考にしてください。

防水テープで補修したあと、雨漏りを再発させない条件

テープは恒久部材ではありません。

屋外では紫外線・熱・伸縮の繰り返しで、必ず端部から劣化が進みます。

貼った日付と場所を記録し、季節の変わり目に端部がめくれていないか目視する習慣をつけてください。

再発しやすいのは、幅が足りず入口ぎりぎりを覆っただけの補修です。水の入口から十分に外側まで覆い、テープの縁が水の流れの真正面に来ないようにします。

複数枚を継ぐときは、継ぎ目を水下側に持ってこないことが条件です。

取り合いの隙間を埋める用途では幅の選び方が結果を左右するため、隙間用防水テープの幅の考え方も判断材料になります。

板金を固定し直す下地づくりとして粘着で留める場面では、屋外で剥がれにくい両面防水テープの選定基準が役立ちます。

そして、釘の浮きが原因だった場合は、同じことが他の釘でも起きています。1か所直して終わりにせず、同じ列の釘を通して点検してください。

応急処置で済む場合と、専門業者へ相談すべき場合

テープでの補修が現実的なのは、入口が特定できていて、面積が小さく、周囲の鋼板に強度が残っている場合です。次のいずれかに当てはまるなら、応急処置で粘らず相談に切り替えたほうが被害が小さく収まります。

  • 雨漏り位置が特定できない、複数箇所から出ている
  • 屋根面の広範囲が錆びており、押すとたわむ・崩れる
  • 天井のシミが雨のたびに広がっている、または天井材が垂れている
  • 棟や谷、天窓まわりなど、水が集中する部位からの浸水
  • 目視・手が届かない位置で、屋根上を歩かないと作業できない

特に天井裏の木部が濡れ続けている場合、表面を塞いでも内部の乾燥には時間がかかります。室内側の被害が進んでいるなら、テープの前に原因位置の特定が先です。

なお、建物や屋根材の保証が残っている場合、自分で手を加えると扱いが変わることがあります。保証や補償の可否は施工店・購入店やメーカーの規定を確認してください。

よくある質問

雨が降っている最中に防水テープを貼れますか

推奨できません。

濡れた面では粘着剤が母材に密着せず、貼れたように見えてもすぐ剥がれます。

加えて濡れたトタンは非常に滑りやすく、作業自体が危険です。

降雨中は室内側で水を受ける養生に徹し、貼るのは晴天が続いて面が乾いてからにします。

防水テープの上から塗装しても大丈夫ですか

製品によって異なります。表面材の種類によって塗料が乗らない、または粘着層に影響が出ることがあるため、使う製品の表示や説明に塗装可否の記載があるか確認してください。

記載がないものに独自判断で塗り重ねるのは避けます。目立たせずに補修したい場合は、透明タイプの防水テープの選択肢を検討する方法もあります。

屋根裏の室内側から貼れば雨漏りは止まりますか

止まりません。

水の入口は屋外側にあるため、室内側を塞いでも水は屋根裏に入り続けます。

室内側でできるのは、落ちてくる水の経路を作って被害範囲を限定することまでです。

止水は入口側で行う必要があります。

まとめ

トタン屋根の雨漏りに防水テープが効くのは、釘穴・重ね目の切れ・小さなピンホールのように、入口が特定できて面積が小さく、鋼板に強度が残っているケースです。

貼る前に乾燥・清掃・錆と旧シールの除去を行い、水下から水上へ重ね、端部をしっかり圧着する。この手順を守れるかどうかで結果が分かれます。

一方、広範囲の錆、下地の傷み、棟や谷からの浸水、入口が特定できない状態では、テープを貼っても止まらないか、水の逃げ道を塞いで悪化させます。

屋根の上は落下の危険がある場所です。

手が届く範囲で原因を切り分け、そこを越える症状は専門業者へ引き渡す。

この線引きが、結果として補修コストと被害を最も小さくします。

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